【鯖江市西山公園にて 2023.03 撮影】
たぶん、縄張りを主張しているのだろう
枝垂れ桜のてっぺんでさえずり続けていたツグミ
【長野県中川村某所にて 2023.03 撮影】
地味な灯りのようでいて、さすがに月光よりは
はるかに明るい夜桜ライトアップ
ハーフNDフィルターを用いて、背後の中央アルプスと
極力シンクロさせようと試みてはみたが…
【中川村大草城址公園にて 2023.03 撮影】
ついでと言っては何ですがもうひとつ、カテゴリー名の変更もしておきます。
これまでの「中年のつぶやき」から「老人のつぶやき」へと名称を変え、
旧記事はすべて新カテゴリーのほうへ吸収合併されます。
「もはや老後でない、はずがない」との名言を残し、中年は舞台を降ります。
♪ 大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
いつまでも 空を見上げて
老人はあの頃を 思い出すのだろう
私の好きだった あのひとも今では
もう死んでしまったかしら
大空へ 海へ 故郷へ
私はもうすぐ 帰ってゆく
私の短い人生は
私の生き方で 生きたから
もういちど若い頃に
戻りたいと思うこともない
ただあのひとに私の 愛が伝えられなかった
それがこころ残りです
私の好きだった あのひとも今では
もう死んでしまったかしら
(老人のつぶやき/詩・曲:小田和正 歌:オフ・コース)
改めて、カテゴリーのシンボル曲を再掲載しておきます。
この歌への個人的な思い出と言えば、大昔、ラジオ番組「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」
でこの曲が掛かったときのことです。この番組では、内容(リスナーからのハガキ)の
テーマに沿った楽曲を笑福亭鶴瓶さん(とプロデューサーとで?)が選曲、流していたと
思います。鶴瓶さんが好きなジャンルであるフォークソングやニューミュージック系の歌が
多く選ばれ、この曲もそのうちのひとつでしたが、放送後新野先生がこの歌の歌詞に激怒し、
それに鶴瓶さんが猛反発、喧々諤々の議論が展開されました。新野先生は何が気に入ら
なかったのか、もう忘れてしまいました。小田さんの詩に関しては、タモリさんが激しく
口撃していたのは有名で、どうも文化人や業界人(新野新さんは元々放送作家)にとって、
我慢ならない何かを秘めているのかもしれません。
ものすごく久しぶりにカテゴリーの追加となりました、謹んでご紹介します。
番狂わせがない限り、私がひとりこの家に残されることは前々からわかっていて、
それなりの心の準備はし、その際どうなるのか、頭の中で幾度かシミュレーション
したこともありました。ただ何度考えても堂々巡り、想像つかず、そのうち思考に
飽きてしまい断念し、明確なビジョンが描かれたことは一度もありませんでした。
結局道標が示されないまま突然その時を迎え、今になって右往左往しているのです。
カテゴリーを設けたものの、はたしてどんな内容の記事がこの欄に該当するのか
現時点では定かでなく、たとえば、今必要に駆られ自炊を行っているわけですが、
これは私にとっては青天の霹靂、これまでほぼまったく台所に立ったことのない
私が包丁を握ることが、マイ今年の重大ニュースの筆頭に挙げられる出来事でも、
食卓に並べられる料理は、カレーだったりハンバーグだったり肉じゃがだったりと、
特段凝った珍しいものでなく、その写真を挙げて記事にしてもトピックスには
けっしてならないでしょう。
ただし、いずれにせよ、このブログを今しばらく続けることになりそうなのは
間違いなく、それは、天涯孤独で会話がなくなり、ボケることを恐れるからです。
両親は最期まで正気を保てたので、遺伝的な希望はあるものの、状況的に危険度が
より高いのは私でしょう。今後ほかにボケ防止の趣味などを始めない限りこの
ブログは続くので、細々とお付き合い、これからもよろしくお願いします。
♪ 君にも 愛にも 疲れてしまい
とおり過ぎた 若き日を知る
青春は たそがれて
夢はひそかに 別れを告げる
ああ ありふれた 倖せに
背を向けてゆく 勇気が欲しい
声をはりあげ 泣いてみるのもいいさ
この街を 今歩いて
やがて友は 消えてゆくだろう
あの日の語らいも しらけてみえる
東京は たそがれて
ほんの少しだけ やさしくみえる
ひとりこのまま 生きてゆくなら
色あせてゆく この青春に
しがみついては ゆかないだろう
ひとりで生きてゆければ
ああ ありふれた 倖せに
背を向けてゆく 勇気が欲しい
声をはりあげ 泣いてみるのもいいさ
この街を 今はなれて
立ちどまる このひとときも
友はまた一人 消えてゆくだろう
(ひとりで生きてゆければ/詩・曲:小田和正 歌:オフ・コース)
オフコースの楽曲で一番のお気に入りは?と尋ねられたら、一曲に絞るのは
難しいなと迷いつつ、私はこれだと答えることでしょう。たぶん小田さんがまだ
三十歳前後の頃つくられた曲で、その時点ですでに人生を達観しているような
歌詞が素晴らしいですよね。どの時代に聞いても心に響いてきたこの歌は、
この年になるとますます沁みます。
どうやらこの先、私のテーマ曲になるに違いありません。