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社会新報から あすの政治は変えられる

2014年09月10日 | Weblog

沖縄から安倍「独裁政治」を撃つ「民意の反乱」

【写真】名護市議選、稲嶺与党多数について報じる9月8日付沖縄二紙

名護市議選、稲嶺与党多数について報じる9月8日付沖縄二紙

 9月7日、沖縄県内24市町村で議会議員選挙が一斉に投開票された。沖縄におけるミニ統一自治体選挙である。

 今回のミニ統一自治体選挙は、身近な代表を選ぶと同時に、11月の県知事選挙に連動する沖縄の重大な「政治選択」「未来の選択」として位置付けられた。各候補ともそのような思いを抱き、期待を担って、それぞれの公約を掲げて選挙戦を戦ったであろう。

 とりわけ、全国的に注目されたのは名護市会議員選挙であった。選挙戦では辺野古新基地建設に一貫して反対する稲嶺進市長を支持する与党と辺野古新基地建設を容認・推進する野党が、多数議席の獲得を賭けて激突した。

 政府・自民党は金力、権力を総動員して露骨な選挙介入をおこなった。挙句、稲嶺市長与党候補の落選を図って刺客候補を擁立するなど、えげつない選挙戦を展開したのだ。

 名護市会議員選挙では、県選出・出身自民党国会議員や自民党本部派遣の国会議員らも動員された。もちろん、私も社民党公認・推薦候補の応援に走り回ったし、自民党本部や県連所属国会議員の応援それ自体を咎めるつもりは毛頭ない。

 言いたいのは、一地方議会議員の選挙でありながら、国政課題に直結する選挙として重要視されていた、ということである。

 結果は、定数27に対し、35人が立候補。辺野古新基地建設反対を公約に揚げた稲嶺市長与党は14人、辺野古新基地建設容認・推進派の野党が11人、公明党(辺野古新基地建設には反対する中立派)2人―が当選した。 

 「再三再四」という言葉があるが、名護市民が辺野古新基地建設反対の揺るぎない民意を示したのは、これで4度目(市長選2回、市議選2回)である。

 ところが、菅義偉官房長官は名護市議選の結果、辺野古新基地建設に反対する稲嶺市長与党が過半数を占めたことについて「市議選はその一点(建設の是非)だけの結果ではない。辺野古建設は粛々と進める」と記者会見で強弁している。

 江渡聡徳防衛大臣も9月8日の記者会見で次のように語っている。

 「7日に投開票された名護市議選で、同市辺野古への移設に反対の立場を取る当選者が過半数を占めたことについて、直接の言及は控えるとした上で『地域経済をはじめ、多くの施策について各候補者が主張し、争われたとも考えている。そうした結果であろうと私自身は受け止めている』と述べ、辺野古建設が大きな争点になった結果ではないとの認識を示した」―。(9月9日付沖縄タイムス)

 菅官房長官よ、江渡防衛大臣よ、何を寝惚けたことを言っているんだ。再三再四にわたり示された名護市民の揺るぎない民意を尊重し、実現するのがお前さん(大臣)たちの使命ではないか。しかも、菅官房長官は第二次安倍改造内閣で「沖縄基地負担軽減担当」という何ともおどろおどろしいインチキ肩書きまで拝命しているではないか。

 9月8日付琉球新報社説は「民意はまたも示された」「辺野古断念は理の当然だ」との見出しを付し、名護市議選の結果を受けて次のような論陣を張る。

 「2010年の市長選、市議選も含めると再三再四、建設拒否という地元名護の民意は示されているのだ。民主主義国家を標榜(ひょうぼう)するのなら、日米両政府は辺野古建設を断念すべきだ」

 「もし今回、野党が過半数を占めていたら、政府は躍起になって『名護市民の本音は建設受け入れだ』と言いはやしたはずだ。それを移設強行の論拠にしたであろうことは、想像に難くない。

 それなら今回、逆の結果が出たのだから、政府は『市民の民意は移設反対だ』と言明すべきだ。移設作業を中断するのが筋であろう。しかし政府は移設強行の姿勢をあくまで続ける構えだ。論理性はみじんもない」(中略)―と。

 「新聞は社会の木鐸たれ」との言葉があるが、名護市議選の結果を受けた多くのウチナーンチュの思いは、前記琉球新報社説のとおりだろう。

 言うまでもなく、わが国は民主主義国家である。民主主義社会を構成するうえで、大前提となるのは、国政(政権)運営における民意の尊重である。憲法の理念も民主主義の実現を謳っている。

 だが、安倍政権の対沖縄政策は対米隷従で、反民主主義的な独裁政治そのものである。独裁政治の下では、民衆の意思表示=沖縄の選択は抑圧または無視され、反対派は何らかの形で排除される。

