笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

四十肩と股関節痛の違い!

2017-05-08 20:24:11 | 日記
「変形性股関節症」は40~50代から初期の痛みの自覚症状が出る方が多いです。

時を同じくして「四十肩」「五十肩」を患う方も増えてくる時期です。

あるいは、指が変形する病気の「へバーデン結節」も同様に、このくらいの年齢で発症しやすい病気です。

へバーデン結節は言い換えれば変形性「指」関節症とも言えます。


上に出てきた4つの整形外科の病気ですが、明らかな経過の違いがあります。

四十肩・五十肩・へバーデン結節は、ほっておいても約1年で治る方がほとんどです。

しかし変形性股関節症は1年で完治まで到達する方は、残念ながらほとんどいません。


何が違うと思いますか?


答えは、四十肩・五十肩・へバーデン結節は腕や手の病気です。

対して変形性股関節症は足の病気です。

この差が経過の違いに大きく影響します。


手の病気は安静を取り易いです

痛みがあるため、使わないようにしようと思えば、それなりに安静が保てます。

利き手と逆の手なら、尚更でしょう。


しかし足は、そうはいかないのです。

日常生活を送るうえで、立ったり座ったり、歩いたり、家事をしたり。

足を安静にするためには極端な話、寝たきりにならないといけないのです。

それは、いくら何でも出来ませんよね。


このような事から、足に痛みを抱えながら、しかし痛い部位を使わずには生活は難しい状況。

これが、股関節痛を長引かせてしまう原因の1つでもあります。


その為、当院にお越し頂いている方とは、どうしても長い付き合いになってしまう傾向にあります。

勿論、1回の施術で、かなり良くなってしまう方もいらっしゃるのですが、

腕や手の病気のように約1年で症状がなくなってしまうような方は、多いとは言えません。


でも、諦めないで下さい

年単位の長期戦にはなってしまうかもしれませんが、

人間には何歳になっても自己治癒力があります。

それがある限り、手術をしなくても、必ず良くなる日は来ます


私たちは、その日が1日でも早く訪れるよう、可能な限りのお手伝いをさせて頂きます。


人工股関節の手術は素晴らしい治療方法です。

しかし、手術を第一選択肢とするのではなく、その前に出来る治療法は試して見る事をお勧めします

一緒に股関節症に立ち向かっていきましょう













股関節の不安を一緒に取り除きましょう