メッカの方向を示すステッカー！ロンボクのホテル

ここは世界最大のイスラム教国であるインドネシア。

イスラムの教典には1日に5回のお祈りをすることが
記されており、メッカの方向を向くこととなっているため、
モスクやオフィスにあるお祈り用の部屋は、信者がメッカ
の方向を向けるようにデザインされている。

写真はロンボク島のとあるホテルで見つけたステッカー。
天井に張ってある不可解なシール。
どうやら、宿泊客がメッカの方向を知ることができるようにとの配慮らしい。
インドネシアのホテルでは、この手のシールがあることが少なくないようだ。

国民の大半がイスラム教徒であるインドネシアでは、イスラム評議会
というものが存在し、国民にお祈りの励行を促したりしている。

そんなイスラム評議会は、これまでイスラム教徒の国民に対し、お祈りの際は
西を向くよう指導していたのだが、2010年になってからメッカは西ではなく、
北西であるから方向を変えるよう訂正のお知らせを発表している。

これまで指導に従ってひたすら西を向きお祈りを続けてきた信者の反応は・・・
と案じるのだが、

混乱はない。評議会も信者もインドネシア人らしい対応ぶりであった。