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10~30代に、「ペットボトル症候群」増加…最悪の場合は昏睡状態に

2010-06-04 06:44:47 | 健康法
・最近は10~30 代の間に「ペットボトル症候群」なる現代病が増えているんだとか。
 ペットボトル症候群を発表した聖マリアンナ医科大学の研究グループに在籍していた、
 星賢二先生(現・たまプラーザ内科クリニック)に話を伺いました。

 「ペットボトル症候群はたくさん砂糖の入った清涼飲料水や缶コーヒーなどを大量に継続的に飲み続けることで、太りやすくなり、血糖値が高くなって、急性の糖尿病になるというものです。
 症状としては、『体のダルさ』や『ノドの渇き』、『トイレに行く回数が増える』などがあり、最悪の場合は、昏睡状態に陥って病院に運ばれるケースがあります」

 ちなみに、炭酸飲料水(350ml)の糖分をスティックシュガー(3g)で換算すると、ノンカロリーで 1.5本、カロリーオフで約5本、通常のもので約 12本分になる(参考/生活習慣病予防のための食べ方ナビゲーション たべナビ君)。そう考えると、ボクらは無意識のうちに糖分を意外とたくさんとっているのかも。

 「ペットボトル症候群は、本人が無自覚のまま悪化しているケースが多いです。血糖値が
 高くなるとノドが渇きますが、その渇きをうるおすために清涼飲料水を飲む。するとさらに血糖値が高くなり、またノドが渇いて清涼飲料水を飲む。そして、さらに血糖値が上がる。
 そんなスパイラルに陥るのです。ちなみに、ペットボトル症候群は肥満の方に多いですが、高血糖の状態がさらに進んでいくと、体はどんどん痩せていきます」

 「体の中に入った糖は、膵臓からつくられる『インスリン』というホルモンによって、エネルギーとして利用されます。しかし、高血糖の人はインスリンの分泌能力が少ない場合が多く、血液中にはたくさん糖があるのに、エネルギーとして利用されない状態になります。そうすると体は糖が足りない(利用されていない)ことを察知して、脂肪を分解して糖をつくり始めるのです。
 当然、血糖値は高くなりますが、インスリンが不足しているわけですから、エネルギーとして利用されない。こうして、血糖値だけが上がり、痩せていくのです」(抜粋)

 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100526-00000000-rnijugo-ent