■自然菜園オンラインセミナー 「新春ステップアップ講座」
2/20(日)13:30~『ぐるぐる自然菜園プランター講座① 一番小さな自然菜園のつくり方・お世話の仕方』
2/27(日)13:30~15:30『これから始める夏野菜の苗作り講座(温床を使わない育苗法)』
2/27(日)18:00~20:00『オンライン自然菜園Q&Aセミナー★プチロング(30分延長)』第20回 ミニ講座「緑肥mixの種類とブレンド」
いよいよ新著『コンパニオンプランツの極意』(ブティック社)の発売があと4日後、2/22(火)になりました。
また、3/18には、『これならできる!自然菜園』から14年ぶりに、農文協から新著『苗で決まる!自然菜園 野菜の本気を引き出す』
も出ます。こちらもよろしくお願いいたします。
今日も雪が降り田畑は、真っ白ですが、道路は融ける、もうすぐ春を感じております。
今年は、自然菜園スクール「自然果樹コース」が剪定を実習することになったので、来週2/23(水・祝)までに、
まだまだ雪(雪)でも、室内で、去年2021年に自家採種したタネの整理がはじまって、結構毎日忙しいです。
上の写真は、「昔大玉トマト」で、良いタネとそうでないものを定規でより分けます。
今回、ある試みをしようと思い、松本在来タカキビも種をより分けました。
写真の上にあるのが種子用。 左下が、選別前、右下が選別ではねられたかけたり、胚乳がないものです。
実は、去年の末に試験的に、自然菜園スクール生以外にも、自家採種している「自然菜園育ちの固定種タネ」の一つ、「宮古島黒小豆」をいつものオンライン自然菜園Lifestyleネットショップで直売してみたら、ものの30分で完売してしまいました。
現在、うちではほとんどの野菜のタネを自家採種しています。
一部は、試験場や種苗店さんに頼まれて生産を始めた出荷用の種子※1と、自分の自給用です。
自給用のもので、ちょっとまとめて多めに採種するので、一部余剰分を自然菜園スクール生限定で、直売はしておりました。
もちろん、農林水産省に登録された品種ではなく、家庭菜園で育てやすい、固定種、在来種です。
※1現在は、地元種屋さん「つる新種苗」さんで、「自然菜園」で検索すると、我が家の無農薬・無化学肥料栽培の自然菜園で育った種子や自然菜園グッツをネット購入できます。
新著2冊発売記念と、連載雑誌「野菜だより」(ブティック社)「やさい畑」(家の光)両誌で、夏野菜を2タイプ【ランニング野菜】【半袖野菜】を紹介させていただきましたので、そのご縁から
今回は種屋さんにはまだ売るほどないけどほぼ品種として固定化でき、味と育てやすさからスクール生に大人気の夏野菜の品種を限定直売してみようと思いました。名付けて
2021年長野産『自然菜園育ちの自家採種おすすめ固定種野菜タネセット』
Aセット【ランニング夏野菜セット】
こちらの【ランニング野菜野菜】のタネセットは、暑さに強く、寒さに弱い夏野菜たちです。
発芽、生育温度は20~35℃になります。
桜が咲く前は、温床など加温保温で、育苗が必要です。霜が降りなくなった頃、5月上旬以降に定植できます。
小布施中丸ナス 10粒… 自然農法で育てられてきた信州の伝統野菜の在来小布施丸ナス系統から、小布施丸ナスよりちょっと長い中丸で、乾燥に強く、育てやすいものを選抜固定したナス。その肉質は緻密で締り、ほのかに甘い特有の風味と味が濃くて美味しいので、おやきはもちろんのこと、炒め物や煮込み料理に向いています。
伏見甘長とうがらし 10粒…京野菜の伏見甘長とうがらし。トウガラシというが、まったく辛みがない細長いシシトウ。完熟し赤くなっても辛くならず、甘酸っぱいので、パプリカの代用になります。炒めたり、焼いて食べると最高です。自然農を学んでいた時に、先輩から譲ってもらったとても育てやすい、思い出の品種です。
