交通渋滞の激しいジャカルタに地下鉄を建設する計画が立てられて久しい。
2016年開業との掛け声もむなしく、2012年になっても着工している様子を
見ることはなく、自分の国のことではないのだが心配してしまうのである。
写真はジャカルタの目抜き通りスディルマン通り。
ジャカルタの地下鉄の第一号路線はこころ通ることになっているのである。
分離帯のあちこちに工事用の衝立が登場した2012年の初め、側面にはMRTとの文字が。
いよいよか、と期待を抱きながら上から覗き込むのだが、それらしい工事には見えない。
とても地下鉄を通す穴掘り工事が始まるとは思えないのである。
日に日に自動車の販売数が伸び、自動車の波であふれかえるジャカルタの道路は
もう既に限界を迎えている。
世論も盛り上がらず、遅れに対しても半ばあきらめ感に満ちた声が聞こえてくる。
2016年に地下鉄に乗れると本気で思っている人はいないのかもしれない。
相当年遅れるとしても、期待して完成、開業を待つことにしたい。