高木陽介「奔馳不息(ほんちふそく)」

衆議院議員 高木陽介のブログ

『当落確率データ』全公開!

2009-08-11 22:33:55 | 活動徒然
 「『当落確率データ』全公開」(週刊ポスト)、「300小選挙区『全当落』一挙掲載」(週刊現代)
 週刊誌の中吊り広告に躍る活字。いよいよ衆院選が近づいてきた。週刊誌には恒例の当選予想が掲載されている。
 読者(有権者)にとっては当落予想より、各党の政策・マニフェストの方が重要なのではと思うのだが。
 各誌を開いてみると、各候補者の名前の上には○△▲などの優劣の印。まるで競馬の予想紙のようだ。
 競馬の場合、血統、過去の戦績、追い切りのタイム、馬体重など様々なポイントをチェックする。競馬場のパドックで、出走前の馬そのものを見極める人もいる。さしずめ解散をして、公示までの間は、各候補者はパドックで〝品定め〟されている状態か。
 政党、候補者を〝品定め〟するための大きな材料はやはりマニフェストではないだろうか。だが、そのマニフェストが途中でクルクル変わってしまうと、〝品定め〟しようがなくなってしまう。
 8日付の朝刊各紙は民主党の公約修正が大きく報道された。「民主3公約を修正」「日米FTA・成長戦略・分権」と朝日新聞は一面トップで報じている。記事では「今回の迷走劇は、党内で十分な論議をしないまま重要なことが決まる『風通しの悪さ』と、世論の動向を読み切れない『鈍さ』が党の体質に残っていることを示した」と手厳しい。
 一方、今はテレポリティクスといわれているほど、テレビが政治を左右している。特に解散してから、政治家のテレビ討論が増えている。私も週に2回、3回と討論に参加してきた。
 そこでは、いかに分かりやすく話すかが問われている。しかし、短時間で政策を説明しきるのは、なかなか難しい。このテレビ討論も〝パドック〟の品定めの一つかもしれない。
 各誌の当落予想に当事者の候補者は気になるところだ。ちなみに、私の2期目(初めて小選挙区制が導入された96年の衆院選)の挑戦の時、事前の週刊誌予想は、私の方が優勢だった。しかし結果は落選。
 選挙は競馬と違ってギャンブルではない。選挙の結果は一人一人の生活に直結するからだ。
 現状は与党不利と報道されている。公示後の12日間。マニフェストの内容と共に、各党の〝本気度〟も問われてくる。