TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

お母さんと一緒に織りました

2024年01月31日 | 観光 蒲郡 竹島

「今日は暖かいから外でやりましょうか」

「まあー外でも出来るんですね、良いですね」

ということで今日の体験はアウトドアということになった。

”冬の真っ最中だというのに外で織るとは”

そうお思いの方もおられましょうが、

「ここ竹島は風がなければ暖かい南国の島なのです」

海に橋が掛かり森の深い島があり、その島は常緑樹林帯の森であり

本州とは違う植生の島が竹島である

風も弱く絶好の手織日よりとなったので

「今日は外でやりましょう!」

と云うことになった。

冬の太陽はありがたい、

時おり吹く風も爽やかに感じるほど太陽が暖めてくれて

お母さんと一緒だが、お互いに織物に集中して無言の時が過ぎる

お母さんはピンク系の色を選んで、お嬢様はブルー系の色を選んでいる

緯糸を通しては筬を打つ、綜絖を交換して筬を打つ、

一段一段と織進む、

気の長い作業が続く、

無口の時が過ぎる

沢山の人が織っているが人はそれぞれ想いを描きながら織っているのだろう

織り込む糸も紺色に変わって、最後の房を作るとコースターが出来上がり

「できたー!」

「綺麗に織れてる!」

「かわいい」

お母さんと作品を見せ合ってお互いの健闘を讃えあって記念撮影

”おめでとうございます”

今日は南国の竹島で三河木綿の手織体験でした

 

 


ワッフル織りを織りたくて

2024年01月31日 | Itoさんの作品
「ワッフル織りを織ってみたいです」
「まだ織ってないからやりましょう」
早速糸選びに入りました。
 
「私が作った糸があるから使ってみるか?」
「ハイ!」
 
 
織機の準備から、整経 筬通し 綜絖通し を終えて
織り始めましたが3日で織り上げました。
 
「先生、出来ました」
「おー!、出来たね おめでとう」
 
 
「良いじゃないか」
綿の糸でワッフルの魅力たっぷりの蜂巣が織れています
教室の生徒さんの祝福を受けて
 
「上手く出来て嬉しい!」
 
組織の特性と密度と糸番手を合わせることは大切ですね、
 
 
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ワッフルを織りたくて

2024年01月24日 | Itoさんの作品

「この糸でワッフル織りをやります」

持ち出したのは私が作った特注綿の80番手6本合糸だ

この糸ならワッフルの魅力は十分出せるだろう

先週に整経も終えて筬通しも経て綜絖通しも終えて今日から織り始めである

各工程を終えていよいよ機織りが始まるのです

ワクワクするような想いが込み上げる時である

”上手に出るかしら”

想い描いた様な織物が目の前で織り出されて来るか

緊張と不安が頭をよぎるのだ

おー!良く出た!

この一瞬が織り手の喜びの時である

ワクワクするように一本を織り込む

「出たわ!」

勝負師のような一瞬の興奮が湧き上がるのだ

織物を企画する時の夢

糸を選ぶ時の夢

織機に糸を乗せる作業に不安と夢が交差して

織り始める時は不安に覆われるが

織り始めたら夢の中

作者は正に夢の中だった。

 

 


綿から糸へ、誰が発見したのだろう

2024年01月24日 | 私の棉と織物
今日も糸を紡ぐ人がいる
綿から糸を作る作業をしている


綺麗に整えられた綿は美しい
純白に光る綿の繊維がかいてんして引き込まれて形が変わる
車が回転すると強い糸に変わる

誰が考えたのだろう、
最初は綿を指で捩った人がいて
それを引っ張り出したら糸状の綿が出て来た
それを捩れば強い糸に変わる

それから何万年とこの原理は変わらないのだ
そして人間は命を守り、人口も増えた
衣を纏う動物は人間だけなのだ
色々な綿と毛から糸を紡ぎ、色を染め

色を纏い、紋様を纏い、美を競う
人類永遠の原則の中に私たちは生きるのだ














春の日のように暖かい竹島に包まれて

2024年01月18日 | Katoさんの作品
「手織体験は出来ますか」
一人旅の女性が手織体験の申し込みである

「外でやりましょうか」
「外ですか、良いですね今日は暖かい」



タープもテントも無く全くの青空の下で手織体験が始まった
「大丈夫ですか、寒く無いですか」
「凄く暖かいです」
スタッフの指導に従って手織が始まりました。


冬でありながら春のような日差しの中で手織体験が進んでゆく
「こんなところで織物が出来るなんて素敵」

芝生の向こうは海と竹島と白い橋を眺めながら
古い昔の三河木綿に思いを馳せながら織物を織る私


お城のようなホテルと青い空の下で女性が一人で機を織る
暖かい日差しはもう春のようだ

一本一本想いを込めて糸を通して織る私
時間も忘れ 自分も忘れたかのように機を織る


最後の色変えも終わるとコースターも出来上がり
今日はこの天気の中で彼女の声芝生に響いた
「出来ました!」

”おめでとうございます”




旅の途中で三河木綿を知りました

2024年01月18日 | 蒲郡 竹島観光 
「手織体験をしたいんですが出来ますか」
手織体験の申し込みがありました。
今日は冬の日とは思えない程の暖かさなので
「芝生に出て屋外でやりましょう」
と言うことで織機を芝生上に運び出して手織体験が始まりました。


「わー!、気持ちいですね」
竹島を目の前にして、春の太陽を浴びながらの手織が始まりました。

スタッフから織物の原理と織機の操作を学びながら
手織体験が進んでいきます。



「何方からお出で下さいましたか」
と、尋ねると
「台湾から来ました」
と答えて下さいました。
台湾からだと日本の冬は寒くないかと心配になるが
「こんな素敵なところで織物が出来て嬉しい」


暖かい陽を受ける中で順調に手織が進んですてきなコースターが織れて来ました。
観光客も手織の様子を眺めながら竹島へ向かって行きます。

「出来ました!」
最後の房作りも終えてコースターが完成しました。



”おめでとうございます”
台湾の皆さん、彼女は元気にやっていますよ!

「三河木綿の手織体験は楽しかったですか?」
と、尋ねると
「楽しかったです」
と笑顔で答えて下さいました。
晴れた空と海の色のコースターを見せながら記念撮影です。


ご夫婦で手織体験のフルコースでした 

2024年01月10日 | 観光 蒲郡 竹島
先日、手織体験のフルコースの予約をいただいたご夫婦のご来店です。
早速、三河古来の地綿の綿を取り出して綿の話から始まった
 
「これが三河木綿の綿ですがこれにはまだ種がついています」
「これを植えれば綿が出来ますか」
「はい、春になって種を蒔けば綿の芽が出ます」
 
「今日はこの種取りからはじまります」
種取りは種を手で毟ると綿が出来るが、それでは時間がかかってしまうのでこの道具を使います。
 
 
 
登場したのが綿繰り器である
木製の道具であるがもう十数年は使っているが故障は無い、
ハンドルを回せば木製のローラーが回りその間を通る綿から種が剥がれて
こちら側に、綿は向こう側に落ちると言うぐあいである。
 
「指で毟ったら時間もかかり指が痛い」
 
 
「不思議ですね」
「誰が考えたのか良い道具ですね」
 
取れた綿を糸にする糸車の登場で緊張が走る
見たことはあるが使い方など想像もつかないこれも道具である
 
 
「ゆっくり綿を引いて、そーっと綿を引く」
「自分勝手に回せば出来るものではない、ゆっくりやさしく」
「あー!、切れてしまった」
 
 
「自分勝手は通らない、綿に合わせて」
少しづつ糸が紡がれて、窓から差す竹島の日差しは温かく熱い糸紡ぎとなった。
 
「出来た、糸が出来ました」
「おー!凄い、綿が糸になりました」
「こんなに細く出来ました、嬉しいです」
 
 
そして手織織機の登場だ
お二人ともお好きな色糸を選んで織機に座り、
旦那さんはピンクで奥様が青緑色を選んだ。
 
「カップルで機織りをして、男性はピンク色で女性はブルーを選んで出来上がったら
 芝生の上でコースターを交換したカップルがいましたよ」
 
 
などなど、話すうちにコースターが出来上がり
織り上がったコースターを掲げて記念撮影だ。
 
コースターの房作りも、この後自分で三つ編みやマクラメ編みをして
壁に飾って楽しむそうである、
 
二人並んでコースターを掲げて記念撮影である
おめでとうございます♪
 
 
 
 

2024 新年初のブログ投稿です

2024年01月10日 | 観光 蒲郡 竹島
新年明けて正月のニュースは能登半島地震にびっくりでした。
お亡くなりになった人々のご冥福をお祈りいたしますとともに
避難所でお過ごしの皆様、大変な寒さの中での暮らしにお見舞い申し上げます。
 
竹島クラフトセンターへ通う生徒さんのお子様が能登へ里帰りしていて
この地震に遭ってしまったそうです。
電話で会話中に地震が来てしまったそうで、被害の写真を胸が痛む想いで
見せていただきました。
 
幸いご家族は金沢へ帰り着いたそうで良かったです。
 
 
 
年頭のブログですが喜びも半分です。
私も何事もなく無事に一年を過ごしたいと思っていますので
よろしくお願い申し上げます
 
竹島クラフトセンター
 鈴木 敏泰 昭子