蒲郡市では市内小中学校を対象にした三河木綿教室を開催しています。
今日は蒲郡市東部小学校で三河木綿の綿の種植えをしました。
東部小学校の5年生の教室は昨年に続き2回目で子供達は変わっていましたが
今日の綿植えから半年の期間に始まる授業に目を輝かせていました。
綿の生命を一粒一粒土に植える。
そして数日後に生命の芽が双葉となってこの世に現れる、
やがて、ナメクジや害虫にも負けずに成長して一本の綿の木となる。
害虫や病気になっても農薬殺虫剤は使わない、
綿が自分の力で成長して花を咲かせ実を付け大きな綿を開かせることを願いながら
水やりや肥料をやり、綿の力を信じて世話をする毎日が始まるのだ。
この間、子供達に与えられた試練もやって来る。
4っつの綿が芽生えて成長し綿が実る間に一本の綿に
選別しなければならない現実がまっている。
そしてその綿を糸に紡ぎ 織機で織り上げる日まで生徒と先生と私と
綿との戦いがはじまるのだ。
織物産業は畑の土から頂いた生命から始まり、その生命で身を守り、
身を飾る事ができる事を子供達と共に私も学ぼうと思う。