 概して、独裁政治体制下では法治主義と政治的自由は否定されるものだ。結果として、民衆(個人)の自由と権利は著しく制限もしくは排除される。

 私は、8月27日の憲法コラム「民意を無視する政権と政権を拒否する沖縄」で、ウチナーから安倍政権への「民意の反乱」が起こっている、と書いた。そのことは、9月7日に投開票された名護市議選の結果でも明白になった。

 「辺野古新基地建設反対」というウチナー発の安倍政権への「民意の反乱」は間断なく続いているのだ。

 もし、安倍政権が「辺野古新基地建設反対」の民意を無視して独裁政治を続けるならば、ウチナーとウチナーンチュの怒りは、在沖米軍基地の全面撤去運動へと向かい、日米安保体制そのものを揺るがすだろう。そのような予測が確実に立つ。

 それにしても、名護市民をはじめとするウチナーンチュの民意を無視し、辺野古新基地建設を前提にしたボーリング調査を強行する安倍政権は「苛政は虎よりも猛し」だ。

 11月の知事選に向け、ウチナーンチュに襲い掛かる虎より恐い安倍政権と仲井真知事の「苛政」と闘い、ウチナーに真の民主主義を取り戻したい。いや、必ず勝って取り戻す。

 「明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる」(故岡野加穂留・元明治大学学長、政治学者)ことを信じて。

 いや、信じて待つだけの「政治業者」としてではなく、ウチナーうまんちゅ(御万人)と共に主体的で創造的な闘いをつくり出す政治家として、その使命を果たしたい。

(2014年9月10日 社民党衆議院議員 照屋寛徳)


会社から重要資料を開示させる~「非正規差別撤廃」メトロコマース第3回裁判

2014年09月09日 | Weblog

(以下レイバーネットから)

会社から重要資料を開示させる~「非正規差別撤廃」メトロコマース第3回裁判

 

9月8日午後4時から、東京地裁で非正規差別撤廃を求める東京東部労組メトロコマース支部の第3回裁判(吉田徹裁判長)があった。法廷は715号で、少し広めでゆったりした感じ。傍聴席は52席ある。開始10分前には、支援者で傍聴席は埋まり、入りきれない人が10人以上も出た。原告席には弁護士4人と原告のメトロ売店員4人が座る。すべて女性だ。原告席が全員女性という光景は筆者は初めて見た。一方被告席は黒いスーツ姿の2名の男性弁護士のみ、東京メトロの代理人である。しかも、かれらは開廷ギリギリ1分前に入廷するという「やる気のなさ」を見せていた。この日の裁判は、準備書面の確認が主で、次回の日程を決めてわずか18分で閉廷した。

その後、隣りの弁護士会館で報告会が開かれ、50人以上が集まった。同じ「労働契約法20条」による差別撤廃裁判を起こしている郵政労働者も多数駆けつけた。

裁判はあっけなかったが、じつは大きな成果があった。それは第2回裁判で会社側を徹底して追及した結果、会社側が9月1日に「正社員の賃金体系」「就業規則」などの資料を開示してきたことだった。東京東部労組・須田光照書記長は「これまで5年間団交で資料開示を求めてきたが、いっさい拒否されてきた。それが今回裁判を起こしてやっと入手できた。その資料でわかったことは、正社員には実務年数や人事考課で昇給していく職務給、年齢とともに月収が1000円ずつ上がる年齢給、資格・成果手当、住宅手当、家族手当などが支給されていることだ。これらは契約社員Bには一切支給されていないものばかり。これら契約社員との差別を裏付ける資料を分析して、次回裁判以降、われわれの主張を全面的に展開していきたい」。

当該の4名のメトロコマース組合員が一人ひとり感想と決意を述べた。疋田節子さん(右から二人目)は「私にも息子がいる。5千円でも1万円でも家族手当があったらどんなに助かることか。家のローンだってある。同じ仕事なのだから同じ待遇をしてほしい。この裁判は絶対に負けられない」と訴えた。

後呂良子委員長(写真上)は「だれも傍聴に来てくれないかもしれないと思って、きのうは眠れなかった。でもこんなに来てくれて本当にうれしい。休みをとって来てくれた人も多いと思うが、裁判があっというまに終わり申し訳ない。民事裁判ってこんなものなのか。もっと時間をとって、法廷で当事者が話せるような裁判に変えていきたい」と述べた。また「最近、メトロで働く電車運転士が私の売店に激励に来てくれた。DVD『メトロレディーブルース』を観たという。本当にうれしくて元気が出た」という話を披露した。会議室にぎゅうぎゅう詰めの支援者からは大きな拍手が起きた。メトロコマース支部が「非正規差別撤廃」裁判を始めたことが、メトロ内外にジワジワ広がっていることを窺わせた。

次回第4回裁判は、10月23日(木)11時30分、東京地裁705号法廷と決まった。会社側資料をもとにして、非正規差別実態の告発と弁論がいよいよ本格的に開始される。また11月22日には都内で『メトロレディーブルース』大上映会が企画されており、世の中に向けて大きく発信していく準備も始まった。(M)


