人生ここらでジャカルタン

タンザニア、タイ、そしてインドネシアへ。タイ人の妻と進む平凡でクレージーな人生の考察をつづるブログ。

世界最速ランナー!チータ登場!セレンゲティ

2006年11月30日 18時44分53秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第十三弾。

チータが登場しました。

いわずと知れた世界最速の肉食獣。
時速110km~120kmを維持したまま、最大400mを走るという。
体長2m、体重60kg程度ながら獰猛なハンターだ。

ガゼルなどの草食動物の群れを見つけると、ターゲットを1匹に絞る。
そして、一度決めたらそれ以外には目もくれないという。
時速100kmを超えるスピードで一気に迫り、しとめるのだ。

動物学的にはライオンやヒョウとともにネコ科に属するが、
ジャンプよりも走るのに向いた骨格構造であること、
爪が伸び縮みしないなど、むしろイヌに似た特徴を持つ
ちょっと変わった動物なのだという。

その美しい斑紋は完全なドットである点がヒョウ柄(*)と異なる。
また、目の内側に通った黒い筋がチータの特徴だ。

オスの兄弟は一緒に生活をしていくのに対し、メスは単独行動をとる。
子供の中にメスがいれば成長とともに一匹だけ離れて行き、
残ったオス同士が一緒に生きていくのだそうだ。

(*)本ブログ2006年11月15日の記事参照。

クリップスプリンガーに出会った!セレンゲティ

2006年11月29日 03時37分01秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第十ニ弾。

クリップスプリンガーに出会いました。

岩場に生息するアンテロープの一種。
体長60cm程の小型アンテロープだ。
一般にエチオピアから南のアフリカ大陸に生息するようだ。

弱小な体であることから、高台の安全な場所を生息地として選んだ。
フルーツを食べ、水は飲まない。
必要な水分はフルーツから吸収するという。

本ブログのこのシリーズでもいくつか登場したアンテロープ。
レイヨウ類とも呼ばれ、その種類は30属、90種類にも及ぶようだ。
動物学的にはすべてウシ科の動物だ。

古来、彼らの角は医学、魔法の象徴として尊重されていたとか。

人間にはない角を持つ彼ら。
不思議な力があるのだと考えたのも自然なことなのかも知れない。

これが百獣の王、ライオンの貫禄!セレンゲティ

2006年11月28日 17時18分53秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第十一弾。

狩の後、獲物をしとめたライオンたち。
百獣の王の貫禄が漂います。

ライオンは以前記録(*)したとおり、めちゃくちゃ怠惰な動物。
しかし、狩をした後のこの誇らしげな顔!

「王」としての威厳がうかがえます。

(*)2006年10月31日の本ブログ参照。

この表情こそ多くの人が持つライオンのイメージだ。
期待に応えてもくれ、

そして、

それも含め、野生ライオンの本当の姿を見せてくれました。

狙うライオン!狙われるシマウマ!セレンゲティ

2006年11月27日 00時07分24秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第十弾。

メスライオンが身を低くし、草の合間にその身を隠しています。
その鋭い視線の先には悠々と草を食むシマウマたちが!
彼らは今訪れようとしている生命の危険にまだ気づきません。

ライオンがシマウマを狙う!
その現場に居合わせました。

360度広大なサバンナが広がり、穏やかな風と鳥のさえずりさえ聞こえる。
ゆっくりしたその自然の風景の中で、それはまさに今起きようとしている。

じっくり、じっくり、近づきます。
実は写真のライオンのすぐ先に、もう一匹のライオンが隠れています。
見ている方は手に汗を握り、戦慄が身体を襲います。
鼓動が高鳴り、カメラを構える手が震えます。

この先に待っている自然界のドラマ。

あなたもセレンゲティで見てみませんか。

ライオン、ヌーをしとめる!セレンゲティ

2006年11月24日 18時42分23秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第九弾。

ライオンがヌーをしとめ、横で休んでいます。
よく見ると、どうやらしとめたのは今朝ではなさそうだ。

サファリカーに気づき、少々獲物から離れてしまったが、
食べ物の横で誇らしげにしていたメスライオンたち。
一頭の動物を倒せば、3日は食べ物が確保された、ということでもあり、
安心感があるのか、表情はどことなく自信に満ちている。

