先々週の金曜日の夜だった。知人と食事をしていると携帯電話が鳴った。TBS・「みのもんたのサタデーずばッと」の女性ディレクターからの電話だった。
「あのーっ、誠に突然で恐縮ですが…」。いつも明るい声のディレクターが、妙に声が沈んでいる。「無理は承知なんですけど、明日の番組に出演できないかと…」。
それまで「サタずば」には2週連続で、出演したのだが。
「みのが〝政治とカネ〟の問題でぜひ高木さんにと言っているのですが」と、人の気持ちをくすぐるように話す。しかし、翌朝は日程が詰っていたため、お断りをした。
9月の終わりは、金曜の深夜にテレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演。その後TBSへ移動し、「サタずば」に出たことがあった。
みのさんは「徹夜なんですよね」と紹介の時に語りかけてきた後、「政治家は体力が必要ですよね」。ギネスブックに載るくらい、毎日レギュラー番組をはしごしているみのさん。ある日の番組中のこと。スタジオでのトークが終わり、ビデオが流れた。ナレーターの声がスタジオに響く。茶の間の画面はビデオの映像が映っている。ところがスタジオのみのさんは、なんと、立ちながら眠っているではないか。
政治家も体力勝負だが、みのさんにはどの政治家も負けるのでは…と思ってしまった。
「テレポリティクス」という言葉がある。今、政治は新聞、雑誌などの活字以上にテレビの影響が大きい。象徴的なのは〝小泉劇場〟だった。「ワンフレーズポリティクス」ともいわれる短い言葉で言い切る小泉元首相。2年前の〝郵政選挙〟もまさにテレビが作り上げた選挙だった気がする。与党の一員として、私もその恩恵を受けた一人だった。
テレビの影響を無視できない状況の中で、各党は有権者へのアピールを、いかにしていくか。悩ましいところだ。
政党また政治家として、ていねいに説明責任を果たさないといけないと思う。しかし、テレビでは長々と話すことは難しい。特に討論番組では、1分程度で話しをまとめなければならない。ある放送記者は「20秒ですよ」という。
分かりやすい話。今、永田町の政治家に求められていることではないか。
「あのーっ、誠に突然で恐縮ですが…」。いつも明るい声のディレクターが、妙に声が沈んでいる。「無理は承知なんですけど、明日の番組に出演できないかと…」。
それまで「サタずば」には2週連続で、出演したのだが。
「みのが〝政治とカネ〟の問題でぜひ高木さんにと言っているのですが」と、人の気持ちをくすぐるように話す。しかし、翌朝は日程が詰っていたため、お断りをした。
9月の終わりは、金曜の深夜にテレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演。その後TBSへ移動し、「サタずば」に出たことがあった。
みのさんは「徹夜なんですよね」と紹介の時に語りかけてきた後、「政治家は体力が必要ですよね」。ギネスブックに載るくらい、毎日レギュラー番組をはしごしているみのさん。ある日の番組中のこと。スタジオでのトークが終わり、ビデオが流れた。ナレーターの声がスタジオに響く。茶の間の画面はビデオの映像が映っている。ところがスタジオのみのさんは、なんと、立ちながら眠っているではないか。
政治家も体力勝負だが、みのさんにはどの政治家も負けるのでは…と思ってしまった。
「テレポリティクス」という言葉がある。今、政治は新聞、雑誌などの活字以上にテレビの影響が大きい。象徴的なのは〝小泉劇場〟だった。「ワンフレーズポリティクス」ともいわれる短い言葉で言い切る小泉元首相。2年前の〝郵政選挙〟もまさにテレビが作り上げた選挙だった気がする。与党の一員として、私もその恩恵を受けた一人だった。
テレビの影響を無視できない状況の中で、各党は有権者へのアピールを、いかにしていくか。悩ましいところだ。
政党また政治家として、ていねいに説明責任を果たさないといけないと思う。しかし、テレビでは長々と話すことは難しい。特に討論番組では、1分程度で話しをまとめなければならない。ある放送記者は「20秒ですよ」という。
分かりやすい話。今、永田町の政治家に求められていることではないか。