オスプレイ:佐賀空港配備 「バルーンの街にいらない」 市民ら計画反対でデモ行進 /佐賀
毎日新聞 2014年08月31日 地方版
佐賀市役所前の公園で30日、開かれた陸上自衛隊に導入予定の垂直離着陸輸送機オスプレイなどの佐賀空港(佐賀市)配備計画に反対する総決起集会。市民団体や労働組合員ら計約600人(主催者発表)が参加し、県庁までの約2キロをデモ行進した。【松尾雅也】
佐賀県平和運動センターが主催。同センターの原口郁哉議長は、防衛省が来年度予算の概算要求に配備関連経費109億円を計上したことなどに「県民を愚弄(ぐろう)した態度だ。佐賀空港の基地化は国の強引な乗っ取りだ」と批判。沖縄県平和運動センターの大城悟事務局長も参加し、政府が佐賀空港への訓練移転などを計画している米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のオスプレイについて「既にルール違反の飛行が確認されている。日本政府のいいなりになってはならない」と報告した。
参加者は「佐賀空港の軍事拠点化反対」「バルーンの街・佐賀にオスプレイはいらない」などとシュプレヒコールを上げながら、市街地を行進した。