市の主人公は市民! しっかりと公表してほしい。
病院建て替え費なぜ5割増…ゼネコン名公表へ
福岡市立こども病院・感染症センターの人工島(東区)移転計画決定の経緯を検証する調査委員会が20日開かれた。
市は現在地(中央区)建て替えの試算額を1・5倍に増額したことについて、積算時に意見を聞いたとするゼネコン3社の社名を次回3月6日の会合で公表する方針を示した。
この問題では、「ゼネコンにどう聞き取りをしたのか」との疑問からゼネコン社名の公表を求める声があるが、市側は20日の会合で「非公表を前提に意見を聞いた。議会にも公表していない」と説明。これに対し委員長の北川正恭・早稲田大教授は「市役所の理屈」と批判、大半の委員も同調した。ゼネコン側の同意がなくても公表する方針。
市は2007年、コンサルタント会社が現地建て替えの費用を試算したが、ゼネコンからの聞き取りも実施。人工島へ移転する場合の1・5倍(128億3000万円)に増額し、その後に人工島移転を決めた。
(2011年2月23日05時01分 読売新聞)