無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏み込み温床(2)簡易踏み込み温床のご紹介

2009-03-20 08:08:18 | 日々の自然菜園
本日

今日は、春のお彼岸でお向いのおばあちゃん家でおはぎをいただきました。

いよいよ明日は、春分です。
今年は、暖かめなので、いつどのように種を蒔こうか考えています。

昨日で終わらなかった、踏み込み温床。
たかだか、60cm踏み込むだけなのに、
全然終わらない。

贅沢な有機資材をふんだんに使った、踏み込み温床。
水分を含ませながら、踏み込んでいき、
発酵熱で、夏野菜を育てる技術。

とにかく、大変な手間がかかります。

家庭菜園で夏野菜の苗を育てたい人は、
踏み込み温床は、お薦めできません。
材料と場所と、手間がかかり過ぎます。

そこで「簡易踏み込み温床」をご紹介します。

風が当たらない、一日中良く日が当たる場所を選んでください。
寒冷地の方は、ハウス内で行うと温度を保ちやすいです。

①まず、1×4mの広さに、深さ30cmほどの穴を掘ります。
②掘った穴に、生ゴミコンポストや、落ち葉を米ぬかと油粕を
サンドイッチにしながら20㎝ほど積み重ねます。
③②に水分を含ませながら、踏み込みます。
④最後に、10cmほど土を戻し、元の高さにします。
⑤そして、ここがポイントですが、
水平にならし、防草シートを1×5m敷きます。
⑥1×5mのビニールトンネルを作り完成です。
寒い地域のかたは、夕方ビニールの上から毛布などで防寒します。

簡易踏み込み温床の利点は、
地上部に枠組みを作らず手間が省略できます。

電熱線に比べれば
それと、それほど温度が上がらず、苗の生長は遅いですが、
徒長にさえ気をつければ、見事な健苗になります。

育苗が終わったら、一度土と有機物を天地返しし、
攪拌させ、たっぷり水を含ませて再発酵させれば、
秋口に、玉ねぎの育苗->冬越しホウレン草、
そして翌年は、その土は育苗土として使えます。

市民農園用に、苗を数本育苗する程度でしたら、
もっと簡単に育苗できます。(衣類ケース育苗)

①3.5寸ポットに育苗土を詰め、夏野菜の種を蒔きます。
②たっぷりと水をあげ、発芽させるまで3日間新聞で保水します。
③それから、衣類ケース(プラスチックの蓋つきのもの)に移し、
日中は、最高25℃前後。夜間は最低10℃(室内)で管理します。

育苗は、子育てと同じなので、
細心の注意と、最低限のお世話をします。

トマト、キュウリは育苗しやすいので、
4月になってからトライしてみると楽しいと思います。




●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html

●お奨め講座●


3月13日(金)の地方紙『市民タイムス』に掲載された
私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。

日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図

参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで

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