「中井貴一 父の背中を見つめて」BSプレミアム 俳優という名の男たち
37歳で交通事故で亡くなった佐田啓二、中井貴一の父。
お父さんが亡くなったあと、お母さんは小さい姉弟を連れて近くの多摩川まで行ったんだって。
心中しようと思った。
でも、そこで佐田啓二の声が聞こえて、だめだ、この子どもたちを育てなきゃだめだ、
この子たちを育ててくれ、と。
それで引き返してきたんだって。
突然の死だったから、病気で覚悟ができる時間があるのとは、ショックの度合いが違うだろうね。
お父さんが亡くなった37歳。
中井貴一はずっと、自分も37で死んでしまうと思って怖かったって。
山本耕史くんが、35歳で死ぬ役が続いて、35歳を意識してたのが思い浮かんだ。
しかし、37歳はあんまりだよねえ。
どんな中年、壮年の俳優になったか。
私は最初の大河ドラマ「花の生涯」を子どもながら夢中になって見てたので、
このドラマで井伊直弼をやった尾上松緑、
長野主膳をやった佐田啓二、
いいなあ、素敵!と思ったもんで、それ以来ずっと、井伊直弼も長野主膳も
「絶対いい人なんだ!」と思ってる。
その後、けっこうこの二人は悪役に描かれることも多く、そのたびに怒っている。
大河ドラマの影響力。(^_^;)
「美男子」の父の息子として生まれ、まったく似てない中井貴一、
幼少のころ、ひとが自分を見て、
「あらー!(ウソ!がっかり!)」と反応するのにとても傷つき、
人前に出るのがいや、俳優なんて考えたこともなかった。
そうねえ、ほんとにどこも似てないのよね。
相米監督の映画で俳優開眼したので、
監督がやろうとしていて急逝した「壬生義士伝」の企画が、時間がたって再度浮上して、
主役と相手役のオファーが、自分と佐藤浩市に来たとき、
これは運命的な縁だと思った。
佐藤浩市とは若いころから意識はしてたけど、共演の機会はそれまで来なかった。
「若いころの浩市さんは、やさぐれてましたからね。
ボクのことなんて、不ぞろいのりんごだろう?何が不ぞろいだぁ、ぐらいに思ってたんじゃない?(笑)」
浩市さんのインタビューもありました、そして、
「不ぞろいだろう?と思ってた」と薄笑い。
何なの?青春ドラマで人気出たのが、甘い感じがしたの?
二人がお互いに意識し合っていたのは、俳優の息子という環境が似ていたから。
年齢が同じだし。
年齢が同じ脚本家、三谷幸喜もインタビューあり。
「貴一さんは喜劇俳優だと思ってる」
それは三谷さんがそういうふうに使うからじゃないの?
浩市さんだって役所広司だって、三谷さんが使うと喜劇の人になってるよ。
貴一さんは、浩市さんと三國連太郎が後年一緒にドラマに出たり、CMに出たりするようになったのを、
すごく羨ましいと思って見てたそうだ。
自分は幼かったからお父さんの記憶はほとんどなくて、
亡くなったあと、お父さんの映画を見ては、
映像の中のお父さんを生身のお父さんに重ね合わせていた。
今回、映画「柘榴坂の仇討」で共演した阿部寛のインタビューもあった。
貴一さんの背中を追っている、と言ってた。
三谷さんの「金縛り」でも共演したよね。あれは共演てほどじゃなかったか。
「柘榴坂の仇討」も見に行こうかな。
37歳で交通事故で亡くなった佐田啓二、中井貴一の父。
お父さんが亡くなったあと、お母さんは小さい姉弟を連れて近くの多摩川まで行ったんだって。
心中しようと思った。
でも、そこで佐田啓二の声が聞こえて、だめだ、この子どもたちを育てなきゃだめだ、
この子たちを育ててくれ、と。
それで引き返してきたんだって。
突然の死だったから、病気で覚悟ができる時間があるのとは、ショックの度合いが違うだろうね。
お父さんが亡くなった37歳。
中井貴一はずっと、自分も37で死んでしまうと思って怖かったって。
山本耕史くんが、35歳で死ぬ役が続いて、35歳を意識してたのが思い浮かんだ。
しかし、37歳はあんまりだよねえ。
どんな中年、壮年の俳優になったか。
私は最初の大河ドラマ「花の生涯」を子どもながら夢中になって見てたので、
このドラマで井伊直弼をやった尾上松緑、
長野主膳をやった佐田啓二、
いいなあ、素敵!と思ったもんで、それ以来ずっと、井伊直弼も長野主膳も
「絶対いい人なんだ!」と思ってる。
その後、けっこうこの二人は悪役に描かれることも多く、そのたびに怒っている。
大河ドラマの影響力。(^_^;)
「美男子」の父の息子として生まれ、まったく似てない中井貴一、
幼少のころ、ひとが自分を見て、
「あらー!(ウソ!がっかり!)」と反応するのにとても傷つき、
人前に出るのがいや、俳優なんて考えたこともなかった。
そうねえ、ほんとにどこも似てないのよね。
相米監督の映画で俳優開眼したので、
監督がやろうとしていて急逝した「壬生義士伝」の企画が、時間がたって再度浮上して、
主役と相手役のオファーが、自分と佐藤浩市に来たとき、
これは運命的な縁だと思った。
佐藤浩市とは若いころから意識はしてたけど、共演の機会はそれまで来なかった。
「若いころの浩市さんは、やさぐれてましたからね。
ボクのことなんて、不ぞろいのりんごだろう?何が不ぞろいだぁ、ぐらいに思ってたんじゃない?(笑)」
浩市さんのインタビューもありました、そして、
「不ぞろいだろう?と思ってた」と薄笑い。
何なの?青春ドラマで人気出たのが、甘い感じがしたの?
二人がお互いに意識し合っていたのは、俳優の息子という環境が似ていたから。
年齢が同じだし。
年齢が同じ脚本家、三谷幸喜もインタビューあり。
「貴一さんは喜劇俳優だと思ってる」
それは三谷さんがそういうふうに使うからじゃないの?
浩市さんだって役所広司だって、三谷さんが使うと喜劇の人になってるよ。
貴一さんは、浩市さんと三國連太郎が後年一緒にドラマに出たり、CMに出たりするようになったのを、
すごく羨ましいと思って見てたそうだ。
自分は幼かったからお父さんの記憶はほとんどなくて、
亡くなったあと、お父さんの映画を見ては、
映像の中のお父さんを生身のお父さんに重ね合わせていた。
今回、映画「柘榴坂の仇討」で共演した阿部寛のインタビューもあった。
貴一さんの背中を追っている、と言ってた。
三谷さんの「金縛り」でも共演したよね。あれは共演てほどじゃなかったか。
「柘榴坂の仇討」も見に行こうかな。