旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

さらにもうひとつのアゲハチョウのさなぎ

2020-12-22 19:27:00 | 案山子と人と烏



寒さが緩み、久しぶりに安定した晴天となった和歌山市です。部屋の掃除をして
布団を干しました。さらに玄関回りも掃除しておきました。クモの巣が数か所に張られ、
クモのフンらしき白いものがドアにこびりついていたりして、けっこう見苦しかったんですよ。

そのときに気がついたのがこのアゲハチョウのさなぎです。ピントがさなぎに合ってないので
非常にわかりづらい写真ですみません。保護色で背景と同じような色に擬態しているので、
いよいよもってわからないですよね。ちょっと前に、玄関のドアの端っこにさなぎがあるのを
ご紹介しましたが、今度のもその近く、玄関引き戸のすぐ横のです。なぜこの場所が
人気なのかはっきりとはわからず、風雨が当たりにくいのは確かながら、レモンの木からは
けっこうな距離なのです。

しかしこの高さでは、春先にアリの活動が活発になると、すぐに嗅ぎつけられ、餌食となることが
ほぼ確実です。別の場所へ移し、うまく固定させるのは至難の業っぽいし、このまま見守るしか
できないのでしょうか。

これで、今現在、三つのさなぎがうちにあることになります。


   

花数を増すフランス小菊。


        

たくさん花を咲かせた赤紫色のストック。


   

シクラメンとビオラのコンビネーション。


   

ピンクラッパが咲き始めました。


   

シャコバサボテンが花盛り。


   

息長く咲き続けるアンスリウム。


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カキチシャ収穫とチンゲンサイ種まき

2020-12-19 19:13:00 | 案山子と人と烏

   

寒さがぶり返してきた和歌山市です。外の作業開始後、すぐに「失敗した」と後悔しましたよ。
暴風着代わりのカッパの下に、もう一枚フリースなどを着込めばよかったと。日が差さず、
風が冷たく吹きっさらしの中でじっとしゃがみ込んでの作業が続いたので、体温が奪われました。

まずはカキチシャ収穫。今回はなかなかの収穫量です。ただ、ヨトウムシらしい食害が見受けられ、
土の中を探ったのですが見つけられなかったのが悔しいです。要経過観察ですね。

続いてコマツナ(小松菜)の間引きです。これで最終形態となりますが、収穫まではまだ
二週間以上かかると思われます。


      

昨日ホームセンターで新しいプランターをひとつ試しに買ってきたので、それにチンゲンサイの種を
蒔きました。昨年度の種が残っているのが気になっていました。この秋は諸々事情が重なり、
あまり葉物野菜を育てられなかったので、種をほとんど使っていなかったんですね。

今回のプランターは、短辺にも支柱を刺すための穴が開いていて、アールのついた支柱をそのまま
差し込めるので、背丈のある簡易温室をつくることができます。設置も容易で、容量の大きな
温室ができるのが魅力ながら、面積が広くなった分、風当たりが増し負荷が掛かりそうで、
最悪プランターごとひっくり返るなんてことがあり得るかも。強風時は要注意でしょう。



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横溝正史 ミステリ短編コレクション 全6冊

2020-12-18 19:19:00 | 図書館はどこですか



ここ数日和歌山市でも真冬並みの寒さが続きました。ちらついた程度ではありましたが
初雪も観測されました。今日は強い風が収まり、いくぶん寒さが和らいだようです。


和歌山市民図書館で「横溝正史 ミステリ短編コレクション」を全6巻お借りしました。
いっぺんに6冊も読めないのはわかっていたんですが、ぜひともこの艶めかしくそそられる
表紙絵をまとめて撮影したく思い、それだけの理由で一気借りしてしまったのです。

いかにも横溝らしいというか、この装丁だけとってみても、素晴らしい出来栄えの
コレクションです。もう10年くらい前に刊行されていたら、間違いなく自身で購入していた
でしょうけど、現況私のありさまでは、極力こうした出費は避けなければならないのです。


   

一見するとたいそう色っぽいこの女人、よく観察すると目が完全にいっちゃってて、
けっこう怖いです。


   

第6巻表題になっている『空蝉処女(うつせみおとめ)』って作品を私は読んだことない
のだけど、そのイメージなのかもなあと勝手に想像しております。


   

現在横溝本は、新刊は一部の金田一モノ以外手に入りにくい状況なので、それ以外の短編~
中編を読み損ねている方(私を含めた)にはうってつけの本シリーズと言えるでしょう。

シリーズ第1巻収録作は、角川文庫版では『恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)』
『山名耕作の不思議な生活』の表題で出版された2冊分にあたり、それらは自身で所有していて、
読んだことがあるので後回し、ひとまず第2巻『鬼火』から読み始めています。ただし第1巻も、
角川版では校閲が行き届かず、文章の脱落などが見受けられるのを、本書では可能な限り校訂が
施されているとのことなので、いずれ読み直すつもりでいます。

表題作鬼火は弟子屈町の図書館で角川文庫版を発見し、小躍りして初めて読んで以来の再読で、
横溝の初期の傑作とされる怪奇&耽美ムード漂う一品。初出時校閲で削除されるなどしたためいくつか
バージョンがあり、のち改訂版として出版され、著者自身で差し替えられた部分のみを抜粋したものを
付録として収録。また、2014年になって発見された自筆原稿をもとにしたオリジナル版も別掲で
収録されるなど、ファンの所有欲を十分満たすだけの重厚なつくりとなっています。

デジタル、デジタルと叫ばれ、もてはやされ、デジタル推進が加速するばかりの今日この頃、
違和感を感じ、息苦しさを覚える昭和世代の面々には、完全アナログ世界に逆行、いわば異世界に、
たまにどっぷり浸かってみるもの一興なのでは。


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ソニーのブルーレイレコーダーを買い換え、4Kチューナー内蔵機へ移行

2020-12-16 19:55:55 | ライカはローリングストーン



ソニー製の4Kブルーレイレコーダー・BDZ-FBW1000を購入し、旧ブルーレイレコーダーと
入れ替えました。本機は、この前購入したパナソニック機とほぼ同性能だと思われます。一応念のため、
4K放送に対応したHDMIケーブルも一緒に買っておきました。


   

こちらがこれまで使ってきたソニー製のブルーレイレコーダーですね。買ったときには、まさか
丸11年間もの付き合いになるとは思ってもいませんでした。故障なくここまでがんばってくれたことには
感謝しかないですね。

ただ少し前から異音(ハードディスクの作動音か?)が大きくなり始め、突然停止したり、万一
発火したりしても怖いので、大事をとってここで引退となりました。完全に壊れてしまったわけではないので
ちょっと心苦しいのですが。


   

新型機との大きさの比較。一緒なのはソニー伝統の横幅サイズだけで、奥行き、高さ(厚み)、
重さが全然コンパクトになりました。買った際にはちゃちに思えた旧製品が、こうして比べると、
まだオーディオ製品だったなごりがあり、重厚に感じるのが不思議です。新型はほとんどもう
パソコン周辺機器レベルですわ。


        

横からのサイズ比較。新型は、アンテナ接続端子にアナログっぽさを残すのみで、オーディオ系の
端子としてはHDMIしかありません。


   

取説とリモコン。取説はパナと比べるとしっかりした丁寧なのが付属しています。それでも、
11年前の旧型は、そういう分厚いのが数冊ついてましたけど。

リモコンは二回りほどコンパクトになり、一部使い方が変わっているようです。たとえば
番組表の曜日を変えるのは、旧型はパナと同じ赤ボタンが「翌日」でしたが、新型は
スキップ(次)で翌日へ移動させます。パナ機とも使い方が変わったので、少々戸惑いました。


   

