goo blog サービス終了のお知らせ 

旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

女王蜂&犬神家の一族

2007-05-16 22:33:45 | NHKに捧げる歌
続けて鑑賞、これで市川昆監督が撮った横溝作品特集を見終わりました。

両作品とも素直に面白かったですね。
新聞のコラムで三谷幸喜がほめていたけど、なるほど納得です。
女王蜂などは原作を読んでいるはずが、
ストーリーをすっかり忘れていましたが、とても楽しめました。
原作もいいんでしょうが、やはり脚本や演出の力も大きいんだと思います。
「新人」として登場の中井貴恵の演技は、チョッチつらかったですがね。

一連の作品に同じ俳優が多く出ているのも驚きでした。
個人的には坂口良子がよかったですね。
このところもTVなどに出演されているのでしょうか?

真珠郎&夜光虫を読んだら、多数ある蔵書を読み返したいんです。
その前にもうちょっとで完読する江戸川乱歩全集を片付けるべし。
やっぱり「びんぼうひまなし」なんだな。

ちょうど今、「この時、歴史が動いた」で乱歩を取り上げているけど、
このお話はまた後日。

お疲れなので、もう寝ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルスベリの少女~日本一の古木・縄文杉に出会う【第一回】

2007-05-16 18:48:11 | 旅鴉の唄
《前日までのあらすじ》 1991年4月、八重山諸島、沖縄本島を転々とした後、長い船旅をして屋久島へ到着。当初予定にはなく、旅の途中知り合った人の勧めで急きょ訪れることになったのだ。一番の目的は、樹齢7200年、日本一の古木とされる縄文杉をこの目で見ること。しかし、着いた日(4/17)から天気は崩れ、翌日も朝から大雨。午後一時やんだものの夜から再び雨が降り続く。いきなりで予備知識もなく、満足な準備もしておらず、しかもこのような不安定な天気。はたして丸一日かかるという縄文杉への道のり、無事たどり着くことができるのであろうか? 民宿に同泊、出張おじさん二人組の「飲みに連れてったる」の甘い誘いを断り、早めに就寝したものの寝付けない。不安な気持ちを抱えたまま朝を迎えたのであった。


19日(金) 曇時々晴のち雨  屋久島は小さな島だが、九州一高い宮之浦岳(1935m)を筆頭に島全体が高い山といった地形上雨が多く、天候が変わりやすい(俗にひと月に35日降るといわれる)。今日はまさにそれを実感する一日となった。
 5時起床、あたりはまだ真っ暗。昨日からの雨は止んでいる。安房の民宿Uから、昨日苦労して借りたミニバイクで屋久島公園安房線を山中へと走る(バス便はなく、タクシー、レンタカーは高い。安房にはバイクを貸す店はなかったが注①、民宿のおかみさんの紹介で近くのホテルIで交渉、そこのオーナー?に借りられることになり、何とか足を確保したのだ)。この道はヤクスギランドという観光施設に通じていて、工事中の箇所が多いものの広くていい道が途中まで続く。が、進むにつれ高度がどんどん上がり、舗道はたいていされているものの道は次第に細くなり、急カーブの連続する山道となる。早朝、バイクで切る風が冷たい。深い緑の山肌に、白い花が満開の木が点在しているのが見える。だいぶ走って(約15km、30分)荒川林道、安房林道(ヤクスギランドへの道)分岐点着。右に折れ荒川林道へ。大きな岩がゴロゴロ転がるダートの下りが続き注②、ミニバイクには非常につらい道で底をすりまくる。もうダメかと何度も思いながら進み、やっとの思いで荒川ダムに到着、ホッとしたとたん小雨が降りだした。


注① 1996年にはバイク販売店にレンタバイクがあった

注② 同年、すっかり舗装されていた、あの苦労は何だったのだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする