無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大阪講演会『自然菜園で自給自足Life』スモール・ファーマーズ・カレッジ

2017-02-05 22:58:01 | 出張菜園教室
本日、


2/4(土)は、大阪の摂津市に、スモール・ファーマーズ・カレッジさんの交流会イベント「Small Farmers Day」にゲストスピーカーとして行ってきました。




会場には、約150人のスモール・ファーマーズ・カレッジさんの卒業生たちが、講演会に集まっておりました。

第一部の一人目のゲストスピーカーは、兵田大和さんでした。

一人目ゲストは脱サラハンターの兵田大和氏で、京都北山で活躍するハンター兼ジビエプロデューサーで活躍される若手です。

氏は、サラリーマンから一転、ハンター(猟師)の世界へ。全国各地で発生している獣害を生態系や歴史的観点から捉え、人間との持続可能な共存体制を模索されています。

農業者が必ず直面する獣害も、視点を変えることで新たな解決策が見えてくる獣害の現状や歴史、動物別の効果的な対策、ジビエ(野生動物の肉)の流通や可能性についても語っていただきました。

私も3年前に、猟師の資格を得て、山での自然とのかかわりを模索し始めた1人なので、とても貴重な視点でのお話しででためになりました。


私の番が来て、今行っている活動を紹介しがてら、自己紹介をさせていただきました。

アウェーだと思っておりましたが、スモール・ファーマーズ・カレッジさんでは、拙著がお奨め図書になっているようなので、熱心な眼差しに最初緊張しましたが、とても温かい会場の雰囲気で、お話ししやすかったです。


講演テーマが「自然菜園で自給自足Life」ということで、私が実際に自給できている現状や、どのようないきさつで自給生活ができるようになったのか、コツは何かについてお話しさせていただきました。


自給自足の暮らしにとても大切なのは、自分らしく、生きながら、無理がなく、社会貢献できるスタンスの立ち方です。

自然に逆らっていきれませんし、自然体で無理なく大好きな分野で生きていないと、どうしても自分と家族に無理が出てしまいます。
また、1人で生きていけないように、社会と緩やかにつながりながら、自分の大好きで得意な領域で、自分も周囲も喜んでいただけるようになれると持続可能な自給自足生活には入れます。

一見すると自給自足は、自己満足になりかねず、ひきこもるイメージも多いかと思いますが、
猟師は山と里をつなぎ、農家は、里(田舎)と町(都会)で、食べものを育て届けることでつながっているからこそ、そこに交流や商売や人情が生まれるものです。

昔に戻るのではなく、今だからこそできる自給自足の暮らしが1人1人自由に展開できると思いますし、
その結果、自分らしく喜んでいただける社会貢献にもなりますので、自分のスタンスはとても大切なのです。

私の場合、大好きな家庭菜園×教えてことが大好きで得意×教え合うことが喜びなので、「好き」・「得意」・「喜び」の3つが重なり合う場所で自給自足しております。
だからこそ、続きますし、無理がないように思えます。


まだ若輩ものなので、偉そうなことは言えませんが、若輩者でもできたコツをお伝えすることで、参考にしていただければと思いました。

そのあとワールドカフェ形式で、6人一つの交流会を3回行いました。

ワールドカフェは、カフェにいるように気軽に想いのまま話が展開できるので、初めての方とも気軽に、講演会のテーマでもある「持続可能な生き方」についてはなしあうことができました。






1部の講演会終了後、まだ発売前の自費出版の最新の拙著『自然菜園ハンドブック』のサイン会を元生徒さんで、スモール・ファーマーズ・カレッジの1期生でもある松尾さん夫妻にお手伝いいただき130冊にも方にサインさせていただきました。

この本は、無農薬・無化学肥料で野菜を育てる方、育てたい方すべてに読んでもらいたい自然農法の考え方、イメージをイラスト化したB5サイズ32ページの小冊子です。

発売は、ホームページからできるように、現在調整中ですが、3月上旬には発売できればと思っております。お楽しみに~。


講演会の後の第2部では、一品持ち寄りで卒業生同士の交流会になりました。

関西らしい出しの効いたおでんに上品なぜんざい、自分たちで育てた野菜やお奨めのもの、お酒を飲みながら個々にお話できてとても有意義な時間をいただきました。



2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。

FBイベントページのアドレスは以下の通りです。
公開に設定してありますので、FBに登録していない方でもご覧にいただけます。
https://www.facebook.com/events/1643843115916646/

