八重桜 山紅葉 春散歩

5月10日（土曜日）
今日も夕方から会議があり、実は今週かなり体調を崩していた私は、その資料ができ上がらず、例によって今朝も5時からしこしこと資料作成にいそしんでいたのでした。

しかし、今朝は気持ちのいい晴天、気温は久々に５℃を切る春の寒さ。
頭をかきむしっても進まないデッドロックに仕事がさしかかったところで、
私は例によってちょっと逃げ出すことにしました。

朝の散歩です。

家の近くにある八重桜。
他の桜が散った頃から咲き始め、もう一週間以上咲いています。
花の時期が長いんですね。
連休中に盛りとなった桜たちはもう葉桜になり、意外なほど大きな葉を、すでに繁らせています。
春の命の勢いを感じますね。



その八重桜のすぐ隣に、ヤマモミジの木があります。
桜の頃はまだ葉を出していなかったのですが、もう今朝は立派なモミジの葉を青空に広げています。
若い葉はみずみずしく、陽に透けて、優しい影を落としています。

目立たないものの、既に花の季節を終えた木々も多く、森では一斉に木々の葉が大きく育とうとしています。
一日、一日と葉が大きくなり、山が緑を濃くし、緑の塊がふくらんでくるかのようです。



冬の間、長靴で雪を踏みしめながら歩く日当たりのよい雑木林の中のこみちは、木々の葉で緑のトンネルのようになっていました。
これからもっと葉が茂り、夏は涼しい木陰の散歩道になります。

既につがいとなった鳥達は卵を暖め、早いところは雛が生まれているのでしょうか、鳥達が鳴きながら飛び交い、せわしなく動き回っています。
散歩道とはいえ、巣の近くを通って鳥達を脅してしまうのは本意ではありません。
あまり長く立ち止まらず、静かに、さっと通り過ぎましょう。
私も資料つくりの忙しさの中、逃げ出してきたのですから、ホントはそんなに時間があるわけではないんです。

つかの間の散歩。
朝の空気はいつも少しの元気を、私にくれます。
さあ、資料作成にかかりましょう。