徳之島推進派、平野前長官に100万円要求
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県・徳之島への基地機能移転を求める市民団体が、今年5月に平野博文・前官房長官と会談した際、活動資金100万円を提供するよう求めていたことが10日、わかった。
市民団体は、島民や島出身者約20人でつくる「基地誘致推進協議会」。会談は5月16日に鹿児島市内で行われ、協議会員ら14人が出席した。同協議会の谷岡一会長らによると、その際、協議会幹部の一人が「メンバーの旅費や推進を呼びかけるチラシ代などとして、100万円ほど出してほしい」と求め、請求書を渡した。翌日、政府関係者から谷岡会長に電話があり、「活動費の話は聞かなかったことにしましょう」と断られたという。
(2010年8月11日03時20分 読売新聞)