太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

奇跡の残留へ!

2024-09-04 15:51:09 | 日記
 2カ月もブログをほったらかしにしてしまいましたが、元気に過ごしております。2両のタラコも天に召されてしまい、唯一の捕獲対象であるツートンもなかなかタイミングが合わず、最近は全く撮りに行けてません。キハ40が撮れるエリアで最も近いのは日高本線ですが、日高本線と言いつつも日高管内に乗り入れない現状では、イマイチ「地元路線」という愛着も湧かない。ただ、平日の始発列車に限っては函館地区以外で唯一の3連が見られるので、変なイロモノが混ざらない「純正北海道色3連」は撮ってみたいなと思っていました。日高本線の運用は3行程を6両のキハ40で回しているのですが、その6両のうち2両がイロモノ(むかわ竜&花の恵み)で、一度運用に入るとしばらく入り続けるから厄介。せっかく道色3連ビンゴが発生しても、土日は2連になってしまうので結局撮りに行けてない。そろそろ始発列車では明るさが厳しくなってくる時期なので撮れずじまいで終わってしまいそうだ。
 一方サッカー観戦ですが、こちらもしばらく行っていません。コンサドーレが全く勝てないから。シーズンが半分終わった19節時点ではたった2勝に終わりダントツの最下位。ゲンキンなヤツだと思われるかもしれませんが、札幌在住ならまだしも、クルマで片道2時間かけてガソリン代・高速代・駐車場代もかけて行って惨敗する姿を観させられたら、そりゃもうダメージがデカすぎるのです。ただ、クラブコンサドーレやオフィシャルファンメディア「Channel12」の会員は継続しているし、ここ最近は毎年買っているユニフォームも今年はレプリカじゃなくて高い方のオーセンティックを奮発。背番号は6、むかわ町出身の中村桐耶選手です。去年、チームメイトからも「今年一番伸びた選手」との声も上がった期待の若手。長らく福森選手が不動のレギュラーだった左CBのポジションを奪いましたが、自陣からスルスルッとボールを持ち運んで積極的に攻撃に参加する面白い選手です。しかし、今年はその成長曲線が鈍ってしまった様子。チームも勝てなくなって観戦に行く気力も失せ、「せっかく買ったユニフォームだけど、今年は一回も袖を通すことなく終わっちゃうのかなぁ」と思っていました。
 そんな中、夏のホームゲーム3戦(アビスパ福岡、サガン鳥栖、川崎フロンターレ)限定で選手が着用するスペシャルユニフォームが発表されました。胸のスポンサーロゴは2019年から「ISHIYA」表記でしたが、2018年までの「白い恋人」が復活。また、コンサドーレの1stユニフォームと言えば赤黒の縦縞が定番ですが、2001-02に限っては赤と黒の間に白いピンストライプが入っていました。今回はそのデザインも織り交ぜているのですが、当時の胸スポンサーはサッポロビールだったので、クラシカルな雰囲気を醸し出しながらも初めての組み合わせでなかなかにカッコイイ。いつも限定ユニフォームはレプリカではなくてオーセンティックのみの発売なのでちょっと高いのですが、グッズの中で最も利益率の高いのがユニフォームだと聞いたことがあるので、今年は一度も観戦に行っていないし、少しはクラブに貢献しないとと思って今年2枚目のオーセンティックを購入してしまいました。背番号は35、高卒ルーキーの原康介選手にしました。


 自分がユニフォームを買い始めた頃は胸スポンサーが「ISHIYA」になっていたので、「白い恋人」のユニフォームを買うのは初めて。去年の最終節、小野伸二ラストマッチで配られたTシャツも「白い恋人」だったけど、あれはあくまで記念Tシャツだったし。
 コンサドーレの1stユニはどうしても赤黒縦縞という縛りがあるのでデザインにオリジナリティーを出すのは大変だと思うけど、そこはクリエイティブディレクターの相沢陽介さん、細かいディテールにもこだわったカッコイイユニフォームになっています。今シーズンの残り試合、全部このユニでいいんじゃないかと思うほどです。


 原選手は去年の全国高校サッカー選手権に愛知県代表の名古屋高校の選手として出場。北海道代表の北海高校と2回戦で対戦したため自分もテレビで見ていましたが、1G2Aと名古屋高校の全ての得点に絡む大活躍を見せました。しかしプロからの声はかからず。スポーツ推薦での大学進学の道もありましたが、将来のことを考えて一般入学での大学進学を目指していました。しかし名古屋高校のコーチとコンサドーレの強化担当スタッフとは以前から交流があり「面白い選手がいる」と情報をもらっていたので、急遽沖縄キャンプに練習生として参加が決定。その時点ではまだ大学受験をするつもりだったので参考書等も持参しての参加でした。そこでクラブも本来なら2人部屋のところ1人部屋を用意し、練習後は受験勉強に専念できる環境を整えました。そんな原選手ですが、もともと進学校の名古屋高校という事もあってか戦術理解度も高く、難解なミシャサッカーにも適応したようで見事にプロへの切符を手にしました。そしてシーズン序盤はケガ人続出でなかなかベストメンバーが組めない状況が続いたこともあり、土壇場でプロ入りした高卒ルーキーの原選手にも出場機会が訪れ、すでにリーグ戦で2Gも決めています。ただ、だんだんケガ人も戻ってきたり、夏には7人もの大型補強を行った影響で最近はベンチ入りも難しくなってきてしまいました。それでも近い将来、必ずコンサドーレを背負って立つ選手になってくれると信じています。がんばれ原選手!