新型をラックに収めた様子。旧型よりもかなり薄くなり、棚板を一段分上げています。
デザイン、カラーリングはすっきりスマートで〇ですね。欠点は電源オンを示す白色の
LEDランプが暗すぎて、オンなのかオフなのかがわかりづらいこと。あと逆に、「録画予約」
を知らせる赤いランプが明るすぎること。私の場合、毎週同じ番組を繰り返し録画する設定が
普通なので、ランプは点灯しっ放しとなり、常に赤く輝くことになるので、ちょっと目立ちすぎるん
ですよね。

立ち上げて簡単設定をすると、「4K対応テレビには接続されていない」と判断されてしまいました。
セレクター兼用のAVアンプとそこからテレビに接続しているHDMIケーブルが4k非対応なので、
これは覚悟していました。しかし今回HDMIケーブルをアンプに接続する際に気づいたのですが、
アンプの端子付近に「4K」の文字が記載されていたので、もしかしたらアンプの接続端子は4Kに
対応しているものが予め用いられていた可能性があります(アンプの取説はすごく安直なものしか
付属していなくて正確にはよくわからないのです)。そうすると、テレビ間とのHDMIケーブルのみを
買い替えれば、4K画質で楽しめるかもしれず、しかし5メートルのHDMIケーブルはそれなりの
お値段しますし、買い替えても変わらないのはショック、これはもう少し様子を見てからにします。

これで、パナ機×2台とソニー機とで、合わせて3台、1TB×3の容量で運営できることになります。
今のところ、テレビに直接接続しているパナ機は予備的な位置づけですね。このたび立て続けに
新機種を購入した感想は、パナ機、ソニー機共々それぞれポリシーがあるのか、基本的な使い勝手は
それほど大きく進化していないということです。お互い歩み寄り、相手のいいところ、自分にない機能
を取り入れ、総合的に双方もっと使い勝手が向上しているはずだと考えていたのが、あまり変わっておらず
少々拍子抜けしました。特にソニー機は、旧型から11年も経過しているにもかかわらず、意外なほど
進歩がないように思えます。ライバル心が先に立ってしまうんですかね?


録画用のブルーレイメディアの互換性が高いことはこれまでの使用でわかっていましたが、問題は4Kの
録画再生において、同じような高い互換性が保てるのかどうかですね。双方の取説などを見ても、
もうひとつ説明が曖昧でわかりづらいのです。2Kにサイズダウンすれば互換性が高まるとしても、
せっかくの4K画質が劣化するのは惜しい気がしますしね。

この点、実験してみて、もしかしたらいずれ事後報告があるかもしれません。

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旅にしあれば(2020.12-1)~続しっぽのきもちパート2

2020-12-15 23:59:59 | 旅にしあれば

  

  

  

【続しっぽのきもちパート2~十勝岳山麓の子ぎつねたち 2019.06.29&30撮影】


たくさん写真が撮れたのに味を占めて、翌日再び同じ場所へ行ってみた
しかしキタキツネの兄弟は、この日はなかなか姿を現さない

ようやく姿を見せたと思いきや、昨日のようには長居せず
迷惑そうに、どんどん遠ざかっていった

フレンドリーな関係を築けたと思ったのはまったくのところこちらの勘違いで
それから二度と我々の前には顔を出さなかった

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アニメ大国 建国紀 1963‐1973 テレビアニメを築いた先駆者たち

2020-12-13 19:29:00 | 図書館はどこですか



朝日新聞の書評欄で紹介された「アニメ大国 建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた
先駆者たち/中川右介著」を和歌山市民図書館でお借りして読んでみました。ひと言で言うと
メチャクチャおもしろく、ページをめくる手がとまらなくなりました。


正確には我々は、テレビアニメ第二世代となり、私より5歳~10歳くらい上が、リアルタイムで
『鉄腕アトム』を見ていた第一世代となるのでしょう。この本に習うと、「第一部・神話時代」
(劇場版のみ)、「第二部・建国期」(アトム放映開始~追随してテレビアニメ多数始まる)
のあとの「第三部・開拓時代」から、我々が新作アニメを同時体験することになります。それでも、
当時は繰り返し旧作品が再放映されていたので、それまでの作品群も並行してかなりの本数
見てはいるんですよね。

