笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

症例報告。

2015-11-23 09:50:32 | 日記
松本総院長の著書、

第二段「股関節はもっともっと長持ちする」



の一番の主題となっている話は「股関節の炎症の山」についてです。

痛みがある時は、股関節に炎症があって痛みが右肩上がりに強くなりますが、

それは一時的なものであって、必ず炎症は治まり、痛みも楽になってきます。

よって、変形性股関節症は、決して進行性のものではありませんよ

といった内容が、炎症の山によって説明されています。



私が現在、銀座で担当させて頂いている方(昭和34年生まれ)を、1人紹介したいと思います。


仮にAさんとしておきましょう。

Aさんは、2014年8月に初めて当院にお越しいただきました。

初めて股関節の痛みを自覚したのは2006~2007年だったそうです。

この時、病院では既にレントゲン上かなり悪い状態だと言われたそうです。

その後2013年にもレントゲンを撮ったところ

「軟骨がないが、人工関節にするには年齢的にまだ早いから、もう少しこのまま頑張りましょう」

と言われました。


初めて当院に来られた時の、訴えは、

長い距離が歩けない。

あおむけに寝れない。

靴下が履けない。

その他、動作の制限がある。


と、おっしゃられていました。


足の長さの左右差も痛い方の足が1.5cm短く、

太ももの太さは、痛い方の足が3cm細くなっていました。

股関節の動きも、左右差を比べると、どの方向に動かしても痛い足の方が狭くなっています。


月に2回のペースで、お仕事が終わった後にお越し頂いて施術をしてきましたが、

なかなか効果が現れませんでした。


現れないどころか、初めてお越し頂いた時から比べると、痛みは徐々に強くなっていきました。

Aさんは、勿論、不安で仕方ありませんでしたし、やはり手術しかないのかな?

と、発言される機会も増えていきました。


初めての8月時点での痛みが「10」だとしたら、

痛みが「11」に増えてしまったのです。


私も必死でしたが、この時のAさんの状態は、股関節に炎症があると考えて、施術にあたっていました。

この時期の私達の施術目的は、痛みを取ることは勿論ですが、第一は炎症を一刻も早く治めることです。


1年が経ち、今年の9月に状況が好転しました。

Aさんから

「ちょっといいんです」

と言う言葉が聞かれました。

「前までは痛くて出来なかった動きが、少し出来るようになったんです」

私は、凄く嬉しかったです。

「痛みがに減りました」

とのこと。

1年はかかりましたが、Aさんが痛みと必死に戦ってきた結果、炎症のピークを越えた事を確信しました。

後は、大丈夫です。

ここからは、筋肉の暴走が起こらないよう、しっかりとなだめ、炎症の山をゆっくりではありますが、下山していくだけです。

もう9月より前の状態に戻ることはありません。

痛みが「0」になるまで、しっかりと施術させて頂こうと思います。



Aさんのような経過を辿るのは、特別な人に限った事ではありません。

炎症のピークを超えるまでにかかる年月は、人それぞれですが、誰でも必ず乗り越える日はきます。

その時に向けて、我々、松本深圧院グループのスタッフは全力で施術にあたり、皆様と寄り添っていく覚悟です。


痛みと付き合う事は、大変な事ですが、共に頑張りましょう





夢の真上からのショット!細いな~








股関節の不安を一緒に取り除きましょう





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