弱肉強食の世界。

人間は感情移入ができるいとおしい動物だ。
しかし、当たり前のことだが、このエコシステムの中では、
人間の感情を差し挟むことは相応しくない。

自然の営みなのだ。
自然への畏敬の念が自然にわいてくる。

サバンナの夜が明ける!セレンゲティ

2006年11月23日 18時09分41秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第八弾。

サバンナに朝が訪れました。

まぶしい光で目が覚める。
赤道直下とは言え、日の出までは10℃台まで気温が下がり、
その寒さに僅かの懐かしさを覚えながら高台に立つ。

360度からの鳥のさえずりが心地よい。
バブーンと呼ばれるヒヒがロッジの周りをドタドタ飛び回り、
ガゼル(*)などの草食動物は、もうあちこちで草を食み始めている。

涼しいうちはプレデターたちのハンティングが見られる時間帯。
早朝サファリに気持が逸る。

さあ出発だ。

(*)本BLOG2006年11月8日の記事参照。

大地に陽が沈む!セレンゲティ

2006年11月22日 17時54分43秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第七弾。

セレンゲティが夜の闇につつまれようとしています。

西の空に沈む夕陽。
東の地平線までゆっくり描かれる壮大なグラデーション。
セレンゲティビール(*)を傾け、
その日出会った野生動物との対面を再び思い描く。
時間がなんと贅沢にゆっくり過ぎることだろうか。

もう暫くの時が経つと、大地には完全と呼べるほどの闇が訪れる。
無数の星の下で、動物たちが寝息をたて、またある動物たちは活動を始める。
その足音や息づかいが聞こえてくるようだ。

興奮する気持ちを抑えつつ、程よい疲れにつつまれて眠りにつく。
セレンゲティの旅(サファリ)の一日はこうして終わっていく。

(*)タンザニアのローカルビールの一つ。

バッファローの大群が押寄せる!セレンゲティ

2006年11月21日 17時57分24秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第六弾。

遠く広がるサバンナの一帯に見える黒い帯。
よく見ると動いてる!

500頭を超すバッファローの群れに出会いました。
大群がつくる迫力は見る人の鼓動を高鳴らせます。

体長3m、体重1tの大型哺乳類。
多くの場合、若いうちはリーダーを持つ群れを形成する。
10mの距離から頭蓋骨をぶつけ合い、強いものが群れのリーダーとなるのだ。
気性が荒いことでも知られ、サファリカーに向かって突進してくることもあるとか。

バッファローは泥にまみれるのが好きだ。
サバンナでほてった身体を冷やす目的と、
身体につく寄生虫を駆除する目的がある。

また、耳や首の周りにシラサギが留まっているのを見ることがあるのは、
身体につく虫をついばませてあげる代わりに、外敵のアプローチを
より早く察知し、危険を教えてもらうという相互扶助の関係にある
よき友とのツーショットだ。

ウォーターバックに出会った!セレンゲティ

2006年11月20日 19時43分00秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第五弾。

ウォーターバックに出会いました。

体長2mで300kgほどになる大型アンテロープの一種。
彼らは川やちょっとした池などの水辺で見られることが多い。
大きな身体で悠々と水を飲む姿は、広大な自然の中に流れる
ゆったりした時間とのんびりした雰囲気を醸し出す。

彼らは1日のうち約7時間を食事に費やし、2時間をぼーっとして
過ごし、残りは睡眠と遊んで過ごすのだそうだ。

雨季の終わりから出産、子育てに入る。
ハイエナとヒョウが彼らにとって最も危険な動物だ。
新しく生まれる子供の約半数が彼らの餌食になると言われる。

生まれた子供が1シーズン越せる確立、50%・・・。
自然界で生き延びるのはとても厳しいことだ。

ヒョウモンリクガメが行く!セレンゲティ

2006年11月17日 19時47分37秒 | 人生ここらでタンザニア
アフリカサファリ、セレンゲティ国立公園の旅行記録第四弾。

移動中リクガメが登場しました。

甲羅の斑紋がヒョウのようであることから、ヒョウモンリクガメと
呼ぶらしい。でも本物のヒョウを見た後だと、ちょっと。

・・・見劣りします。
(勝手に名前つけといてナンなのだが。)

アフリカ東部から南部にかけて生息。体長は50cmそこそこ。
少々調べると、日本でもペットとして飼っている人が結構いるようだ。

そしてさらに調べていて驚いたのは、カメの種類の多さ。
南極大陸を除く全世界に分布し、300種を数えるのだそうだ。
甲長2cmの小さなカメから、2mを超すガラパゴスゾウガメまで、
大きさまで多岐にわたる。
ガラパゴスゾウガメに至っては300kgを超えるそうだ。

長寿の代名詞としても有名。
最長記録は175歳だとか。