10月から私の予約時刻が変更になります。
スタートは10:00~
その後、11:30から~
13:00~
15:00~
17:00~
19:00~
と、1つ枠を増やして一人でも多くの方を施術できればと思っております。
例えば骨盤が前傾した状態で人工関節の手術をしたとします。
骨盤の前傾は治るでしょうか?
正直、難しいのが答えです。多少は改善する可能性はありますが、変化の程度はわずかな事が多いです。
術後も術前の姿勢が癖として、そのまま影響しやすいので、普段から、骨盤が前傾しないように注意をしておかないといけません。
手術により骨が原因の制限は取り除かれますが、筋肉の長さに伴う姿勢の異常は残存します。
手術で治すのは骨であり、筋肉には、ほとんど触れません。
今回は姿勢について注目をしてみようと思います。
まずは背骨です。
背骨を左右に曲げてみると、曲がりやすい方と、そうでない方が人間だれしもあります。
股関節の状態が悪い方は、悪い方へ背骨を倒した方が、よく曲がることが多いです。
なぜ、悪い方に身体を倒した方が楽なのでしょうか?
悪い方の足は良い方に比べて、股関節を広げる動きに制限が出ます(股関節外転制限)。
その制限を補うために上半身を悪い方に傾ける習慣がつきます。
この動作を繰り返す日常生活を送った結果、上記のような特徴が現れます。
次に骨盤です。
腰に身体の前から手を当てた時に、両側に骨の出っ張り(上前腸骨棘)を触れる事ができます。
下の絵の1番が上前腸骨棘
正常では、両側の出っ張りは地面に対して水平になっています。
しかし股関節の痛い方の足の出っ張り(上前腸骨棘)、つまり骨盤が上(頭の方)にあがっていることが多いです。
骨盤が上にあがっていると、足を広げる筋肉が常に伸ばされた状態に置かれる為、筋力が発揮されにくく低下します。
では、なぜ骨盤が上にあがってしまうのでしょうか?
考えられるのは、骨盤があがっている方の足の、太ももの内側の筋肉(内転筋)が短くなっている事があります。
内側の筋肉が短いと、足を広げようとしても、内側の筋肉が伸びず、広がりません。
そこで、足を広げる代わりの動作として、骨盤を上に引き上げているのです。
逆に、外側の筋肉(外転筋)が短くなっていると、足が内側に閉じないため、その代わりに骨盤が下がります。
更に、別の骨盤が上がる理由も考えられます。
悪い方の足は、痛みにより、歩く時に体重をかける事が出来ないため、良い方の足よりも筋力が落ちやすい傾向にあります。
良い方の足の外側の筋肉が強いので、頻繁に使用していたとします。
良く使う筋肉は、筋肉が収縮している時間が長いため、常に収縮した状態に近い筋肉の長さになってきます。
そうすると骨盤が下がり、股関節が外転した状態になり易くなります。
この状態の足に対して、普通に真っ直ぐ立った姿勢を取るためには、反対の悪い足は内側に閉じた姿勢をとります。
この姿勢だと、良い方の足の骨盤は下がります。
トレンデレンブルグ歩行という歩き方が、このブログを書いていても良く出てきます。
真ん中の絵
この歩き方をする方の筋力の特徴として、悪い方の股関節を閉じる筋力(内転筋)に比べて広げる筋肉(外転筋)が明らかに低下していることがあげられます。
悪い足の方の骨盤が上がっている人は、股関節を広げる筋肉が弱いですから、トレンデレンブルグ歩行になる方が多いと言う事です。
人間の重心位置は骨盤の中にあります。
身体の中心である骨盤が土台の役目を果たすことで、手・足が動きやすくなります。
骨盤は前後・左右のどちらからみても、中間に位置していること(左右差がない姿勢)が、最も筋力発揮に有利な姿勢だと言えます。
股関節を広げる筋肉をつけることは、大切です。
しかし、骨盤が上に上がっている状態のまま筋力トレーニングをしても、十分にトレーニング効果は得られません。
まず第一に、骨盤の位置を修正し、正しい位置にもって来る事が大事になります。
骨盤の位置が修正できた時が、筋肉トレーニング開始のサインです
今にも寝てしまいそうなクッキー
股関節の不安を一緒に取り除きましょう
スタートは10:00~
その後、11:30から~
13:00~
15:00~
17:00~
19:00~
と、1つ枠を増やして一人でも多くの方を施術できればと思っております。
例えば骨盤が前傾した状態で人工関節の手術をしたとします。
骨盤の前傾は治るでしょうか?
正直、難しいのが答えです。多少は改善する可能性はありますが、変化の程度はわずかな事が多いです。
術後も術前の姿勢が癖として、そのまま影響しやすいので、普段から、骨盤が前傾しないように注意をしておかないといけません。
手術により骨が原因の制限は取り除かれますが、筋肉の長さに伴う姿勢の異常は残存します。
手術で治すのは骨であり、筋肉には、ほとんど触れません。
今回は姿勢について注目をしてみようと思います。
まずは背骨です。
背骨を左右に曲げてみると、曲がりやすい方と、そうでない方が人間だれしもあります。
股関節の状態が悪い方は、悪い方へ背骨を倒した方が、よく曲がることが多いです。
なぜ、悪い方に身体を倒した方が楽なのでしょうか?
悪い方の足は良い方に比べて、股関節を広げる動きに制限が出ます(股関節外転制限)。
その制限を補うために上半身を悪い方に傾ける習慣がつきます。
この動作を繰り返す日常生活を送った結果、上記のような特徴が現れます。
次に骨盤です。
腰に身体の前から手を当てた時に、両側に骨の出っ張り(上前腸骨棘)を触れる事ができます。
下の絵の1番が上前腸骨棘
正常では、両側の出っ張りは地面に対して水平になっています。
しかし股関節の痛い方の足の出っ張り(上前腸骨棘)、つまり骨盤が上(頭の方)にあがっていることが多いです。
骨盤が上にあがっていると、足を広げる筋肉が常に伸ばされた状態に置かれる為、筋力が発揮されにくく低下します。
では、なぜ骨盤が上にあがってしまうのでしょうか?
考えられるのは、骨盤があがっている方の足の、太ももの内側の筋肉(内転筋)が短くなっている事があります。
内側の筋肉が短いと、足を広げようとしても、内側の筋肉が伸びず、広がりません。
そこで、足を広げる代わりの動作として、骨盤を上に引き上げているのです。
逆に、外側の筋肉(外転筋)が短くなっていると、足が内側に閉じないため、その代わりに骨盤が下がります。
更に、別の骨盤が上がる理由も考えられます。
悪い方の足は、痛みにより、歩く時に体重をかける事が出来ないため、良い方の足よりも筋力が落ちやすい傾向にあります。
良い方の足の外側の筋肉が強いので、頻繁に使用していたとします。
良く使う筋肉は、筋肉が収縮している時間が長いため、常に収縮した状態に近い筋肉の長さになってきます。
そうすると骨盤が下がり、股関節が外転した状態になり易くなります。
この状態の足に対して、普通に真っ直ぐ立った姿勢を取るためには、反対の悪い足は内側に閉じた姿勢をとります。
この姿勢だと、良い方の足の骨盤は下がります。
トレンデレンブルグ歩行という歩き方が、このブログを書いていても良く出てきます。
真ん中の絵
この歩き方をする方の筋力の特徴として、悪い方の股関節を閉じる筋力(内転筋)に比べて広げる筋肉(外転筋)が明らかに低下していることがあげられます。
悪い足の方の骨盤が上がっている人は、股関節を広げる筋肉が弱いですから、トレンデレンブルグ歩行になる方が多いと言う事です。
人間の重心位置は骨盤の中にあります。
身体の中心である骨盤が土台の役目を果たすことで、手・足が動きやすくなります。
骨盤は前後・左右のどちらからみても、中間に位置していること(左右差がない姿勢)が、最も筋力発揮に有利な姿勢だと言えます。
股関節を広げる筋肉をつけることは、大切です。
しかし、骨盤が上に上がっている状態のまま筋力トレーニングをしても、十分にトレーニング効果は得られません。
まず第一に、骨盤の位置を修正し、正しい位置にもって来る事が大事になります。
骨盤の位置が修正できた時が、筋肉トレーニング開始のサインです
今にも寝てしまいそうなクッキー
股関節の不安を一緒に取り除きましょう