本書は、極力著者の感想は省き、また、資料をすり合わせるなどして、できる限り正確に
誰(どこの組織)が、どこで、どうしたのかを淡々と記述するに努め、また、アニメ、マンガ、
テレビ関係者は、話を面白おかしくする傾向にあるので、インタビュー記事などの引用も、
できるだけ裏付けをとって記載するとはしがきにあります。確かに業界関係者はサービス
精神旺盛な人が多く、たとえば楳図かずおさんや赤塚不二夫さんなどはタレント以上に
タレントらしく振舞ったし、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんなどのテレビ出演時の様子を見ても、
堂々とした受け答え、物怖じしていないですしね。富野由悠季監督の必要以上に自分の作品を
卑下する語り口もサービス精神の裏返しでしょうし、一見とっつきにくい雰囲気の宮崎駿監督だって、
実は茶目っ気たっぷりで、孤高なイメージはポーズなだけの気がします。話半分くらいに
聞いといたほうがいいということですかね。


私は、テレビアニメ放映前後の黎明期のことを主に手塚さんの自伝的なエッセイなどから
学んではいたけれど、今回はより客観的に、多方面からの視点で、情報を整理して
学び直せた気がします。たとえば、虫プロの社員たち(アニメーター)は、薄給なうえに
寝る間も惜しむ重労働だったように思い込んでいたのが、実は大手の東映動画と比べると
給与面でははるかに条件がよく、逆にそれがのちにあだと為すなど、目からうろこの話が
てんこ盛りに綴られます。ロイヤリティにうまく絡むと思わぬ高給を得られ、一部の方はそれを
元手にして自分のアニメ制作会社を立ち上げるなどするんですね。著者は極力私見は避けているけど、
この人に対してはあまりよくない印象を持っているんだなと推察される人物も幾人か登場します。
まあ、いわゆる生来の「悪人」気質というか、濡れ手に粟というか、黎明期ならではの混乱に乗じ、
うまく暗躍し、甘い汁を吸った人たちもいたらしいということです。


アニメ建国期では原作者がマンガである場合が多く、必然漫画家も本書には多数登場し、マンガ史を
学ぶにも適しています。手塚さんはアニメにかかわった後もマンガを描き続けますが、吉田竜夫さんは
タツノコプロを立ち上げアニメに専従、うしおそうじさんはピープロ設立後は主に特撮作品制作へ移行、
石ノ森さんはテレビ作品(実写ヒーローもの)にはほとんどを原作者サイドとしてのみかかわりながら、
そのアイデアをもとにマンガを並行して書き、一方永井豪さんは、アニメの分野で同様の作業をこなしつつ
マンガも書き続け、名声を高めてゆくなど、漫画家もそれぞれの道を歩みます。

いまやビックネームの宮崎駿監督や富野由悠季監督をはじめとする有名なクリエイターたちも
初期のアニメ業界に様々な形でかかわるので多数登場、京都アニメーションの始祖である
八田陽子さんが虫プロにいたこともこの本で初めて知りました。


本書ではアニソンや声優にはほとんど触れられていないにもかかわらずこの膨大な分量ですし、
さらにアニメに加え特撮や怪獣映画なども並行してつくられたわけで、それらの資料を合わせると
気が遠くなるくらい多くの優れた人材が、これらの業界にかかわっていたことがわかるというものです。
特撮やアニメが大量につくられてきた時代に育った我々は、ある意味とても幸せでしたし、
その礎があり、現在のアニメ大国を築き上げたのでしょうしね。


