人生ここらでジャカルタン

タンザニア、タイ、そしてインドネシアへ。タイ人の妻と進む平凡でクレージーな人生の考察をつづるブログ。

ご飯は左手前が基本!?ジャカルタのほか弁

2009年07月30日 00時43分23秒 | 人生ここらでジャカルタン
2009年7月28日の本ブログ掲載「ほかほか弁当」のふたを開けた
のが写真である。

なんと、200円でこれは作れないだろ・・・。
ふたに書いてある通り、「本当においしい」のである。

豚肉を食べないイスラム国のため、おかずのバリエーションは、
牛肉と鶏肉の2種類。醤油ベースの焼き肉、甘辛の照り焼きの
2パターンで合計4種類を提供している。

それにしても、日本式に言えば、ご飯が手前が正解じゃなかろうか。
インドネシア人の店員はそこまで気がつかないのだろう。

そして、私も気づかずに食べた。恥。

一言多い?ジャカルタのほかほか弁当

2009年07月28日 13時08分40秒 | 人生ここらでジャカルタン
写真はジャカルタのあちこちに店舗を展開する
日本でもおなじみのほかほか弁当だ。

2009年7月27日の本ブログに掲載したショッピングモール、
日本食フロアーの片隅にもしっかりと店を構えており、
いつも賑わっている。客のほとんどはインドネシア人のようだ。

弁当のふたにはご丁寧に
「本当においしいです」とある。

どれどれ。
ふむ、まあまあの味ではないか。

200円ほどという安価な値段設定も
ローカルの人に受け入れられている理由ではないだろうか。
この値段、もちろん路上の屋台飯からすると高いのだが、
ファーストフードというカテゴリーで見ると、
マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンのセットメニュー
に比べ割安感がある。

世界で日本食ブーム?ジャカルタの日本食フロア

2009年07月27日 00時42分56秒 | 人生ここらでジャカルタン
行く先々で日本食ブームがすごい。

かねてよりタイ・バンコクの日本食ブームには慣れており、
そうそう驚かない自信があったのだが、ここジャカルタの
ショッピングモールには驚きを超え、笑わされてしまった。

巨大なショッピングモールの1フロアが完全に日本食フロア
のようになってしまっている。
写真はそのフロアの中心にデザインされた日本庭園。
石庭、池、滝、石橋と、言ってみれば京都のある庭園が完全に
コピーされてしまっている。
ここを囲むようにレストランが配置されているのである。

そもそもタイは日本企業も多く、同じ仏教国としても親近感を
共有してきたであろう。日本食の広がりも自然に感じられた。
一方インドネシアはイスラム国だ。在留する日本人もタイよりは
少ない。しかし、豚肉こそ食べないのが基本だが、牛肉は
しゃぶしゃぶ、焼き肉などをはじめ自然に受け入れられ、
刺身などの生魚もおしゃれな食文化として定着しているようだ。

ホテルやショッピングモールは危険!?ジャカルタ・テロ

2009年07月19日 15時52分32秒 | 人生ここらでジャカルタン
一昨日起きたジャカルタの爆弾テロを受け、外資系の
ホテルやショッピングモールなど、大勢人の集まる場所
へ出かけるのは控えるようにとの安全情報が出ている。

日本人はこうしたアドバイスに比較的忠実である。
危険情報が出ると、渡航を延期する確率が非常に高いのである。

当たり前と思うのも日本人だからだが、日本人以外の外国人は
限りなく無関心でいるように見える。両方に言い分があろうが、
こうした安全意識が日本人を被害から守っているのは事実であろう。

ここジャカルタでも危険かどうかの基準は欧米資本かローカルか
ということになる。しかし、普段から外国人が行くほとんどは写真の
ような大きなショッピングモールで、外国人だけでなく現地の金持ち
も多く利用する。

普段からローカルの市場などに行かないでいると、いざという時
他の選択肢はないと言っていい。

いかに現地人と同じ生活スタイルを普段から心掛けるかが、大事という
ことになるのであろう。

と、そう思うのも日本人だからであり、ほかの外国人はあまり
考えなさそうだ。

ジャカルタで爆弾テロ!インドネシア

2009年07月18日 14時50分10秒 | 人生ここらでジャカルタン
首都ジャカルタの欧米系2ホテルで爆弾テロがあった。

朝のローカルニュースで知り、早速CNNやBBCに切り替えると
すぐに報道され始め、時間が経つとともに被害状況が大きく
なってきた。写真はCNN報道の一こま。

死者数も報道により異なると、事態がまだ完全に把握されて
いないのだということが分かり、恐ろしさが増す。

同ホテルでの爆弾テロは2003年以来2度目ということになるらしい。
宿泊者、従業員の鞄をすべてチェックし、車もすべてトランクを
開けさせて確認するというセキュリティーは、ジャカルタの常識で
他のホテルもすべて慣行している。

インドネシア政府は、今回もイスラム過激派のテロと断定し
捜査をしている。

自爆テロという手法。
いまだ記憶に鮮明な9・11事件の延長線上に感じられるのは
考えすぎではあるまい。

在外選挙をライブで報道!インドネシア大統領選挙

2009年07月16日 14時24分48秒 | 人生ここらでジャカルタン
7月9日に実施され、即日開票されたインドネシアの大統領選挙。
即時報道されたのは国内の投票状況だけではなかった。

写真は、在日インドネシア大使館とをライブで結んだニュース報道。
東京に住むインドネシア人の投票状況を報道している模様だ。

思えば日本人の在外選挙制度は確立されてからそんなに年月が
経っていないはず。インドネシアの選挙制度は、その国の発展度合いに
比べ、大いにしっかりしているという印象だ。

今回は海外でも報道の多い、今年の日本の衆議院議員選挙。
国民の関心もこれまでより高いようであるが、インドネシア人の
大統領選挙に寄せる関心の高さも特筆に値する。

国の政策が国民生活に直結している証であろう。
今回の日本の選挙も、近い将来の国民生活に直結したものになろう。

行く先々で大統領選挙!2009年インドネシア

2009年07月12日 16時18分45秒 | 人生ここらでジャカルタン
去る7月9日、5年に一度の大統領選挙が行われ、ユドヨノ大統領が
再当選を果たした。この国は1998年に独裁政権が崩壊し、民主化
されてわずか10年程度なのだ。

その割に首都ジャカルタの発展は目を見張るようであり、また、選挙に
対して人々も落ち着いているから、興味深い。

思えば東アフリカ・タンザニアに滞在した最初の年(2005年)も
大統領選挙に遭遇した。「武器を持ってこないように」などという
選挙投票日の注意点が新聞に広告される(*)など、民主主義への基盤は
至って脆弱だった。

しかし、インドネシアの大統領選挙は平和に行われ、開票も早かった。
テレビの開票速報は刻一刻と状況を伝え、開票に対する国民の信頼も
厚く感じられた。まさに先進国並みだ。

2期目のユドヨノ大統領は、経済成長、汚職撲滅、地方のインフラ整備の
3つを公約に掲げて取り組むようだ。

アジア金融危機にあえいだこの国を、現在の成長率まで持ち直した手腕は
少なからず支持されているようだ。日本のメジャー紙の社説にも取り上げ
られるなど、日本にとっても大きな国になりつつあるということだろう。

(*)2006年2月22日の本ブログ参照。

物乞いをする子供!信号待ちのジャカルタで

2009年07月07日 15時07分33秒 | 人生ここらでジャカルタン
日本車の新車が列をなすジャカルタの中心部で、
信号待ちの車に次から次へと物乞いをする子供に出会った。

経済成長の音が響くジャカルタで、外国人や富裕層が押し掛ける
ショッピングモールだけに身を置いていれば、気づかないまま
過ぎていってしまうものであろう。

しかし、ジャカルタに到着した外国人がまず目にする発展度合いと
一人あたりのGDPがわずか$2,000そこそこという国のマクロデータが
示すのは莫大な貧富の差に他ならない。

運転者に対する物乞いだけでなく、バス亭や歩道に座る歩行者に対する
物乞いもいる。

一歩町へ踏み出せば、そこは紛れもない典型的発展途上国の風景だ。

悲観的面だけではない。
街ゆく人、目が合うと微笑みかけてくれる風情もそのひとつなのだった。

コーランと夕陽!ジャカルタのサンセット

2009年07月06日 15時38分10秒 | 人生ここらでジャカルタン
夕方になると街中のモスクからコーラン(*)が鳴り響く。

これが、イスラム国にいるという雰囲気のおおよそを
作り出しているのではないだろうか。

ここに来る前、ある知人から10年ほど前に初めて訪れた
ジャカルタの印象を「どことなくさびしい」と聞かされた。
なるほど、現在6%代の経済成長を遂げるインドネシアだが、
ところ狭しと林立するショッピングセンターや高層ビルが
なければ、コーランの独特のメロディーが訪れる外国人に
さびしい印象を与えるのもうなずける。

現在のジャカルタは写真のとおり建設ラッシュが続き、
人や車があふれている。さびしい雰囲気はこれっぽっちも
感じられず、感じるのはむしろ、この大都市が秘めるパワーだ。

コーランが鳴り響く中、高層ビル群の向こう側に夕陽が落ちて行く。

(*)イスラム教の聖典。ムハンマド(マホメット)が天使ガブリエルを
通して受けたとされるアッラーの啓示を集録したもの(出典:大辞泉)