今年で自然農法を始めて20年。菜園教室を初めて10年目の節目に当たります。
20年間の学びを8年間お世話になった関東、東京でお礼奉公させていただきたいと思います。

今日、イベントを絶ちあげてくれた有志により作っていただいたチラシのデータが届きました。このブログに張ることはできませんでしたが、
是非、観てお誘い合わせで来てくみてださい。お会いできることお待ちしております。

チラシ表
チラシ裏
今年は、関西・関東でそのような機会をいただきました。
興味があり、ご都合がつく方は是非お越しください。お会いできること楽しみでしております。
もちろん、最新刊『自然菜園ハンドブック』も持参致します。





2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。


自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は、いつもの第1水曜日に、
3/1(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する


4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~

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17 コメント

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堆肥の続きです。 (石黒匠)
2017-02-06 20:12:49
判りました。

2/4日に一人で黙々と完全堆肥切り返しを終えた瞬間に思った事は、これからが始まりと直感的に感じました。

正確には1/28日の簡易切り返し以前の1/21日に60℃を超えていたので、(その後40℃台まで下がったとは言え)21日を起点と考えると、2/4日は、既に2週間経過してしまった計算になりますね。

取り敢えず1/28日の簡易切り返しだけでも済ませられたので、焼け過ぎは何とか回避できたのだと思ってます。

本来は、28日が、1週間後の一回目の完全切り返しが必要だったことになりますね。2週間後の2/4日は、言ってみれば1回目の切り返しが抜けた事になっている状態だと思いました。

と、言う事からすれば、2/4日から数えて2週間後では無く、抜けた1週間分を考慮すると、今週の11日に2回目の切り返しが必要になって来ると考えられています。

これで、1か月間の60℃以上の発酵温度を確保できると考えています。

3回目の切り返しは、60℃を確保しながら、2/11から数えての、3/4日という事になりますね。

と、思案中ですが、どうでしょうか? 

<m(__)m>

追伸、ついつい、「のらのら」に書いてしまいましたので、新しくここに載せております。
すみませんが、ダブリとなっている「のらのら」の分は削除、お願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-02-07 08:56:10
石黒匠さんへ

そうですね。微妙にずれていると思います。
「ダブった」コメントは削除しておきました。

前回までの堆肥の切り返しから、推測で逆算し、予想を立てるのはいいと思います。

しかし、推測の推測はどんどん現実からかい離していくので、あまり関心しません。

予想をたて、実際に2/11に様子を観に行ってみて、予想との差を見てみてください。

堆肥の切り返しのタイミングは、材料によって違うので、橋本力男著『畑でおいしい水をつくる―自家製有機堆肥のすすめ』にも書いてあるように、切り返しのタイミングは経験的な目安になりますが、

実際は、あくまで状態を見て切り返しをしながら修正していく必要が出てきます。

今回の堆肥は、落葉堆肥とモミガラ堆肥の統一なので、モミガラが多く、通気性がとりやすいこと、落葉など発酵しやすい材料であることなどからして、高温発酵が起きやすく、水が切れやすいのが弱点です。

水分が切れる前に切り返しを行うのがコツなので、水分がどれくらいか、温度を計りながら掘ってみてから切り返しのタイミングを決めて行く必要があります。

また、堆肥は60~70℃の初期の高温発酵の継続によって、雑菌の滅菌、大きな有機物の分解、草の種の発芽停止などある程度の期間安定的に発酵させる必要があります。

そのため、この時期ですとあまり頻繁に切り返し過ぎると、発酵熱を逃がしてしまったり、ロスがあります。

発酵温度によって、働く菌の種類が違うので、最初の1~2カ月は高温発酵(60~70℃)、その後中温(50℃前後)を経て、40℃になってから腐らないように、月一~数か月に一度切り返し40℃前後をキープすることで熟成されていきます。

今回のような最初材料(水分・空気・チッソ)のバランスが悪く発酵ムラがあった場合は、その分どのような発酵をするのか読めませんので、発酵中の堆肥の温度や、掘ってみての水分量、臭いなどを聴きながらどうしたら、良いのか実際に五感を使ってみてください。

写真からの見解では、堆肥の初期発酵は無事終わりつつあるように見えます。微妙な時期ともいえるので、切り返しは、外気温の上昇なども加味して、少しでも高温発酵が続くように、どうしたらいいのかは、堆肥の状態次第だと思います。
返信する
こまめな観察が必要ですね。 (石黒匠)
2017-02-07 09:38:25
ご指導ありがとうございます。

