駐日アラブ各国大使 日本にイスラエルへガザでの虐殺を止めるよう働きかけ要請
Saturday, July 12, 2014
パンオリエントニュース
東京 - 駐日アラブ各国大使で構成される在京アラブ外交団は、11日、臨時の会合を開き、イスラエルの大規模空爆が続くパレスチナ自治区ガザでの状況について、イスラエルにガザの人々への『残虐な攻撃』を直ちに止めさせよう強く働きかけることを訴えた。以下が声明にて発表された内容である。
在京アラブ外交団は、2014年7月11日に駐日パレスチナ大使館で臨時に開催された会合において、緊迫するパレスチナのガザ情勢について、パレスチナ市民が現在進行形でイスラエルの残忍な軍事攻撃の被害に遭っていること、そして72時間以内に何百人もの無辜なパレスチナ人、主に女性や子供が負傷・殺害されていることについて話し合った。
同外交団は、人道的被害が著しいガザの現況、またそれによる中東地域全体への余波に関して強い懸念を示した。そして、以下の4点を日本政府に呼びかけた。
1. 長年アラブ諸国と友好関係を築いてきた日本政府に対し、パレスチナ自治区を占領し続けるイスラエル軍に対し、無辜なパレスチナ市民殺害を即時止めるよう働きかけることを要請
2. 全ての人道支援機関、そしてNGOに対し、苦境の最中にあるガザの人々に対し最大限の人道支援を行うよう要請
3. 日本政府に対し、イスラエルによるパレスチナ人への深刻な人権侵害について国連人権委員会が早急に臨時の会合を開くことを訴える働きかけを支援することを要請
4. 日本政府に対し、パレスチナーイスラエル間で中断された和平交渉が再開されるよう、そして国連安保理決議とアラブ和平イニシアティブに則った二国家解決を目指す包括的、そして継続的な同意が二カ国間で成立するよう継続して働きかけることを要請
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