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聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
冬の円山公園、出会った巨樹。

今日は成人の日なのですが中年のおじさんには関係なく、今日もコンピュータの前でデスクワーク。
ひー。
でも朝、少し早めの時間に札幌市中央区の北海道神宮と円山公園へ、ちょこっとだけ行ってきました。
春には桜並木になる参道は今は雪で落ち着いた佇まい。
成人の日ですが、時間が早いせいか、人もそれほど多くなく。
外国からの観光の団体の方がいました。

北海道神宮は道内には自生していない杉が明治期に植林され、すでに立派な杉林になっていたり、また、敷地内には桜、梅も多く植えられていたりして、道央以北では最も「日本」を感じさせる場所だといえると思います。
しかし隣接する円山公園には、まだ手付かずの原始の森が少しですが残っています。
すぐ側にある円山の原生林は有名ですが、平地で市街地と直接触れている円山公園にも、昔から伐られていないカシワやハルニレ、カツラの樹などが多く残っています。
野鳥やエゾリス、シマリスなども多く、市民の憩いの森になっているのです。
少し新雪が降った翌朝。
行き交う人は少ないながら、冬でもジョギングする人、犬の散歩の人、腕章に双眼鏡のレンジャー風の方など、いろんな方に出会えます。

公園内を通る車道。道のこちら側は北海道神宮がある側。向こう側は円山原生林に続く林です。
この道は市街地と円山動物園を結んで、大倉山シャンツェ方向へ続く道。

円山公園内には、先に言ったような巨木も多く、新しい植林された樹たちと混じって立っています。
池のほとりに、大きな大きな樹を見つけました。
樹種がわかりません。ハルニレでしょうか。
何の説明書も、囲いもありませんが、道内各地にある記念保護樹クラスの大きな樹です。
写真ではこの大きさは分かりにくいのですが、周囲に立っている樹たちも特に大きくはないにしろ、別に小さいわけではありません。
このスケール感、ひとりだけ縮尺を間違ったみたいなサイズの違いがお分かりいただけるでしょうか。

円山公園内の巨木はカツラ、カシワの樹などが多いのですが、それらは歳を重ねたところに周囲の都市化など環境の変化が加わったためか、部分的に枯死しているものも多く、大枝をいくつも伐られたり、保護の為にたくさんのワイヤーやロープがかかっていたりするものがあるのですが、この樹は大きく樹冠を広げ、その枝枝に冬芽をびっしりつけて健康に、どっしりと、ゆるぎなく立っています。
樹齢はどれほどでしょうか。老木といった感じではありません。
壮年期の活力を感じさせつつ、巨木としての風格が四方に浸透しているかのような、この場所の空気の間違いなく中心となっている樹です。
圧倒されつつも、懐かしく、落ち着く…。
この樹には私が出会ってきた名立たる名木たちと共通した気が満ちているようでした。
残念ながら今日は時間もなく、この樹とじっくり対面することができませんでした。
しかし、春、夏、そして秋、この樹やこの樹の周辺では、きっと四季折々に、さまざまな風景があることでしょう。
またひとつ、季節を変え、時を越えて訪ねてみたい樹が増えました。
「また、来ます。」
今日は、その短い挨拶だけで、この樹の下を後にしました。
帰りがけ、そろそろ成人式に出掛けるのでしょうか、晴れ着を着たお嬢さんが雪の上を慎重に歩いて、親御さんの運転する車に乗り込むのを何回か見ました。
20年は長い。でも、あっという間だ。
40代後半の私。
20年後、仕事を引退しても、いろいろ変わっても、こうして時々樹を訪ねる人でありたいものだと、思いました。
ひー。
でも朝、少し早めの時間に札幌市中央区の北海道神宮と円山公園へ、ちょこっとだけ行ってきました。
春には桜並木になる参道は今は雪で落ち着いた佇まい。
成人の日ですが、時間が早いせいか、人もそれほど多くなく。
外国からの観光の団体の方がいました。

北海道神宮は道内には自生していない杉が明治期に植林され、すでに立派な杉林になっていたり、また、敷地内には桜、梅も多く植えられていたりして、道央以北では最も「日本」を感じさせる場所だといえると思います。
しかし隣接する円山公園には、まだ手付かずの原始の森が少しですが残っています。
すぐ側にある円山の原生林は有名ですが、平地で市街地と直接触れている円山公園にも、昔から伐られていないカシワやハルニレ、カツラの樹などが多く残っています。
野鳥やエゾリス、シマリスなども多く、市民の憩いの森になっているのです。
少し新雪が降った翌朝。
行き交う人は少ないながら、冬でもジョギングする人、犬の散歩の人、腕章に双眼鏡のレンジャー風の方など、いろんな方に出会えます。

公園内を通る車道。道のこちら側は北海道神宮がある側。向こう側は円山原生林に続く林です。
この道は市街地と円山動物園を結んで、大倉山シャンツェ方向へ続く道。

円山公園内には、先に言ったような巨木も多く、新しい植林された樹たちと混じって立っています。
池のほとりに、大きな大きな樹を見つけました。
樹種がわかりません。ハルニレでしょうか。
何の説明書も、囲いもありませんが、道内各地にある記念保護樹クラスの大きな樹です。
写真ではこの大きさは分かりにくいのですが、周囲に立っている樹たちも特に大きくはないにしろ、別に小さいわけではありません。
このスケール感、ひとりだけ縮尺を間違ったみたいなサイズの違いがお分かりいただけるでしょうか。

円山公園内の巨木はカツラ、カシワの樹などが多いのですが、それらは歳を重ねたところに周囲の都市化など環境の変化が加わったためか、部分的に枯死しているものも多く、大枝をいくつも伐られたり、保護の為にたくさんのワイヤーやロープがかかっていたりするものがあるのですが、この樹は大きく樹冠を広げ、その枝枝に冬芽をびっしりつけて健康に、どっしりと、ゆるぎなく立っています。
樹齢はどれほどでしょうか。老木といった感じではありません。
壮年期の活力を感じさせつつ、巨木としての風格が四方に浸透しているかのような、この場所の空気の間違いなく中心となっている樹です。
圧倒されつつも、懐かしく、落ち着く…。
この樹には私が出会ってきた名立たる名木たちと共通した気が満ちているようでした。
残念ながら今日は時間もなく、この樹とじっくり対面することができませんでした。
しかし、春、夏、そして秋、この樹やこの樹の周辺では、きっと四季折々に、さまざまな風景があることでしょう。
またひとつ、季節を変え、時を越えて訪ねてみたい樹が増えました。
「また、来ます。」
今日は、その短い挨拶だけで、この樹の下を後にしました。
帰りがけ、そろそろ成人式に出掛けるのでしょうか、晴れ着を着たお嬢さんが雪の上を慎重に歩いて、親御さんの運転する車に乗り込むのを何回か見ました。
20年は長い。でも、あっという間だ。
40代後半の私。
20年後、仕事を引退しても、いろいろ変わっても、こうして時々樹を訪ねる人でありたいものだと、思いました。
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山には登らず、鳥見してました。ここの巨木は私も気になってました。最近、樹木の名前が気になってます。
今年もよろしくお願いします。
同じ日にいらしていたのですね。
円山公園の森はなかなか気持ちがいいですね。
山の名前、鳥の名前、木の名前、草の名前、虫の名前いろんな名前を知ると、ものの見え方も変わってくるように思います。
私はパッと見て分かる鳥の名前が、カラスとスズメくらいなので…。
少しずつ、身の回りの生き物たちの名前を覚えていきたなぁ…と思っています。
ikuniさん、今年もよろしくお願いいたします。