高木陽介「奔馳不息(ほんちふそく)」

衆議院議員 高木陽介のブログ

最近「涙」を流しましたか。「笑い」ましたか。

2009-02-17 19:22:26 | 活動徒然
 最近、「涙」を流しましたか。また「笑い」ましたか。
 「涙」と「笑い」は人間の特権。ストレスの多い現代人にとって、この2つは特効薬でもある。
 人間が泣く時、流れる「涙」は、ストレス物質を排出する役割がある。悔しい時や怒った時は交感神経が働き、涙にはナトリウムが多く含まれ、しょっぱい味がする。一方、うれし涙や悲しい涙は副交感神経が働いて、涙の量が多く薄口になるという。
 どちらにしても、感情的な「涙」は体にいいらしい。ということで、感動的な(悲しい)映画をDVDで見て、「ストレス解消!」と思った。ところが、そのDVDを見る時間がなく、かえってストレスが溜まっている昨今だ。
 一方、「笑い」も体にいい。「笑い」の効用として①免疫力を高め、自然治癒力を高める②脳の血流量が増え、活性化する③ストレスを解消―などが確認されている。「笑い」は構えなくても日常生活によくある。わが家の場合は日常が笑える。
 高校1年の長女は将来、語学を活かした仕事に就きたいと考えている。ある時、
「お姉ちゃんは2ヵ国語話すことになるんだ。お母さんは何ヵ国語話せる?」と小学5年の次男が妻に問いかけた。
「お母さんは、関西弁と標準語の〝2ヶ国語〟」と妻。(ちなみに妻は大阪出身)
「じゃあ、お父さんは?」と次男は続ける。
私が答える前に、妻が「お父さんは日本語だけだけど、人の2倍しゃべるの…」
納得(?)した次男は「僕は普通の人の2倍食べる!」
さらに長女が、その場に居ない長男(高3)を評して「(のんびりしている)お兄ちゃんは人の2分の1のエネルギーで生きてるね」
自然と皆、笑い出した。吉本興業の漫才ではないが、「笑い」が日常会話に融け込んでいる気がした。
今、百年に一度といわれる経済危機の中、国の舵取りは緊張感を強いられる。だが、緊張の糸が張り詰めたままでは、いい知恵も出てこない。
オバマ大統領も家族と居る時の映像はにこやかだ。麻生首相も、プライベートでは、「大泣き」と「大笑い」をした方が、ストレス解消して知恵が湧くのではないか。
ただし、国会の答弁は真剣勝負で。

共通項を探す政治の醍醐味

2009-02-03 22:23:36 | 活動徒然
 消費税の議論の最中だった。
 「民主党、公明党、自民党のなかでも政策に関して相容れるところがあったら、政策協定をしてでも、きちっと消費税の問題は決着をつけないと、国民は納得できない」
 みのもんたさんが言った。「その通りだな」と私も思った。
 先月24日の早朝。TBSの〈みのもんたのサタデーずばッと〉の放送中のことだ。
 みのさんは話し続けた。
 「じゃあ、公明党から総理大臣が出ましたよ。それでもって話し合う。消費税に関してはスパーンと決まる。国民にとって一番いい形っていうのは、そうやればできるんじゃないですか」
 これまで同番組に何回も出演し、みのさんの鋭い突っ込みで、タジタジになったことが何度もあった。
 「公明党から総理」。私は一瞬、耳を疑った。お世辞だったかもしれないが、公共の電波で、「公明党から総理」と発言したのは、これが初めてではないか。
 今や〝朝の顔〟として、世論形成への影響が大きいみのさん。「みのポリティクス」という言葉さえある。
月曜から金曜は〈朝ズバ〉。これは○○局が担当し、情報番組の位置づけという。いわゆるワイドショーだ。一方、土曜の〈サタずばッ〉は報道局担当で報道番組の扱い。そういえば、みのさんは月~金はノーネクタイ。土曜はいつもネクタイをしている。
〈サタずばッ〉には、よく呼ばれ、昨年は22回出演した。2週に1度のペースになる。
これまでも番組中に、「福祉党の公明党が…」と、前置きをつけて発言することがよくあった。福祉について公明党に期待する一方、その福祉について、「公明がもっとやってもらわないと」。という厳しい指摘と受け止めていた。
 今回は、さらに踏み込んだ「総理」発言。これまでも、みのさんは「なぜ与野党が話し合わないのか」と何度も語っていた。
 消費税問題もそうだ。国民にとっては最大の関心事といっても過言ではない。解散・総選挙が近くなると、どうしても各党の主張が激突しがちになる。もちろん、国民の側からみれば各党の主張の違いがはっきりした方が、選択しやすい。だが、対立ばかりして政治が停滞することも、多くの国民は不満に思っている。その意味では、互いに話し合い、解決策の提示することも重要ではないだろうか。
 違いを競い合うのも大切だが、共通項を探すのも政治の醍醐味だ。