非正規労働者の活動から学ぼう

2014年09月04日 | Weblog

友好労組・団体・個人の皆様

全国一般東京東部労組の須田です。

東京メトロの地下鉄駅売店で働く非正規労働者の女性たちでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が、正社員との差別をなくすために今年5月1日に賃金差額の支払いを求めて提訴した裁判の第3回口頭弁論が9月8日に行われます。

被告会社のメトロコマースは、これまで原告ら契約社員Bと正社員・契約社員Aとの間でどれぐらいの賃金格差を設けているかという実態を明らかにしませんでした。しかし、この間、ようやく正社員の賃金体系について部分的に開示してきました。それらの資料によると、正社員には実務年数や人事考課で昇給していく職務給、年齢とともに月収が1000円ずつ上がる年齢給、資格・成果手当、住宅手当、家族手当などが支給されていることが明らかになりました。

これらは契約社員Bには一切支給されていないものばかりです。深夜労働手当も契約社員Bは法律どおりの25%増しであるにもかかわらず、正社員は35%増しになっています。非正規労働者は実績を上げても年齢を重ねても昇給されません。
同じように家賃や家のローンも払って、なぜ住宅手当が出ないのでしょうか。家族を扶養しても、なぜ家族手当が出ないのでしょうか。

9月3日に行われたメトロコマースとの団体交渉でも、この点を組合側が厳しく追及しましたが、会社側担当者は「正社員は長期雇用を前提にしているから」「(非正規労働者とは)役割と責任が違うから」というまったく説得力がない主張に終始しました。契約社員Bは有期雇用契約を結んでいますが、その実態は10年以上の長期にわたって反復更新しています。正社員と同じ「長期雇用」そのものです。役割と責任も同じ店舗で同じ仕事をしている以上、変わるわけがありません。

結局、会社の主張の延長上には「契約社員Bが契約社員Bだから、正社員は正社員だから賃金に格差があるのだ」と言っているだけなのです。これを差別と呼ばずに何と言えばよいのでしょうか。

メトロコマース支部は団交、裁判、大衆闘争などで東京メトロ・メトロコマースに「非正規労働者への差別をやめろ!」と強く迫っていきます。9月8日の裁判に皆さんの支援傍聴をよろしくお願いいたします。裁判後にはとなりの弁護士会館で報告集会を行いますのでご参加ください。

<裁判>
■日時:2014年9月8日(月)午後4時
■場所:東京地裁4階 419号法廷
(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口から徒歩1分)

<報告集会>
■日時:2014年9月8日(月)午後4時30分ごろ
※裁判終了後ただちに移動して行うため開始時間が多少前後する可能性があります
■場所:弁護士会館10階 1002号(東京都千代田区霞が関1-1-3)

<連絡先>
全国一般東京東部労組 書記長:須田光照
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org


シュワブ・ゲート前で市民ら集会 潜水調査確認  琉球新報を読む

2014年09月01日 | Weblog

シュワブ・ゲート前で市民ら集会 潜水調査確認

2014年9月1日 

沖縄防衛局が設置した仮設鉄柵の前で「新基地反対」と声を上げる市民ら=9月1日午前11時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前

 普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に抗議する市民らは1日、米軍キャンプ・シュワブの第1ゲート前で集会を開いた。約110人が集まり、「埋め立てやめろ」「カヌー隊頑張れ」と声をそろえた。大浦湾のフロート周辺に防衛局の調査船が複数あり、5、6カ所で潜水調査をする様子が確認された。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は7、8月の活動を振り返り「刑特法を使った政府の脅しをはねのけた」とカヌー隊を激励した。さらに「カヌー隊を後押ししているのはゲート前からの声や8割が反対する県民世論だ」と続けると拍手が起こった。
 正午ごろには「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」の関係者約180人が辺野古漁港の座り込みテントを訪れた。【琉球新報電子版】


20日に辺野古の浜辺で抗議集会  (沖縄タイムスを読む)

2014年09月01日 | Weblog

20日に辺野古の浜辺で抗議集会

2014年9月1日 19:37
 

 8月23日に名護市辺野古の新基地建設着工で政府に抗議する集会をキャンプ・シュワブゲート前で開いた野党国会議員や県議らは1日、那覇市内で実行委員会会議を開き、20日午後2時に辺野古の浜辺で再度集会を開催することを決定した。辺野古漁港に隣接する浜辺を会場に2千人以上の参加を呼びかける。

 実行委は8・23集会で那覇市沖縄市からバスを運行したが、次回20日の集会はより多くの人が乗車できるよう複数の市町村から出発するバスの手配を進めている。詳細は9日にも予定する会見で発表する。

 同時並行で検討を進めている万人規模の集会は10月中旬を予定し、会場は名護市の21世紀の森で開催する案が出ている。