無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール10月(脱穀&日本みつばちの採蜜)

2012-11-04 07:14:04 | 自然菜園スクール
本日、


昨日、安曇野に初霜が降りました。
例年より2週間は遅い初霜です。9月の残暑の影響かもしれません。
これから一気に、冬に入っていきます。


昨日は、Azumino自給農スクール田んぼコースで、小麦の種まき、お米の脱穀、日本みつばちの採蜜を行いました。

今年の小麦は、製パン性が高い強力粉「ユメカオリ」と香り豊かな自然農法系「ナンブコムギ」を播いてみました。
コムギは品種や地力によって、風味の異なる薄力~中力~強力粉になり、面白いです。


1週間前に、みんなで稲刈りをして、ハザ掛けににした「イセヒカリ」「農林48号」の脱穀の日です。


今年は、最後までぬかるんだ田んぼで動きずらい中、
みんなで手分けをして、お米の脱穀をしました。

スクールでは、足踏み脱穀機やハーベスターなど自給に役立つ農具の使い方なども学び、
自分で田んぼをもって自給する際に役立つことを学びます。

田んぼでの野良仕事は、様々です。みんなで協力しながらやると一気に片付きます。

田んぼコースでは、できたお米を分配します。今年の出来高や味が気になります。


お米の脱穀が無事終了したら、日本みつばちの採蜜です。

みんなで巣箱に耳を当てて、内部の蜂の居場所を調べています。




今回採蜜した巣箱は、重箱式と呼ばれる伝統的なスタイルの巣箱です。

ピアノ線で重ねた重箱に切れ目をいれて中の蜜だけ取り出します。


ぎっしり詰まった蜂蜜です。


これをザルに切り落とし、蜂蜜と蜜ろうを分離します。


これが今年1年目の蜂蜜。今年入った巣箱の蜂蜜。フレッシュなさわやかな風味が美味しいです。


これが2年目の蜂蜜。2年ものは、去年は採蜜していない2年間採蜜していないので、濃厚な蜂蜜が採れます。

ここ数年、異常気象に加え、ネオニコチノイドという地域の数キロ四方の昆虫の神経を汚染する殺虫剤の影響でしょうか、
日本みつばちをはじめ多くの虫がいなくなっています。

ネオニコチノイドは、松枯れ対策やリンゴなどで使われている神経殺虫農薬で、農業国フランス、イタリア、ドイツなどで地域の益虫やただの虫も殺してしまうため輸入、使用禁止になっていますが、日本では使う農薬の使用量が少なくて済む(強力な農薬)のため減農薬栽培できると農水省が使用を進めています。


うちの畑でも松枯れ対策が本格化してから、畑で早朝キュウリに来ていた蜂たちがいなくなり、原因不明で1群(1箱)の日本みつばちも死にました。

日本みつばちの採蜜を通じて、蜂も人も自給でき、共に生きていける生き方のきっかけになればと思います。


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コメント (4)
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