FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

硯の海に浮かぶ思いの

2023-07-09 14:30:04 | 読書感想
「竜馬がゆく1~8」読了。

ある地方の無名郷士が身分を捨て世の仕組みの大転換を図るため東奔西走し日本初のアントレプレナー起業家になる話。

人々が語り尽くした大河小説。

中学二年生の時、生徒会長〇田君の自宅の本棚にずらっと並んでいた全八巻の文春文庫が初めてだった。
こちとら少年ジャンプが愛読書。〇田君が読破したことを自慢げに語っていたのを苦笑いしながら聞いていた。興味なかった。

大学生になって間もないころ下宿仲間の〇林君が司馬遼太郎を熱く語ってくれた。アメリカ翻訳本ばかり読んでいたおれにしきりと薦めた。

青春小説はやっぱり青春時代に読むべきものなのだ。
だが手遅れなことはない。
そうしたいと思った時がその時なのだと。

ああ人間が好きなんだ。自由であれが最高なのだ。
国境・人種・身分・階級・制度を取っ払って地球規模で仕事がしたいと。

人を魅了する人とはこういうことか。

ちびちび読み続けて二ヵ月間。
八巻目を手に取った時ああこの男ともお別れが近いなと思いながら読み進めた。











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