お天気が良いので、午前中はガーデニングに没頭しました。去年からちょっとバタバタしていてガーデニングからやや遠ざかってしまっていたし、冬は何もできないしでようやくこの季節がやってきた!って感じです。草抜きをしていると顔を出している忘れな草。この花を見るといつも思い出す人がいます。
デンマークの学校へ行っていた時、言葉が分からないので学校職員のMereteという女性に時々デンマーク語を教えてもらっていました。私が授業で分からなかった言葉を質問したり、絵本を読みながらの勉強。慣れてきたらその絵本がどんな話だったかをデンマーク語でMereteに説明する。そして彼女はわざとほとんど英語を使わなかった。私が少しでもデンマーク語を喋るように。
そんな彼女は私を学校以外の場所にも連れ出してくれました。一緒にコンサートへ行ったり、彼女の家に招いてくれ一緒にデンマーク料理を作ったり。あまり多くを語る人ではなかったけど、心のとっても優しい人。デンマークを去る時にちょうど咲いていた忘れな草を見て、「これは"Glem-mig-ikke,私を忘れないで"という花なのよ」と教えてくれました。日本から来た私を温かく迎えてくれ、育ててくれた彼女の事を私は忘れな草を見る度に温かい気持ちと共に思い出します。