菅義偉官房長官は29日午前の閣議後の記者会見で、昨年5月の日朝合意で北朝鮮が約束した日本人拉致被害者らの再調査について、「北朝鮮は特別調査委員会を昨年7月に設置し、9月に『1年程度』(かかる)という説明があった。(起点は)基本的に調査委を立ち上げたところだと考えている」と述べ、調査委設置から1年後に当たる今年7月が報告期限になるとの認識を示した。

 菅長官は28日の会見では、期限に関し「明快にいつということはない」と発言。北朝鮮が「1年程度」と言及した昨年9月が起点とも解釈できる余地を残していたが、特別委設置を起点とする考えを明確にした。

*********************************************************************** 

日本人は本当に忍耐強い。

そして温厚でお人好しという事でしょうか。

これらの言葉は時には褒め言葉であり時には侮蔑の言葉にもなり得ます。

 

拉致問題が表面化して以降、日本の対応はどうだったでしょう。

あまりにも消極的で、あまりにも他人事だったのではないでしょうか。

 

そして何度北朝鮮の発言に期待し、そして落胆した事か。

1年前のストックホルム合意で内容に疑問を持ちつつ期待をしました。

しかし、やはりと言うか北朝鮮のいい加減さに落胆し怒りを覚えている国民は多いでしょう。

 

そんな中、騙されたとわかっても今尚、まだ7月まで待つとはどういう事でしょう。

北朝鮮を怒らしたくないのか、何か具体的期待できる情報があるのか・・・・。

 

探り探りで、駆け引きが必要だと思いますが

あまりにも対応が遅い、遅過ぎます。

 

期待し、裏切られ、この繰り返しを何度すれば気付くのでしょう。

 

そもそも拉致問題と日本人妻、遺骨問題を同列に扱うのがおかしなことです。

その上、拉致問題が最後の項目の合意事項にも制裁一部解除と譲歩した政府。

更には約束の報告時期が9か月近く遅れているのにも拘らず、まだ1ヶ月待つと言う政府。

 

日本が焦っていると思われたくないのか、この対応の遅さ、

この気の長さ。

 

ズルズルと、今まで伸ばしても何も進展がありません。

今更言ってもですが、せめて昨年末に次の行動に出るべきでした。

解除した制裁の復活、そして3月末には次の制裁を加えるべきだったのです。

 

今でも遅くありません。

今すぐ制裁復活をし、7月にはありとあらゆる制裁を加えるべきです。


産経新聞の記事では政府高官が次の様に述べています。

北朝鮮への全面送金停止。

出国した在日朝鮮人の再入国禁止。

このぐらい強い姿勢で臨むべきではないでしょうか。


また、大きな賭けになるかもしれませんが、

拉致実行や工作員の拠点であるといわれている朝鮮総連の封鎖も視野に

あらゆる措置を講じてもらいたいです。


外交官に任せず、もう一度作戦の練り直しが必要ではないでしょうか。