10月からの予約時間帯が9月までの予約表から変更となりました。
皆様から午前中の予約希望が多かったことからら、
10時~
11時30分~
の二枠を設けました。
13時以降は、今まで通りの時間です。
ご予約をお待ちしております。
宜しくお願いします。
前回の続きです・・・。
手足で感じた痛みの情報は脊髄にいき、脳へ伝達されます。
皮膚や筋肉、関節および内臓など様々な組織からの複数の神経が1つの脊髄に集まり脳へ伝達される結果、脳では本来の痛みの発生源ではない別の組織からの痛みの情報と間違える事があります。
これは、内臓疾患によって皮膚や筋肉に痛みを感じるような関連痛の原理と言われています。
また内臓に限らず、皮膚の上から圧迫刺激を加えた際に、圧迫部位から離れた別の部位に関連痛が出現することもあります。
このような圧迫部位は「トリガーポイント」と呼ばれ筋筋膜性疼痛症候群の治療のポイントとして古くから言われています。
「トリガーポイント」の部分は筋肉が局所的に収縮していることが確認されており、筋肉の持続的な収縮は、ますます筋肉が緩みにくい状態となります。
このような状態では炎症性物質の濃度が上昇して痛み刺激となり、筋肉の痛みの発生の元となります。
これは筋肉の活動性にも影響を与えるため、筋肉の収縮が持続し痛みが発生する悪循環が生じます。
更に、これらの筋肉の状態は筋肉の膜を通じて他の筋肉にも影響を与え、その結果、痛みが広範囲に広がる可能性があります。
このような状態では痛みの部位が本来の痛みが発生した原因の部分かどうかが不明であり、原因特定に時間がかかります。
深いところの痛みを表現する場合に「このあたりが痛い」と手のひら全体である程度の領域を示すことは、よくある事です。
手のひらをあてると言う事は、体の広い部分を触ります。指1本で「ここが痛い」と言っているのと違い、情報がぼやけてしまいます。
この痛みの部分の不明瞭さは、痛みの情報を伝達する神経が、脊髄で他の神経などと集まった際に、痛みと感覚症状にズレが生じてしまう可能性があるからです。
関節の炎症や、筋肉の炎症などが起きていると、痛みを感じる神経の反応が増えるだけでなく、脊髄が刺激の情報を受け取る領域が拡大します。
そうすると、弱い刺激や少しの関節運動など、炎症前には反応を示さなかった刺激にも反応するなどの変化が認められます。
症状の制御が可能な炎症による痛みは、このような状態から正常な状態に戻るが、持続性の炎症や神経損傷などにおいては、痛みそのものによる反応をきっかけとして神経が変化してしまうため「慢性痛」になると考えられています。
また、ギブス固定をしていると固定されている部分は一時的に刺激が入らなくなり、関節が動かない不活動状態になります。
このような状態でも、正常に比べて関節からの神経が興奮した状態になり、炎症時と同様の状況におちいることが分かっています。
特に、ギブス固定のように不動化は、不活動の程度が強いほど痛み発生までの期間が短いことが分かっており、日々の痛みを持った方への活動性を考えるうえで無視できない重要な情報になります。
痛みが神経を通って脳に到達するまでの経路で、感情を担当する神経や、自律神経などと複雑に交差する関係で、それぞれの神経が影響を受けあいます。
痛みを訴える方が不安が強い傾向や、うつの傾向になってしまう事や、心拍数や血圧上昇などの自律神経への影響や筋肉が硬くなるなど様々な部分に影響が及びます。
痛みは単に「痛い」として感じるだけではなく、その一方で、自律神経・筋肉・精神・心理などと影響し合っています。
特に「慢性痛」においては、痛みの感覚以外の精神・心理的な影響が大きくなり易い傾向にあります。
最近、研究されている「痛み」と「脳」の関係では、痛い場所が複数ある方や、慢性の腰痛をもった方のMRI等によるレントゲン研究から、痛みを感じる脳の部分が痛みを認識しないように萎縮することが判明しました。
一方で、人が痛みを加えられている映像を見ているときのMRI画像では、自分自身に痛みは加わっていないのにも関わらず、痛みを加えられた時と同じような脳の活動が認められました。
これは「痛みは身体の損傷に伴う感覚だけでなく、「痛い」という言葉を使って述べられる不快な感覚や感情にも影響される」といえます。
このように痛みは感情であると言うことが研究の結果、言われるようになってきました。
先日のクッキーの誕生日に与えられた犬用のケーキです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0239.gif)
この後、ガブリついたのは言うまでもありません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0100.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3d/d8523cd46ba6d72e14599df3f7a009b9.jpg)
