片側7車線を埋め尽くす渋滞(*)が恒常化しているジャカルタ。
この町に欠かせない快適な庶民の足といえば、写真のトランスジャカルタである。
一見、普通のバスだが、中央分離帯を挟んだ専用レーンを走り、電車のように
ホームが設置され、乗降口が高い位置にあるバスという点が特徴なのだ。
2004年、悪化する一途の交通渋滞を克服すべく、「速くて快適」をテーマに
鳴り物入りで導入された。
現在、ジャカルタ市内を8路線(コリドー)で縦横に結んでいる。
どこからどこまで乗っても一律料金。3,500ルピア(約35円)の運賃は
政府の補助金があるからこそ維持できている。
専用レーンはブロックで仕切られており、一部相乗り部分があるが、
一般の自動車が入れないように工夫されている。このため「速さ」という
点は合格。一方、1日24万人が利用するという混雑ぶりは、運用面からすれば
成功している証と主張できようが、「快適さ」という点はもう少し
追及できる余地がありそうだ。
とはいえ、すでに整備された道路網を活用しているという点、巨額なインフラ
投資をしないでここまでの公共交通機関網を整備したとみれば、公共交通網と
して大成功といっていいのではないだろうか。
社内アナウンスもインドネシア語に続いて、英語付。
社会弱者をサポートする車掌のサービスも素晴らしいではないか
(タイのバスの車掌に見せてやりたいくらい・・・)。
(*)2009年8月7日の本ブログ参照
この町に欠かせない快適な庶民の足といえば、写真のトランスジャカルタである。
一見、普通のバスだが、中央分離帯を挟んだ専用レーンを走り、電車のように
ホームが設置され、乗降口が高い位置にあるバスという点が特徴なのだ。
2004年、悪化する一途の交通渋滞を克服すべく、「速くて快適」をテーマに
鳴り物入りで導入された。
現在、ジャカルタ市内を8路線(コリドー)で縦横に結んでいる。
どこからどこまで乗っても一律料金。3,500ルピア(約35円)の運賃は
政府の補助金があるからこそ維持できている。
専用レーンはブロックで仕切られており、一部相乗り部分があるが、
一般の自動車が入れないように工夫されている。このため「速さ」という
点は合格。一方、1日24万人が利用するという混雑ぶりは、運用面からすれば
成功している証と主張できようが、「快適さ」という点はもう少し
追及できる余地がありそうだ。
とはいえ、すでに整備された道路網を活用しているという点、巨額なインフラ
投資をしないでここまでの公共交通機関網を整備したとみれば、公共交通網と
して大成功といっていいのではないだろうか。
社内アナウンスもインドネシア語に続いて、英語付。
社会弱者をサポートする車掌のサービスも素晴らしいではないか
(タイのバスの車掌に見せてやりたいくらい・・・)。
(*)2009年8月7日の本ブログ参照