明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【ハプニング】 What's happening!

2009年01月24日 | 映画


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それはニューヨーク・セントラルパークから始まった。突然立ち尽くしたかと思うと、自ら命を絶ち始める人々。何が起こっているのか?原因は?何も分からないまま逃げ惑う人々。事態はアメリカ東部全体に広がっていく。高校教師のエリオットは妻と友人の娘とともに安全な場所を探して避難を続けていくが…
「シックスセンス」「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督のサスペンス・ホラー
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さあみなさん、シャマラン監督の映画ですよ。
シャマランといえば、観客の読みを裏切るどんでん返しの映画ばかり撮る監督。そして最近はといえば、裏の裏をかきすぎて観客が離れていっているのも事実 (T_T)

でもボクはシャマランふぁん。『レディ・イン・ザ・ウォーター』もちゃんとお金出して観ましたしな(^_^)


さて、昨年物議をかもし出していた話題の映画。やっとDVDで観賞できました。

なぜ人々が自殺していくのか。これはテロなのか?政府の秘密研究のせいなのか?
結局どうも、「植物が神経ガスみたいなのを出して人類を殺しているのでは?人類への地球からの警告では?推測だけど。」ということみたいな話なんです。あ、ところでこれオチ言っちゃってるワケではないですから。話の中で早々にバンバン出てくるので。

これ、シャマラン映画だと思って見てはダメなんですよ。普通の映画だと思えば、すごく丁寧に作ってある平凡なホラーサスペンスです。よくある古典的なSF小説を読んだような感じですわ。

しかし、これをシャマラン映画だとして観ると、確実に観客の裏をかきまくったと思います。お口もあんぐりでした。

「オチなしのオチ」とだけ言っておきましょうか。


こりゃあシャマラン。。。(= =)


そんなオヤジギャグも出るっちゅうもんです。


「人類への警告」っていう視点で観ると先日観た『地球が静止する日』を思い出したが、どちらもスットコという点では同じである。


シャマランは何をしたいんだろう。本当に普通の正統派ホラーを撮りたかったんだろうか。それとも周りに作られた殻をやぶりたかったんだろうか。はたまたボクなんかの考えも及ばないもっと深い秘められたメッセがあるんだろうか。

擁護派であるボクも、そろそろ彼を見限る必要性を感じちゃったりしなかったり。
でもまだまだついて行くよ、シャマラン。自己責任で。そしてまた「う~んさすが!」と唸ってしまう映画を作ってくれよ。せめて3年以内ぐらいに。。。もう10年近くだまされているから。。。

評価:★★☆☆☆

マジで頼むよ、シャマラン。


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