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スキーヤーの聖地 ニセコ

ニセコ。
その美しい名前は、アイヌ語の「ニセイコアンベツ」(渓谷に寄りかかる川)、または「ニセイコアンヌプリ」(渓谷に寄りかかる山)からとられたという。
ニセコは今、スキーヤーの聖地として国内のみならず、海外からも注目されている。
ニセコのスキー場近辺にはオーストラリアの人々の為のコンドミニアムが次々に建築され、スキー客も、夏冬が逆のオーストラリア、ニュージーランド、のみならず、アジアの国々や世界中から訪れ、スキー場やホテル、レストランでも、様々な言語と肌の色が行き交う、国際的なスキーリゾート地となっている。

ニセコの魅力について、『大人のスキー2007年冬号』(実業之日本社)の特集、「聖地巡礼」では次のように紹介している。

 今、国内外から注目を集めているニセコ
 上質な粉雪、広大なエリア
 美しい景観、やすらぎの秘湯……。



また、ニセコアンヌプリ山の広大な斜面に広がる3つの巨大スキー場、ニセコアンヌプリ、ニセコ東山、ニセコグランヒラフは別々のスキー場でありながら、共通リフト券を発行し、スキーヤーが自由に、存分にニセコの山を楽しめるように企画し、ニセコユナイテドとして、総計60コースにも亘る広大なスキーパラダイスエリアを創設。そのキャッチコピーは、

 地球で最も美しい雪を滑る

である。



最高のパウダースノウ。
エリア内には圧雪したゲレンデもあれば、未圧雪ゾーンもあり、新雪を巻き上げて滑走する快感を安全に楽しむことも可能。

初心者用ファミリーゲレンデから傾斜40度に迫るこぶの連続斜面、林道を利用した長くゆるやかな景観を楽しめるコース、緩斜面、中斜度、急斜度、林間、スプリング、とあらゆるコースが揃い、しかも広々として事故も起こりにくい。
リフト、ゴンドラも充実していて、長い列に長時間並ぶことなく次々に滑走できる。

スキー場下のホテル群はもちろん、中腹や山頂付近にもレストハウス、カフェ等があり、救急体制も整備されている。



ニセコユナイテドにはニセコスキー場共通の「ローカルルール」があり、安全で快適に、そして楽しくエキサイティングなスキーを楽しむために、スキーヤーはそれに従わなければならない。

ニセコでは、責任回避の為の事勿れ規制はない。しかし、安全のためにローカルルールがある。
スキー場管理区域外の「オフピステエリア」には、ロープをくぐって入ってはならない。しかし、新雪を楽しみたい人のために入れるゲートがある。そのゲートでは、雪の状態や注意をしっかり伝えてくれ、行くかどうかを利用者に判断させる。
もちろん、雪崩など危険な場合には進入できない。



ニセコに訪れるスキー客は、ニセコという聖地に巡礼に訪れたコアなスキーヤーもいれば、今回の我々のように、家族の温泉・観光+スキーという場合もある。
自分はスキーをしないが家族と共に来た、と言う人もいる。
ニセコではその誰もが、雪山とその麓を楽しめるように、様々に配慮され、企画されているのだ。



しかも、それらは手を伸ばせばすぐに届くが、決して押し付けがましくはない。
そっとしておいて欲しい人はそっとしておいてくれる。
自分で求めれば、スクールも、イベントも、様々に用意され、その案内表示やパンフもとてもわかりやすいものだ。
広大なスキーゲレンデは、ガンガンに音楽が流れることもなく、山そのものを楽しむことができ、しかし、アナウンスは全域にしっかり聞こえるようにスピーカーはしっかり設置されている。
客は、金づるとしてちやほやされるのではなく、大人として大切に扱われるのだ。

3月下旬。春の光はニセコの山の雪をも解かしていく。
さすがに山頂付近の気温の低い部分以外はパウダースノウではなくなっていくが、
それでもじゃりじゃりにならずに滑りやすいのは、不思議だった。



ニセコのスキー場の魅力はそのエリアと雪だけではない。
その景観もまた、大きな魅力の一つなのだ。
明日は、ニセコグランヒラフから眺めた羊蹄山の美しい姿を中心にご紹介しよう。
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