人生ここらでジャカルタン

タンザニア、タイ、そしてインドネシアへ。タイ人の妻と進む平凡でクレージーな人生の考察をつづるブログ。

いたる所に割れ門!神々の島バリ島

2009年12月21日 18時12分52秒 | 人生ここらでジャカルタン
インドネシアでヒンズー教の島と言えばバリ島である。

同国は2億を超える国民の9割がイスラム教徒であるが、
ここバリ島では一転、住民の9割がヒンズー教徒。
インドネシアの他の街と比べると雰囲気もガラリと変わるのである。

バリのヒンズー教はシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマという
3大神の上にサンヒャン・ウィディという最高神が存在する
ことが特徴的で、時にバリ・ヒンズーと呼ばれるようだ。

また、ヒンズーが入る前の自然信仰の影響が今日も見られ、
世界の他のヒンズー国と比べても独特の文化を有するとされる。

写真はバリ島のあちこちで目を引く「割れ門」。
本来、寺院の入り口にあるものだが、あまりに特徴的すぎて、
ホテル、店、レストラン、さらには一般民家の入り口でも
見ることがある。

面白いのは、その由来。
バリ島で神聖な存在である山を連想させることから、邪気を寄せ付けない。
誰でもWelcomeだということから割れている。
はたまた、邪気が入ろうとすると閉まる。
など、諸説があることだ。
教典に記述がなく、言い伝えによる信仰が多いということなのかも知れない。

多神教であり、あちこちに神が存在する。
そんな点が仏教と共通している。