よむよま

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「嘘の戦争」第9回

2017-03-09 21:53:13 | 見る
「嘘の戦争」第9回
切なかった。

養護施設の園長(大杉連)に復讐すると決めた浩一は、
音信不通の娘(国仲涼子)の結婚が決まったことを調べて、利用しようとする。
娘は、小さいころ、自分の誕生日にもクリスマスにもお父さんは帰ってこなかった、
自分たちは捨てられたと恨んでいたが、
その理由は浩一にあったの。

うまく仕組んで、結婚相手の両親との初めての顔合わせに園長を招待させる浩一。
園長がキャバクラの女のコと遊んでいるかのような写真をこしらえて、
その場で見せてぶち壊しにしてやろうと思っていた浩一だけど、
直前に、娘の誕生日が自分と同じ日だったことがわかる。

自分の誕生日・・・家族が誰もいない自分のそばにいてくれるために、家に帰らなかった園長。

ホテルのロビーでなごやかに談笑する2家族を見ている浩一。
いまここで写真をぶちまける?やるか?
でも、できなかったのね、どうしても。

この後、そのまま立ち去る浩一を見かけて追ってきた園長と娘に、
「僕があなたからお父さんを取ってしまった。もう僕は大丈夫だから、お父さんをお返しします」
と言う浩一が見せる表情がねえ。泣けてしまいました。

園長は、浩一が嘘つきじゃないことを知っていたのに言わなかったことを後悔し、
それでも浩一は、園長の嘘に9歳の自分は救われたんだと言うの。
これで浩一は、復讐にとらわれていたところから解かれて次の場所に出たんだと感じたんだけど、
ところが!

二科(市村正親)が浩一の要求をのんで開いた「謝罪会見」の内容は、
むかしの粉飾決算を謝罪し、むしろ新しいプロジェクトに目を向けさせるものだった。
一枚上手だったね。
そのうえ、詐欺師仲間の百田(マギー)は隆(藤木直人)にころんで、
問題の録音テープを盗み出して隆に渡しただけでなく、
カズキ(菊池風磨)にパソコンやスマホのデータも消させていた。
もう浩一に切り札はない。

晃(安田顕)の会社に仕掛けた詐欺を訴えられ、警察に追われてるところで終わったの。
でも、カズキが二科の開発室に忍び込んでたよ。もしや?

園長への復讐に燃えてる間の表情、ふっとそれが抜けたとき、つよぽんがすごいね。
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