韓国唐辛子(旨辛)10粒…固定種の韓国唐辛子は、なかなかなく、貴重。激辛タイプではなく、旨味が強く、小辛で育てやすいタイプ。
青い時は辛いシシトウのように炒めていただき、キムチはもちろんのこと、刻んでゴマ油や醤油漬けにすると、香辛調味料が簡単にできます。
モチットコーン 30粒…研修させていただいた自然農法国際研究開発センターが、モチットコーンハニ-バンダムから選抜育成した国産の固定種。熟期は約95日でややバラツキあり。程良い甘さとモチッとした食感が特徴。家庭菜園など自給用に向く。
※自家採種する際は、袋がけなどして、遺伝子組み換えなどのトウモロコシとの交雑を防ぐ必要があります。
の4種類とプレゼントのタカキビ
在来タカキビ 1ml …コウリャン、ソルゴーなどとも呼ばれアフリカ原産で、暑さ、乾燥につよく、鳥に食害されにくいので、雑穀の中でも最も育てやすい。脱穀もしやすく、食用や緑肥としても重宝。松本の在来種から選抜。
トウモロコシと、タカキビは、地温が25℃を超えてから初夏に直播きもできます。
Bパック【半袖夏野菜セット】
こちらの【半袖野菜野菜】のタネセットは、暑さに弱く、28℃を超えると夏バテしやすく、寒さにやや強いタイプです。
桜が咲いてから、最低気温10~30℃で育苗できます。霜が降りなくなった頃、5月上旬以降に、に直播きもできます。
昔大玉トマト 11粒…自然農法研修時代に、譲り受けたトマトの中で、育てやすく美味しかったものを8年かけて固定化した大玉トマト。昔のトマトの風味を持ちつつ、現代のトマトの甘みを合わせ持つ。やや肥えたところでも育てやすく、樹が暴れにくいのが特徴。
若緑地這えキュウリ 8粒…自然農法国際研究開発センターの研修時代に出会い、暑さや病気に強く育てやすい品種。その育てやすさとプランターにも向いていることから、自家採種を重ねてきたキュウリ、地這えだけでなく、支柱で栽培してもよく育つ。
打木赤皮甘栗南瓜 8粒…伝統の加賀野菜。早生の多収穫の西洋カボチャ。果肉は厚く粘質で、しっとりとした味わい。自然農法で育てやすい系統を選抜。収穫してから30日で食べ頃になる。長期保存には向かない。お菓子や和食、スープに最適。
コスタータロマネスカ 8粒…イタリアの伝統ズッキーニ。日本のズッキーニよりも水っぽくなく、しっかりした食感。ラタトゥイユや炒め物はもちろんのこと、天婦羅や和食でも美味しい。小さく若どりしたものをぬか漬けにすると最高。
の4種類とプレゼント赤ジソ
在来赤ジソ1ml… 安曇野から長野に引っ越しをして、草も緑肥も育たない農薬・化学肥料で固くしまった粘土土の畑に自生していた赤ジソを選抜。とても育てやすく、しそジュースや梅干しに使うと、とても濃厚な赤紫に発色する。
といった感じで、現在、タネの調整や袋詰め、品種特性の紹介用の動画撮影&編集中、もっか、3月上旬位の販売を目指し、準備中です。
今しばらくお待ちください。生産量は自給用のものなので、試験直販売ですので、数はあまり準備できませんが、
無農薬の家庭菜園、自給菜園用として、10年以上選抜自然菜園で、自家採種をすることで、昨今の悪天候でもよく育ってくれた育てやすさと美味しさが売りの野菜たちです。
2022年の皆様の菜園の片隅に仲間入りさせていただけたら幸いです。そして、地域風土に合った野菜を、一緒に自家採種できたらもっと嬉しいです。
販売がはじまりましたら、このブログでお知らせしますね。
これからの時代は、食べるものは自分たちで育てる。そしてタネから育てる。幸せのタネは、自分たちでも育てるに限ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます