副代表に食ってかかられた「脱原発」菅前首相
民主党が31日開いた常任幹事会で、将来的な「原発ゼロ」を唱える菅前首相に対し、田中慶秋副代表が面と向かって批判した。
菅氏は「(首相官邸前でのデモなどで)多くの国民が原発問題で、意思表明している。党としても声を受け止めることが必要だ」と述べ、持論を展開した。
これに対し、原発エネルギーの活用を重視する旧民社党グループの田中氏は、「菅氏は『脱原発をマニフェストに明記すべきだ』と発言しているが、党に確認してから発言してほしい」と食ってかかった。
菅氏はこの後、原発再稼働に対する首相官邸前での抗議活動を呼び掛けている市民団体と面会した。菅氏は、野田首相と市民団体との面会について「実現する可能性は十分ある。その段取りは色々な方と相談して進めたい」と協力を申し出たうえ、「原発をやめることにつなげたい」と語った。 (2012年7月31日21時29分 読売新聞)
社民党の脱原発政策http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/energy/data/energy2011_02.pdf