暑寒の戯言

北海道の空から・・・・

2002.06.01 雨竜沼湿原登山

2005-11-27 | 登山

2002.06.01 from uryu hokkaido 「地塘に写る青」

2002年6月1日(土曜日)


早い目覚め神秘の風景褐色の湿原に神秘の沼が浮かぶ暑寒別天売焼尻国定公園の秘宝、雨竜沼湿原。東西四キロ南北二キロに渡る高層湿原に百を越す大小の沼。縦横に蛇行する川には、清流がほとばしる。純白の仏焔苞(ぶつえんほう)と緑の葉が暑寒別連山を、背に可憐な姿を映している。雪解け水をたたえ湿原に浮かぶ沼6月1日に入山開始。

5月30日の北海道新聞の朝刊に、こんな見出しでトップページに、載っていた。この記事に誘われ今日、雨竜沼湿原を登る事にした。8時20分当別町を出発275号線を走り、雨竜町市街より道道432号線に入り12km進むと、暑寒ダムが見えてきた。尾白利加川沿いに走ること数キロ、途中から悪路になり白樺林の地点で雨がふりだしてきた。「今日は、無理でも明日がある」と思いながらも車を進めた。白樺林のトンネルを抜けると曲がりくねった道幅の狭い路肩注意の看板が多くなってきた。左は絶壁、眼下にはペンケペタン川が流れている。さらに進むと視界があけたゲートパーク到着だ。雨竜市街より此処まで26キロ時計を見ると11時20分、雨は止んでいた。上の第一駐車場はすでにもう満杯だ。空くのを待って協力金200円を払い11時40分始めて見る湿原に入山開始。円山の沢に架かる橋を渡り緩やかに登ると第一吊橋に着いた。橋を渡り渓谷に沿った山道を程なくして一合目の標識を見、先に進むと「白竜の滝」に到着、ペンケペタン川の清流が音を立てて流れ落ちる美しい瀑布だ。滝迄約30分、滝を過ぎると、第二吊橋に着きペンケペタン川の左岸に変わり、きつい登りとなった。名付けて「険竜坂」幾度となく休憩をとり一歩一歩登ると渓谷の水の音が聞こえ始めると道が平坦になりやがて岸辺に流れる水場に到着した。水場を後にガレ坂を登りきると視界が開け南暑寒別岳、右に暑寒別岳が見えた。三合目の票識を過ぎ、枝沢を渡ると湿原入り口、目の前に広がる広大な大地に感激した。湿原ではミズバショウの群落が見事で白い 苞を見せていた。テラスで休憩を取り、朝握ってもらったおにぎりで昼食とした。テラスで15分位休んだ後、高山植物や地塘を眺めながら木道を周遊し展望台迄足を運ばせる事にした。急勾配の階段を上り残雪を踏みしめて登るとテラスが見えた。展望台到着14時20分テラスでは「険竜坂」で追い越された二人のお姉さま(?)に「あら!以外と速かったじゃない!」と言われ、笑いがら見た展望台からの雨竜沼湿原は絶景だった。又一服も美味かった。展望台を14時40分「雨竜沼を愛する会」の好青年と一緒に下山登山道での草花を教えてもらったが覚え切れなかった。さすがに数多く登っているだけあって詳しい。自然の中での人との出会いは楽しいものだ。16時20分ゲートパーク無事到着。標高850mの大地に広がる日本有数の山岳型高層湿原帯、大小百数十個の地塘(ちとう)と呼ばれる沼が点在し、春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できる雨竜沼湿原にエゾカンゾウが湿原一帯に咲き誇る夏にもう一度来て見たい思いにかられた今日の登山でした。



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