実録ドラマ

渡辺謙の平塚八兵衛ドラマ、二日間、かなり真剣に見た。
前にやった中村梅雀のはドキュメンタリーとドラマを組み合わせたもので、
３億円事件をめぐる検証だったが、今回のは平塚八兵衛一代記で、
帝銀事件、吉展ちゃん事件、３億円事件と時代を追っていく内容。
渡辺謙はちょっとカッコよすぎるかな、でも、熱演だった。
前のドラマでも若い刑事役で出てた山本耕史くんが、ここでも、
新しい時代に変わっていく時期の若い刑事で出てた。
最初は心酔しながらも３億円事件では反対の立場を主張するの、
もう平塚さんの時代じゃないんだ、と。でも、後年、悪口を言う
若い刑事たちを怒鳴りつけるの、「おまえらに何がわかる！馬鹿野郎！」
ここが土方さんだったのよ。最近はずっと穏やかな役、理の勝った役が多かったから、
顔をゆがめて怒鳴る山本くんがなつかしかったー。
前のドラマのときも今回も、晩年、カリスマ性の強い人柄が組織から浮いていくあたりが、
私は一番胸に残った。 今日の歩数計：５，６８９歩