この本には主だったアニメ作品の年表が記載され、1973年放映の作品を拾うと、『ワンサくん』
『山ねずみロッキーチャック』『おんぶおばけ』『冒険コロボックル』『サザエさん』『デビルマン』
『ミクロイドS』『ドロロンえん魔くん』『バビル2世』『ミラクル少女リミットちゃん』
『キューティーハニー』『マジンガーZ』『荒野の少年イサム』『侍ジャイアンツ』『ど根性ガエル』
『ジャングル黒べえ』『エースをねらえ!』『空手バカ一代』『科学忍者隊ガッチャマン』
『けろっこデメタン』『新造人間キャシャーン』などとなっています。このほぼすべてを見てましたから、
いかにお勉強がおろそかだったか推し量れますよねえ。

そしてその翌年1974年には、『アルプスの少女ハイジ』『宇宙戦艦ヤマト』というエポックメイクな
二大作品が登場、現在まで脈々と続く二つの大きな潮流が生まれ、子供だけでなく、青少年や大人も
巻き込んでのアニメブームがますます加速することになるのです。

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ポッキーの冬季限定版~冬のきらめき

2020-12-11 19:00:00 | 素晴らしき紅マグロの世界



相変わらず穏やかな晴天が続く和歌山市です。このところ野菜の生育が順調すぎるようで、
店頭の価格が下がり続けていますよね。さすがにこれだけ雨が降らないと、この時期でも
それなりの頻度で水やりをしなければならないでしょうから、農家の方は大変だろうなあ。

和歌山県では小規模ながらクラスターがあちらこちらで発生し、連日10人前後の新型コロナ
感染者が出続けています。また、鳥インフルエンザが久しぶりに発症するなど、年末年始に向け、
少々不穏な気配ではあります。加えて、地震などの災害が起こらなければいいのですが。


今日スーパーの店頭で見かけたのがこのグリコ・ポッキーの冬季限定バージョン「冬のきらめき~
黄金バター仕立て」です。


        

黄金色の焦がしバターをチョコレートとプレッツェルに練りこみ、更にキャラメルの香ばしさと
塩が奏でる奥深い味わい…と説明書きがあり、濃厚な味わいが期待できそうです。毎冬繰り返し
発売される「冬のくちどけ」も横に並んでいたので、同時並行して販売されるようです。

また、このお店にはこのファミリーサイズ版(6袋入)しかないようでしたが、冬のくちどけ同様、
紙パッケージサイズ(2袋入)も発売されているんじゃあないかな。


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カイヅカイブキにアゲハチョウのさなぎ

2020-12-09 19:15:15 | 案山子と人と烏



相変わらず穏やかな晴天が続く和歌山市です。来週寒くなると聞いてますので、今のうちに
外の仕事を済ませようと、今日はカイヅカイブキやナンテンなど庭木の剪定を行いました。
約2時間かけて、市指定のゴミ袋6袋分を刈り取りました。

切った枝をゴミ袋に入れている際に発見、サルベージしたのがこのアゲハチョウのさなぎです。
保護色で緑色だし、刈り取り作業中はまったく気がつきませんでした。カーポートの支柱に
ガムテープで張り付けておきましたが、羽化する春はまだずいぶん先ですし、もつのかどうか。
アリに嗅ぎつけられなければいんですけどねえ。


        

こちらは先日見つけたブロック塀のさなぎ。同じアゲハチョウのものでも、全然色が違うのが
よくわかりますね。
   

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北海道と九州の旅で読んだ本

2020-12-08 19:27:00 | 図書館はどこですか



旅先で読んだ本のご紹介、まずは10月の北海道。往きのフェリーでほぼ読み終えたのが「三つ首塔/
横溝正史」です。金田一耕助ものの中編小説で、たしかドラマ化もされていたと思います。

読み返すのは中学生以来、細かな記憶は残っていませんが官能小説的なイメージが強かった印象で、
特に最終盤、主役のふたりが深い井戸の底に閉じ込められ、そこで激しく愛の炎が燃え上がる…のは
よく思えていました。しかし今読み直すと、その場面だけでなく全編エロチックなムードが漂い、
元来横溝さんが得意とした耽美浪漫的な作風へここでは大きく舵が切られていることがわかります。

なので、本格的な推理ものからは著しく遠ざかってしまい、トリックや推理の要素はほぼ皆無、金田一の
活躍少なく、犯人はなし崩し的に見つかるという筋書きで、その点物足らないのは間違いありません。

しかし冒険小説的な要素やメロドラマを絡み合わせたストーリーは面白く、ぐいぐい引き込まれるのは
これまた確か、飽きさせることなく、一気に最後まで読み進めることができました。


さらに現地では、たまっていた朝日新聞土曜別刷りbeを5冊ほどと、図書館で横溝全集を読みました。
それでもまだまだ読書する時間はたっぷりあったはずが、中盤以降体調が悪く、特に目の疲れが
ひどかったものですから、長時間目を酷使しないほうがいいだろうと判断して、自主規制し、
読書を控えた経緯があります。


そして帰路のフェリーで読み始めたのが「泥流地帯/三浦綾子」です。この本は比較的最近読んだもので、
北海道の美瑛あたりに頻繁に通い出してから購入したものです。周辺の歴史を知っておきたかったのと、
その前、同じ三浦さんの「氷点」を読んでいたので、その流れから買ったのだと思われます。

船内で四分の一ほど読み進めましたが、そのあと船酔いがひどく放置され、続きは九州で読むことに
なりました。


   

わりと最近(30代~40代くらい)読んだにもかかわらず、細かなストーリーはほとんど
忘れてしまっていたので驚愕しました。ではそんなにつまらない内容なのかというと真逆で、
骨太なお話に魅せられ、ページをめくる手がとまらなくなります。

「シュマリ」や「ゴールデンカムイ」などとほぼ同世代が舞台で、アイヌ民族こそ出てはきませんが
北海道への入植者、開拓者の当時の厳しい試練や境遇が克明に描かれています。それにしても、なかなか
十勝岳が噴火しないなと思っていたら、実はこの小説、続編があったんですね、すっかり忘れて
いましたわ。もちろんそれも手元にあったので、次に読む本はあっさり決まってしまいました。

大変重い内容だけに、読み進めると気が滅入る場面も多々あります。でもたしか最後はハッピーエンド的な
結末だったはず。艱難汝を玉にすといった赴きで、主人公たちは次々見舞われる試練を乗り越え、
境遇を跳ね返し自分たちの未来を切り開いていく、そんな展開が待ち受けていたと思うので、気を楽に、
続編に挑みたいと思います。


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アシアカエビ購入!~2020冬編

2020-12-07 19:19:19 | 素晴らしき紅マグロの世界



すでにアシアカエビのシーズンに入っているはずですが、スーパーの店頭ではほとんど
見かけないので、もしかしたら不漁なのかもと案じながら雑賀崎漁港へ行ってみました。

やはり危惧した通り今期は水揚げ量が少ないそうで、数軒の店(船)で空振りをくらい、
すでに売り切れ、店先には並んでいないようです。これはダメかとあきらめかけたところ、
それでも店じまいしてすでに片づけを始めていた船に尋ねるとわずかながら在庫があるとの
ことで、かっさらうようにしてどうにか手に入れることができました。

エビは船内のいけすから取り出されたばかりの活けで、今年は値段が高く、1キロ=
4000円を2キロ分買い求めました。これだけあれば春先まで食べ続けられるし、
背に腹は代えられないですかね。

大ぶりの身が多く、皆お元気で、撮影中もバタバタ大暴れし、何度もボールから飛び出ました。
年に一、二度しか買わないものですし、まずまずいい買い物ができたとしておきます。

さっそくその中でも特大の一匹をお刺身にしていただきました。ものすごく甘みがあって
美味でした。やはりエビに関しては、大きさと味(おいしさ)が比例するんですかね?

明日は数匹をエビフライにしていただく予定です。

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