☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

三婆の旅(ご対面編)

2009年05月21日 | 三婆通信

「田舎に帰ろう」と、やってきた三婆が 一番会いたいと言っていた、私の母に会いに行きました。

今冬の入院以来、要介護4となった母は、連休明けの10日間を自宅で、兄夫婦の介護を受け施設でのショートステイ中。

    

道々、今の母の様子を伝えていたものの、介護施設とは縁がなく自力で暮らしている三婆たちには、施設そのものの意義や意味がよくわからない様子で、「そんなところに預けられたら、かえって悪くなるんじゃないの?」とか言っている。

姐御肌の長女(1号)も、やはり歳を取り、以前に比べ表情や会話が乏しくなっている。
兄嫁である私の母と一番歳も近く、戦時中の大変な時代に苦労していた母に元気で幸せにいて欲しいと。
「わたしは、これが最後になると思うから・・」と何度も言う。

1号と一緒に暮らす二女(2号) 
数年前、頚の手術を受けてから声も体も随分と弱々しくなった。

二人暮らしの姉をサポートしてくれる三女(3号)は足が少し悪いけど、明るい性格で頼みの綱。

その三婆と母との感激のご対面が実現した。

ひとしきり陰に隠れて泣いていた1号。
涙を流していたが、母を元気づけようと2号3号は明るくふるまった。

「この人、だれかわかる~?」と母に尋ねると
「わかるよ~・・」と私が指さす、ひとりひとりの名前を答えた。


 笑顔も見せて


私も「しばらくこなかったなぁ・・」と言われた。

冴えているけど、いろいろと会話をする中で「山にワラビをとりにいった・・」とか、夢と現実が混在していた。

でも、まだ会話ができるうちに皆に会えて本当に良かった! 


   

施設のとなりの部屋にショートステイ中の、お向かいの“写真屋の母ちゃん”が遊びに来ました。

「あら~~!○○さんだがぁ~?!」と思いがけないご対面。

そこで、「同級生の下駄屋の○○ちゃん、どうしてる?」と訊く2号。
「あんだどご、わかるか、わからねが、わがらねども、ここに入っているよ」
「そう・・・・・・」

「床屋の○○ちゃん、どうしてる?旦那も同級生なんだよ」と、1号。
「旦那は、亡くなったし、○○さんはボケてしまって遠くの施設さ入れられでる」
「そうなの・・・・」


   

「みんなに会えていいこと~~! うちのK子は、還暦の同級会にも来なかったし、このあいだ電話して 死んでからは来なくていいから元気なうちに会いに来て と言った」と言っていた。

ほんとにそう思う。

みんな~~~!! 元気なうちに会いに来てやってね~~!!