 そんな訳で、シーズン前半は「こりゃあ観に行っても勝てそうにないし、今シーズンは一度も観戦に行かずに終わっちゃうかなぁ」と思っていましたが、限定ユニも買ったし、その最後の着用試合でもある9月1日の第29節、川崎フロンターレ戦のチケットを確保して観に行ってきました。実はホントの事を言うとチケットを確保した7月の時点では「もう残留は無理だろ。J1での試合はしばらく見れなくなりそうだから最後に行っとくか。今シーズン成績不振な川崎なら、もしかしたら勝てるかもしれないし」というだいぶ後ろ向きなモチベーションでいました。しかし、石屋製菓をはじめとするパートナー企業が強力にクラブをバックアップしてくれました。奇跡の残留を成し遂げるためには夏の移籍期間での戦力補強は不可欠ですが、後半戦のホームゲームのチケットを10万席分買い上げ、ファン・サポーターを無料招待するという策に打って出たのです。戦力補強に使うお金を提供するのならスポンサー料を増額するという方法もあるかと思いますが、この方法ならクラブにはチケット売り上げとしてキャッシュが入る、無料チケットを配る事で入場者が増えて選手を後押しする声援が大きくなる、という物凄い利点があるのです。また、ちょうど今、パートナー企業を応援するクラウドファンディングが行われているので、お礼の意味も込めて自分も参加しようと思いますし、そう思うファン・サポーターは少なからずいると思います。
 そしてそのおかげで、当初クラブとしては3人の補強を考えていたそうですが、結果的に前例のない7人もの補強が行われました。中でも大崎玲央選手とパク・ミンギュ選手は慣れるのに時間がかかると言われているミシャサッカーに早くもフィットし、攻守にわたって非常に効いている欠かせないレギュラーとなりました。そして直近のリーグ戦5戦では3勝1分け1敗。15得点11失点で得失点差は+4。前半の19戦で2勝しかできず、1試合平均の得点が1点未満、失点が2点を大きく上回っていたチームとは思えない復活ぶりです。相変わらず複数失点が多いのはミシャサッカーではある程度受け入れなければなりませんが、前節は久々のクリーンシート。絶望的だった残留にかすかな光が見えてきた感じです。


 札幌ドームあらため大和ハウス プレミストドームに参戦! 今日はパンまつりとしてたくさんのパン屋さんの出店がありましたが、自分はパンよりも米!肉!ということで十勝の豚丼をいただきました。先週仕事で十勝に行ったのですが、豚丼を食べそこなっていたので満足です。


 選手入場時のスタンドの様子。現在最下位にもかかわらず21,022人の入場者がありました。最近調子が上向きで残留の可能性が出てきたのもあるでしょうが、無料招待の影響も多分にあるでしょう。ただ、無料招待は席が選べないので自分は観たい席のチケットを購入しました。


 前半はフロンターレに押され気味で苦しい時間帯が続きましたがDF陣が耐えてくれて0-0で折り返し。後半は自分が観ている側に攻め込みます。このコーナーキックは弾き返されてしまいましたが、71分に待望の先制点。途中から投入された中村桐耶選手がボールを受けると敵陣中央に侵入し、右サイドにいた髙尾瑠選手にパス。ドリブルで中にカットインするとフロンターレの選手が止めようと3人ぐらい集まってきました。そこで左サイドにいた青木亮太選手が完全にフリーな状態になり、それを見逃さなかった髙尾選手がパスを出す。撃つ直前にボールがバウンドしたので決して簡単ではなかったと思うけど、ダイレクトで撃ったシュートはゴールネットに突き刺さりました。もうスタジアム内は大歓声です。


 ミシャのコンサドーレは失点すると短時間に立て続けに失点してしまう悪いクセがあって、たとえ前半3-0でリードしていても決して安心できないというサポーターには強い心臓を要求する特殊なチームなので、早く追加点が欲しかった。フロンターレのベンチには「札幌絶対殺すマン」の小林悠選手がいるし。しかし今日の試合はそんな心配は必要なかった。80分には中盤のボールの奪い合いを制して右サイドにいた青木選手にボールが出る。するとゴール前に駆け上がる鈴木武蔵選手にピンポイントのクロスボールを上げた。相手DFも2人がかりで競り合ったが、最も高く飛んだのは鈴木選手。ドンピシャで叩きつけたヘディングシュートは相手GKのチョン・ソンリョン選手が一歩も動けない完璧なゴールとなりました。もちろん自分も両手を突き上げて大絶叫。やっぱりコレを味わっちゃうとスタジアム観戦はやめられませんね。結局2-0と2試合連続のクリーンシートで3連勝。前日に19位のサガン鳥栖が負けていたので順位が入れ替わり3カ月ぶりの最下位脱出です。ただ、残留圏17位の湘南ベルマーレも勝っているので勝ち点差は7のまま。勝ち点差が残り試合数を上回ってしまうと逆転はほぼ不可能と言われているけど、残り試合は9戦。奇跡の残留はまだまだ可能だ。奇跡は実現させてこそ奇跡。♪バモ札幌~行こうぜ~!我らと共に~自らのチカラ信じ~熱い気持ち見せて闘え~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする