イカスモン

日々の中で見つけたイカしたモノやコトの記録です。

R3で散歩1

2006-02-19 00:08:25 | デジカメ、カメラ
前にR3の試し撮りをさせてもらった知り合いから今度は一週間ほど借りたので今日はそれを持って散歩に出た。知り合いには代わりにGX8を貸してあげた。
いろんなところでインプレッション、サンプル上がっているから新鮮味はないけどあしからず。

コンデジとして7倍ズーム機とは思えないコンパクトさはあらためて驚きである。しかも28mmからのワイドズーム、伝家の宝刀1cmマクロ、そしてリコー機初の手ブレ補正付き、こんなにセールスポイントがあるカメラもめずらしい、はたして客に全部伝わるのだろうかと心配するぐらい何でもありである。
重さも携帯時、構えた感じもちょうど良くバランスもいい。ただGRDと比較するとグリップ部は狭く、せせこましい感じは拭えないけど、、まあ、コンデジとしては一般的ではある。
持ちやすく曲率を与えたシンプルなデザインもいい感じだが質感はもうちょっとコストかけてもいいのではと思う箇所もある。特にレンズ周りは競合機のメタルメタルした感じと比べるとプラ製のカバーはでかいレンズの割にはチープな感じがしてしまう。初期ロットにバリアの不具合が多発したこともあり、この辺が弱点に見えるのが惜しい。ぜひ次機種では改善して欲しい。

一番気になるのは操作感触、操作音、撮影時の画面品質など官能的な部分が今ひとつである。写りには関係ないがカメラとしての品位、使い心地、気持ち良さというものをもっと大事にしてもらいたかった。特にガサガサしたレンズ部の繰り出し時の音は悲しくなってしまう。ここも次機種では改善決定である。

撮影している時はいまいち気持ち良さがなかったのだがパソコンで見た画像は思っていたよりはるかに良かった。リコーらしい自然な画質は変わらない、そして手ブレ補正のおかげでR1,2などと比べても暗いところでの使い勝手が良い。画像もシャープである。
液晶を見ている限りこの画が撮れているとは思わない。かなり損している、、。

100枚ぐらい撮っただけの感想であるがGRDに優るとも劣らないすごいカメラだと思った。弱小カメラメーカーと呼ばれたリコーの意地の結晶である。惜しむらくは最後の詰めの官能的な部分のみであろう。
機能、性能さえ満たせばよいという考えは下品だ。どれだけユーザーを気持ちよくさせられるか、快感を与えられるか、これが技術格差の少ないデジタル機器の課題であり他社差別化できる本質的な性能になるだろう。最も造り手のインテリジェンスな部分が出るところである。
少なくとGR DIGITALにはそれがある。同じメーカーなのだからできるはずである。
次は官能的にイカスモン造ってイカして欲しい。マジ、買いますから。


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