無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏み込み温床(1)

2009-03-19 18:16:05 | 自然菜園の技術 応用
本日

昨日の続きで、踏み込み温床を本格的に作っています。

踏み込み温床とは、
落ち葉や米ぬか、切ったワラなど身近な有機物を
重ねて踏み込むことで、発酵させます。

その時生じた発酵熱をじわじわ約1カ月くらい保ちながら、
夏野菜の育苗(苗づくり)を行います。


夏野菜のうち、ピーマン、ナスなど発芽には、
最低15℃位~最高30℃くらいのエネルギーが必要です。

そこで、昔の人は、身近にある無料のもので
知恵を使って育苗しました。

今までは、家庭菜園でも実践できる「簡易踏み込み温床」
を使用していましたが、

鶏を飼いだし、お米も120%自給でき、ワラも余っていたので、
久々に思い出しながら、アレンジをしながら作っています。

踏み込み温床には、1m×5m×高さ60cmでさえ、
竹20本程度。
ワラ軽トラ1台分。
広葉樹の落ち葉、軽トラ1台分。
鶏の鶏舎内の発酵鶏糞、5袋。
油粕5㎏、米ヌカ30㎏、ボカシ10㎏。
生ゴミコンポスト、野菜くず、
オカラ20㎏。
去年山盛りに積んだ草や残さ軽トラ1台分相当。
水100ℓ以上
もの材料を揃えました。


これだけの資材を買わずに揃えるとなると、
去年のうちから、草や残さを準備し、
周りに多くの天然資材がある自然豊かな所でないと無理です。

改めて、材料があったからいいものの、
極めて豪華な資材が必要だと思いました。

はじめ、発酵するまでは、レタス・キャベツを育て、
発酵ピークには、トウガラシ、ししとう、ピーマン・ナス。
そして、トマト、キュウリ・南瓜の初期育苗し、
最後には、サツマイモ・生姜・ヤーコンを育苗しようと考えています。


せっかく作った踏み込み温床なので、
来年は、その発酵後の土をふんだんに使い、
育苗土を買うのを一切買わないで自給する方向で考えています。

現在、苗の安定と、販売を考えて
育苗土の半分は市販のものを使っている現状です。

少しずつ、自給できるものを増やし、安定させていきたいものです。
●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html

●お奨め講座●


3月13日(金)の地方紙『市民タイムス』に掲載された
私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。

日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図

参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで





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