股関節の不安を一緒に取り除きましょう
皆様から午前中の予約希望が多かったことからら、
10時~
11時30分~
の二枠を設けました。
13時以降は、今まで通りの時間です。
ご予約をお待ちしております。
宜しくお願いします。
前回の続きです・・・。
手足で感じた痛みの情報は脊髄にいき、脳へ伝達されます。
皮膚や筋肉、関節および内臓など様々な組織からの複数の神経が1つの脊髄に集まり脳へ伝達される結果、脳では本来の痛みの発生源ではない別の組織からの痛みの情報と間違える事があります。
これは、内臓疾患によって皮膚や筋肉に痛みを感じるような関連痛の原理と言われています。
また内臓に限らず、皮膚の上から圧迫刺激を加えた際に、圧迫部位から離れた別の部位に関連痛が出現することもあります。
このような圧迫部位は「トリガーポイント」と呼ばれ筋筋膜性疼痛症候群の治療のポイントとして古くから言われています。
「トリガーポイント」の部分は筋肉が局所的に収縮していることが確認されており、筋肉の持続的な収縮は、ますます筋肉が緩みにくい状態となります。
このような状態では炎症性物質の濃度が上昇して痛み刺激となり、筋肉の痛みの発生の元となります。
これは筋肉の活動性にも影響を与えるため、筋肉の収縮が持続し痛みが発生する悪循環が生じます。
更に、これらの筋肉の状態は筋肉の膜を通じて他の筋肉にも影響を与え、その結果、痛みが広範囲に広がる可能性があります。
このような状態では痛みの部位が本来の痛みが発生した原因の部分かどうかが不明であり、原因特定に時間がかかります。
深いところの痛みを表現する場合に「このあたりが痛い」と手のひら全体である程度の領域を示すことは、よくある事です。
手のひらをあてると言う事は、体の広い部分を触ります。指1本で「ここが痛い」と言っているのと違い、情報がぼやけてしまいます。
この痛みの部分の不明瞭さは、痛みの情報を伝達する神経が、脊髄で他の神経などと集まった際に、痛みと感覚症状にズレが生じてしまう可能性があるからです。
関節の炎症や、筋肉の炎症などが起きていると、痛みを感じる神経の反応が増えるだけでなく、脊髄が刺激の情報を受け取る領域が拡大します。
そうすると、弱い刺激や少しの関節運動など、炎症前には反応を示さなかった刺激にも反応するなどの変化が認められます。
症状の制御が可能な炎症による痛みは、このような状態から正常な状態に戻るが、持続性の炎症や神経損傷などにおいては、痛みそのものによる反応をきっかけとして神経が変化してしまうため「慢性痛」になると考えられています。
また、ギブス固定をしていると固定されている部分は一時的に刺激が入らなくなり、関節が動かない不活動状態になります。
このような状態でも、正常に比べて関節からの神経が興奮した状態になり、炎症時と同様の状況におちいることが分かっています。
特に、ギブス固定のように不動化は、不活動の程度が強いほど痛み発生までの期間が短いことが分かっており、日々の痛みを持った方への活動性を考えるうえで無視できない重要な情報になります。
痛みが神経を通って脳に到達するまでの経路で、感情を担当する神経や、自律神経などと複雑に交差する関係で、それぞれの神経が影響を受けあいます。
痛みを訴える方が不安が強い傾向や、うつの傾向になってしまう事や、心拍数や血圧上昇などの自律神経への影響や筋肉が硬くなるなど様々な部分に影響が及びます。
痛みは単に「痛い」として感じるだけではなく、その一方で、自律神経・筋肉・精神・心理などと影響し合っています。
特に「慢性痛」においては、痛みの感覚以外の精神・心理的な影響が大きくなり易い傾向にあります。
最近、研究されている「痛み」と「脳」の関係では、痛い場所が複数ある方や、慢性の腰痛をもった方のMRI等によるレントゲン研究から、痛みを感じる脳の部分が痛みを認識しないように萎縮することが判明しました。
一方で、人が痛みを加えられている映像を見ているときのMRI画像では、自分自身に痛みは加わっていないのにも関わらず、痛みを加えられた時と同じような脳の活動が認められました。
これは「痛みは身体の損傷に伴う感覚だけでなく、「痛い」という言葉を使って述べられる不快な感覚や感情にも影響される」といえます。
このように痛みは感情であると言うことが研究の結果、言われるようになってきました。
先日のクッキーの誕生日に与えられた犬用のケーキです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0239.gif)
この後、ガブリついたのは言うまでもありません
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股関節の不安を一緒に取り除きましょう
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