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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

チャーリーとパパの飛行機

2008年05月20日 | 映画(た行)

(DVD)

少年チャーリーは、クリスマスプレゼントにパパから真っ白い飛行機の模型をもらいました。
本当は自転車が欲しかったのに、ちょっぴりがっかりのチャーリー。
その模型飛行機は、軍のパイロットであるパパの手作りのものだったのですが・・・。
がっかりするチャーリーにパパは誕生日に自転車を買ってくれると約束したのですが、その日が来る前に事故で亡くなってしまうのです。
悲嘆にくれるママ。
チャーリーはまだ「死」というものがよく分からず、受け入れることができません。
そんな時、パパの模型飛行機が自分の意志があるように飛ぶのに気がつきます。
動力も仕掛けも何もないのに空を飛ぶ。


軍では飛行機の飛ぶ秘密を解き明かそうと、飛行機を持っていってしまい、あれこれ調べようとする。
それを取り戻そうと、研究所に忍び込むチャーリーと親友の女の子、メルセデス。
ちょっとした冒険ファンタジーですね。
でも、大掛かりなCGシーンも無く、
(もちろん、模型飛行機が飛ぶシーンはCGですけど)
比較的地味なつくりのファンタジーです。

父親を失った喪失感を埋め合わせるかのように、
父のイメージそのものの飛行機が、少年の気持ちを癒し、再生させていく。
こんなきれいな奥様とかわいい子供を残して、さぞかし心残りでありましょう・・・。
だからといってこれはそのパパの魂が飛行機に乗り移るとか、そういうオカルト的なことでもないのです。
飛行機はパパが天から託した、希望の象徴なのかもしれません。

ここに登場するチャーリーの親友、メルセデスが、なかなかイカシた女の子。
教室にネズミを持ち込んでみんなを大騒ぎに持ち込んだり、
夜中にチャーリーを乗せて自転車をこいでみたり。
こういう「生きる力」のあふれた子は好きです。
物語にアクセントを添えています。

2005年/フランス/100分
監督:セドリック・カーン
出演:イザベル・カレ、ロメオ・ボツァリス、ヴァンサン・ランドン、ニコラ・ブリアンソン