頭で考える事は、二の次だと思わされています。

物覚えが少々悪くなっている分、「畑でおいしい水をつくる」を何度も読み返し、現場に出て、しっかりと五感を使い調整し続けて行きたいと思ってます。

慣行栽培にしても、自然農法を目指すにしても、堆肥作りは、とても大切な要素になって来ますね。

農業を、これから始めようとしている方、ましてや自然な農産物を作ろうとしている方々には、冬場は単に休んでいるだけと思われがちですが、堆肥と向き合っている中から、野菜を作り出す観察力も同時に養えたりする事の重要性も知り始めています。

ゆくゆくは、ちょっと触ってみて即、判断出来る様になりたいものです。


本当に、長々と、そして見放さずご指導下さり、感謝に堪えません!


<m(__)m>
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-02-08 09:01:44
石黒匠さんへ

そうですね。

堆肥造りもいろいろあり、60℃以上にしないとか、40℃以下で嫌気で造るなど目的と用途によって違いますが、

基本であり、一番おいしく自然堆肥(無肥料栽培に向いている)になる橋本式をまず抑えておくと、発酵温度をあげることも、60℃以下や40℃以内の方法はまず失敗しないようになると思います。

個人的には、60~70℃の高温発酵で、初期は、糸状菌など、後半は高温では、納豆菌などに働いてもらい、

その後、乳酸菌が働き、納豆菌の暴走を止め、糸状菌などカビと、酵母菌加わり、40℃の低温発酵でいろいろな菌の働きによって熟成され、高品質な堆肥になっていきます。

おしゃるように、堆肥のメカニズムはまさに自然界のメカニズムそのもの。畑ではこのような高温発酵はしませんが、水分と酸素など環境によって菌を始め多くの動植物が畑を良くしてくれていますし、環境が悪ければ、どんどん悪くなっても行きます。

今回堆肥造りで目に見えた生き物の働きを感じてみて、春からの野良仕事(野を良くすること)に活かしてみてください。

水はけの悪い石黒匠さんの畑であれば、モミガラ堆肥や落葉堆肥がとても有効に活躍してくれるでしょうから、一気に畑のステージが飛躍することでしょう。

石黒匠さんの後ろには、今後自然農法、有機農業で家庭菜園を始めたい方がいるはずです。

今後も先輩として、いろいろ発信してみてください。
返信する
恐れ入ります。 (石黒匠)
2017-02-08 20:57:26
まだまだ初心者の段階で、恥ずかしい限りです。

今日は、堆肥の様子以外に、余った米糠を育っているライ麦辺りに撒いてやりました。

殆ど、雪の上から撒いてしまっています。
多分? 少しでも効果はあると思いますが...

ありがとうございました。

<(_ _)>
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-02-10 03:37:41
石黒匠さんへ

誰でも最初は初心者です。
失敗を恐れず、まずはやってみる、そして改善していく姿は素晴らしいものだと思います。

ただ、雪の上からの米ぬかはあまり関心できません。

草マルチなど野菜がない場所であれば雪の上からでも米ぬかは補えますが、

濡れたライムギの上からや、雪の上からの場合、ライムギの葉が米ぬかまみれになり、葉の呼吸、光合成などができなくなったり、発酵や腐敗が起こりダメージが大きくなると思います。

余った分は、次回の切り返しやボカシに加工するなどにした方が良かったかもしれません。
返信する
やはりダメでしたか。 (石黒匠)
2017-02-10 09:28:02
ご指導、ありがとうございます。

取り敢えず、この先、積もらないだろうとの想定で撒いてみました。

あと、2~3日で土が見えて来そうなため、やってみた訳ですが、今日からまた、多少5~10㎝の積雪がありそうです。(^^;

もう一つ、試しているのが暗渠排水です。

矢野智徳氏のお弟子さんがやっておられる手法を動画などを主にやっています。

緑肥の効果と並行して試行中な訳です。

必要な資材は集め、8割方終わっていますが、溝の底に敷く、炭の量は半端でない為、左義長の燃えカス(灰・炭状化を譲り受けてビニール袋に貯めてあります。

2年間、自治振興の係で手伝っていた時に、左義長作りに携わっていましたので、燃やしてはいけないものは意外としっかりと分別され、孟宗竹・細い竹・正月の締め飾り・習字紙・藁・木材等だけで燃やしている為、これなら利用できると思ったからです。...落ち葉や枯草もあった様です。

プラスチックやゴム類は、受け付けで一つ一つ切り離して選別されています。

勿論、回収時には、アルミホイルなども見つかり、大雑把ではありますが、異物を取り除きながらの作業でした。

畑の中に、使うのは控えますが、暗渠排水の下地にする分には殆ど問題はないように感じています。

もし、土壌改良に、畝上に使うとしたら危険を伴うとは思っています。

溝に入れるにしても、異物がチラホラ見えるので、もう一度不純物を取り除くことはやります。

途切れることがない質問で、申し訳なく、また、
常に、忙しい中と思われますので、時間が取れた時に、ご意見を伺いたいと思っております。


<m(__)m>
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-02-11 07:15:39
石黒匠さんへ

難しいご質問です。
矢野智徳さんの「大地の再生」はまだ聞きかじり程度の不勉強で、矢野智徳さんの大地の再生は、大地に空気の流れを作ることにキモがあるように思えます。排水性だけでないと思いますので、わかりません。

暗渠に関して言えば、
暗渠は、水が抜けることが大切なので、掘った後、水が排水できることを確保した後、パイプやモミガラなどその溝が永年確保できることが大切です。

ニンジン、ジャガイモ、ゴボウなど排水が悪いと育ちにくい野菜が育つようになれば、ある程度の効果があったと思います。
返信する
ご意見ありがとうございます。 (石黒匠)
2017-02-12 07:50:22
これは良い!と思われる事は、チャレンジし続ける事は大切な事だと思いつつも、土壌改良の為とは言え、あまりにも極端な事を施すのは、自然な野菜作りを目指す者にとっては、少し反している様にも、ふと!感じたりしています。

未だ未だ、その圃場環境・土壌性質を読み取れていない、見極め切れない者なのに、前例のなさそうな左義長の灰・炭を利用することを即決しない方が良いですね。

今は、取りあえず畑の一角に、山にして寝かせて置きます。

竹内先生の手法とは違う事を、何でもお聞きして申し訳ありませんでした。


堆肥の方は、温度も60℃近辺で安定はしていますし、昨日は、少し穿ってみて匂いを嗅ぐと甘酸っぱい?様な臭いを嗅げています。
浅く、30㎝辺りでしたが、白く焼けそうな部分も見えない感じです。
棒状温度計を差し込んである、30㎝以上の深さの内部は、65℃近辺を保持しているようです。

今朝は、新雪が15~20㎝ありそうなので、山のすそ野に積もっている雪を除雪し、空気の流れを確保してやりたいと考えています。

一週間を過ぎた、水分不足も見られない、この状態なら、もう一週間後の18日に、2度目の切り返しに狙いを定めようかと、思っております。


<m(__)m>
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-02-15 09:54:48
石黒匠さんへ

ご無沙汰してしまって申し訳ございません。数日風邪で寝込んでおり、ご返信遅くなりました。

そうですね。私自身見聞し、実験した事でもまだまだわからないことが多い中、お答えできないことは多々ありますのでご理解ください。

私が仮に答えを出した時も、私が答えられなかった時も、いずれも最終的に答えを出しているのは、野菜や草たちですので、畑の観察力を鍛え聴き出してみてください。

あくまでその参考になる答え位しかお出しできないのが現実です。

堆肥の方は軌道に乗り、順調に発酵しているようですね。

本来の切り返し2~3回すると今のような状態で、水分、空気などが安定してくるので、今のような状態に早く入れるように、おぼえておくとよいと思います。

甘酸っぱいのは、酵母発酵などしているのでしょう。

実際に観ていないので、何とも言えませんが、今の発酵を見守りながら、次の切り返しの準備が大切です。

この時期から、高温=いいとは限らず。水分50%以下、70%以上にしないように、することが大切になってくると思います。

高温発酵が得意な納豆菌などが役目を終えて、働く乳酸菌やカビの発酵も始まる時期だからです。そして30℃位で働く酵母菌も働き始めます。

ですから、急に40℃に落ちるような管理ではなく、60℃前後を安定できるようにゆったり切り返しをし、切り返しても40℃以上に上がらなくなるできるだけ長期間60℃前後を維持できれば最適です。

ようやくいい感じになってきたので、工夫してしっとりホカホカを維持してください。
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