高木陽介「奔馳不息(ほんちふそく)」

衆議院議員 高木陽介のブログ

体も財政もダイエットに苦心中

2012-02-21 18:47:18 | 活動徒然
 脱メタボ効果でトマト品切れ続出」

 先週金曜日の夕刊フジ3面の記事だ。

 「脱メタボ」の活字に敏感に反応するサラリーマン諸氏は多いのではないか。

 私も思わず記事に見入ってしまった。

 何でも10日付の米オンライン科学誌に京大の研究グループが、トマトの脂肪燃焼効果を掲載したことがきっかけのようだ。

 マウス実験だが、人間の食事に換算すると生トマトなら1食に2-3個、トマトジュースなら1食に200ミリリットルで、脂肪を燃焼させる遺伝子を活性化させるらしい。

 夕刊フジによると、店頭ではトマトが品切れになったり、カゴメの株価が先週は上昇しているという。

 だが、ちょっと待てよと思う。自称「健康オタク」の私。実は毎朝、トマトジュース1缶(200ミリリットル)を飲み続け5年以上になる。

 ところが、腹周りの脂肪はいっこうに減っていないのだ。

ダイエットに関してはこれまで様々な挑戦をしてみた。何度か体重を減らし、ウエストをしぼることに成功するのだが、しばらくすると元に戻ってしまう。

 そこで私なりに悟ったことが、楽をしてダイエットはありえないということ。

 やせる原理は簡単だ。摂取カロリーより、燃焼カロリーが上回れば、脂肪は燃焼する。

 昨年はこの原理に基づいて、1日1万歩と30分以上のウォーキングを最低1日1回実行。

 その結果、何と半年で7キロの減量とウエスト8センチ減に成功した。ところが、昨年秋から衆議院予算委員会の理事に就任したころからウォーキングが途絶えた。

 今月に入って来年度予算案の審議がスタートした。NHKのテレビ中継は基本的質疑2日間と、テーマごとに開催する集中審議に限られる。

 しかし、それ以外の日も朝9時から夕方5時まで、昼1時間の休憩をはさんで開かれ、座りっぱなしの毎日。ウォーキングどころではない。

 昨年、苦労して減った体重は、あれよあれよという間に戻っていく。燃焼しいなら、摂取を控えればいいのだが、座っているだけでも腹は減ってくる。

 絵に描いたようなリバウンドだ。

 予算委員会は理事や委員のほか、閣僚も座り続けて大変だ。そういえば体型的にメタボ気味の野田首相も少し丸くなった気もするが、体重はどうなのだろう。

 消費税増税の前に、行政改革をはじめ身を切らなければならないと誰もが言う。

 だが国の財政のダイエットはなかなか進まない。野田首相は自分のダイエット以上に苦労しているようだ。