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たばこは百害あって一利なし、お酒は百薬の長というけれど

2009-12-15 18:40:09 | タバコ・酒
      「お酒と認知症」    
                    赤旗新聞 2009-5-3号より抜粋参照
 
 たばこは百害あって一利なし。お酒は少量(一日、一合ぐらい)ならば、健康に良いと聞いていたし、自分でも、そう信じていた。

 しかし、「健康に害を及ぼさない量というのなら、せいぜい週に1~2回、日本酒1合の半分程度です。」とのこと。なんとも少ない。

 毎日の晩酌は??
 「避けたい習慣です。次第にアルコールに強くなり、依存もできます。ほとんどは量が増え、飲み過ぎへと進みます。特に50代の男性の常習飲酒者の問題は深刻です。」
 今日は暑かったからとか、寒かったからとか、今日は調子が良いのでと、1杯が2杯になり、いったん酔ったら、自制心を失い、酔いは酔いを求め、3杯、4杯と飲んでしまうことがある。
お酒を多く飲まなくても、少ししか飲まないのに、時には酩酊状態となり、そのまま気絶したように寝込むこともある。晩酌派には経験済みのことと思う。
 この場合、酒の害は相当、進んでいると思って良いと思う。

飲酒習慣の結果は。
 「体のあらゆる臓器が障害を受けます。実際、さまざまな成人病の発症の重大な要因になっています。脳の障害も、行き着く先は認知症です。」

 飲み過ぎ群は脳の萎縮が激しく、認知症の始まりは健常群よりも約17~18年も早い。認知症は40代から増え始め、60代で約50%、80代で100%と直線的に増加します。
 
飲み過ぎプラス高血圧の合併で認知症の発症率はより高くなる。合併は男性に多く、高血圧関連の脳障害を多発。認知症発症の重要な要因にとなります。
 
 毎日晩酌派を中心に飲み過ぎ群は多い。50~65歳の男性のほぼ30~35%が飲み過ぎです。働き盛りの年代ですね。

 飲み過ぎ群は脳の萎縮が激しい、萎縮は頭の前方の前頭葉が大きい。ここは問題を解決し、計画を立てて行動する役割を持つ。人として最も高度な機能が低下することに。両側の側頭葉の萎縮も目立つ。自制心のない、社会的不適切な行動につながっていく。記憶力・理解力も低下する。

 飲み過ぎがなくても高脂血症のままでいると、脳障害が進み、70代前半で約半数が認知症を発症する。

 飲み過ぎ、高血圧、高脂血症。成人病の危険因子であり、認知症の危険因子でもあったのです。

 まずは飲む量を減らすか、やめるか。少なくとも毎日の晩酌はやめるべきでしょう。

 あとは生活習慣を見直して、高血圧や高脂血症を治療します。60歳ころからでもちゃんと節制すれば、放置した場合の予測よりも4~7年程度は、認知症の発症を遅らせることができます。

 働き盛りの自殺者が相変わらず多いとか、11年連続して三万人を超えているという。ひとつには、身体が不健康体となり、内臓の活性化を失い、「身体の冷え」体質となったためと思う。
また、40歳台から50歳台の働き盛りの人は、ストレスのため毎日の晩酌や付き合い酒の量が少しずつ、多くなっているため、飲酒の量を多くしている原因でもある。
 
 認知症の一つ手前の症状で、「頭痛持ち」となり、考える能力が働かなくなるのでは。これが生きていこうとする、「生命力」を弱くしているのではないだろうか。



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