滝川薫の未来日記

スイスより、持続可能な未来づくりに関わる出来事を、興味がおもむくままにお伝えしていきます

10月24日(火)第8回SJSウェビナー「地域のエネルギー自立を支える支援組織、エネルギー研究所フォアアールベルク」

2023-09-12 17:17:51 | お知らせ


オーストリア西端のフォアアールベルク州は、欧州でもエネルギー自立の先進地域。拙著の中でも何度も紹介し、専門視察でも頻繁に訪れてきた地域です。

エネルギー研究所フォアアールベルクは、同州に1985年に中立機関として設立された半公共のNPO協会です。当初は地域の建築の省エネルギー化やエコロジー化を主要テーマとして、施主へのアドバイスや建設関係者の教育を行っていました。

現在では、州や基礎自治体、地域企業、建築関係者や施主の中立のパートナーとして、地域からのエネルギー大転換を実施していくための中間支援組織に発展。50人の専門家が働く研究・コンサルタント機関、地域のブレインとなっています。

SJS第8回ウェビナーでは、1989年から同機関に勤め、現所長であるヨゼフ・ブルチァーさんに、エネルギー研究所フォアアールベルクの成り立ち、組織、機能やサービスについてお話頂きます。

共同主催は、日本でも地域からエネルギー大転換を実施していくには、地域の中間支援組織の存在が重要であるという認識を持つNPO法人気候ネットワーク様です。

日時:10月24日(火)17時~19時00分
講師:ヨゼフ・ブルチァー、エネルギー研究所フォアアールベルク所長
タイトル:地域のエネルギー自立を支える支援組織『エネルギー研究所フォアアールベルク』~オーストリアでの取り組みの最前線からの報告~
場所:ZOOMオンライン
参加費:無料
主催:NPO法人気候ネットワーク × スイスー日本サステナビリティ交流会(SJS)



【講師】
ヨゼフ・ブルチァー 
1959年生まれ。機械工学エンジニア。グラーツ工科大学で機械工学(蒸気・熱分野)を卒業。後にインスブルック大学でマーケティング課程を修了。
80年代後半に大学研究所でのヒートポンプ技術の研究や、企業での熱源設備の開発・製造に携わる。1989年からエネルギー研究所フォアアールベルクのプロジェクト担当者と副経営者を務める。
以来2011年までに、住宅建築のエネルギーアドバイスに携わる40人のエネルギーアドバイザーのネットワークを運営。州内16箇所の地域エネルギーアドバイス所をコーディネートし、エネルギーアドバイザーの教育・継続教育プログラムの策定と実施、エネルギー研究所の広報活動等に携わる。
2011年からエネルギー研究所フォアアールベルクの経営者を務める。


【気候ネットワークの「脱炭素地域づくりを進める中間支援組織」三回連続セミナー】
第8回SJSウェビナーは、NPO法人気候ネットワークによる三回連続セミナー「脱炭素地域づくりを進める中間支援組織の仕組みと体制」の第二回目として開催されます。連続セミナー第一回目は9月25日(月)開催となっており、ブルチァーさん講演の背景となる状況を学ぶことができます。

写真提供:Energieinstitut Vorarlberg
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