日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

餅は餅屋、教材は教材屋という話

2008-03-18 | 覚え書き(メイン)

以前、地球をオレンジに月をピンポン球に例えた話を書いた

そしたらそれを見た「鳥が好き森が好きな同僚」が

こんなのを持っていますと見せてくれたものがある

Dsc05886

すっごーい

一億分の一スケールの地球だ

Dsc05881

ちゃんと月も付属している

Dsc05885

月から地球までの距離が3.8m!

こんな教材がちゃんと売っているんだね

環境地球儀 ブルー テラ 環境地球儀 ブルー テラ
価格:¥ 3,465(税込)
発売日:

これを個人で買って所持している同僚に

理科教育の未来の明るさを感じた日

明日は卒業式也

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啓蟄過ぎて

2008-03-17 | 写真

寒さも和らいできた

虫も這い出してきたかなと定点観測に出かけたが

飛んでいるのは杉花粉だけ(多分ね)

でもかすかな春の足音

Dsc05870

Dsc05871

オオイヌノフグリやヒメオドリコソウの先遣隊が

顔を出し始めている

十日ほどすれば一面に群生することになるけど

先遣隊は探さなくては見えないほど少なかった

明日は修了式也

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リバウンドムーン

2008-03-16 | 写真

三日月以降の

太り始めた月を撮っているのだが

コンディションが一定しない

3月11日四日月(月齢3)

4

3月12日五日月(月齢4)

5

3月13日六日月(月齢5)

136

3月15日八日月(月齢7)

158

2月16日九日月(月齢8)

169

このあたりの月姿には異名が無い

かろうじて3月14日が「上弦の月」だったのに

厚い雲に隠れてしまっていた

 

新月を月立ち(つきたち)

すなわち一日(ついたち)月と呼んでいるが

月齢は新月が0として数えるので

三日月の月齢が2とか紛らわしいことになっている

満年齢と数え年の違いに似ている

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鮭稚魚 よちよち歩き

2008-03-14 | 覚え書き(メイン)

鮭の稚魚の現在の様子

Dsc05847

孵化直後と比べて

青魚らしくなってきた

石の間にコソコソ隠れていたのが

水槽の中間くらいを泳ぐようになった

Dsc05848

まだ鮭には見えないがおなかのイクラは小さくなった

やがて全部腹部に吸収されてしまう

来週あたりからエサをやらなくてはならないようだ

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多数意見が反映されるとは限らない

2008-03-13 | 覚え書き(メイン)

学校に出入りしている教材屋さんのぼやき・・・

ある高校に電子辞書を斡旋しているのだそうだが

どうしても扱ってくれないのだそうだ

「百科事典を始め、国語辞典と漢和辞典と英和と和英と

 古語とことわざ・日本史・世界史・生物・物理・化学

 その他の辞典が250gにおさまり

 それらを全部買うより値段も安い

 検索も早い」

利点を並べても採用してくれないとボヤいていたのだ

電子辞書の是非についてはここでは何も触れないが

その後の話が興味深かった

「一人一人の先生に話を聞くと

 『私は電子辞書が良いと思うんだけどねえ』

 どの教科の先生も言うんですよ」

あ~あるある

誰も望んでいない筈の結末にまっしぐらの状況

お互いに「空気を読みすぎて」本音で語らないものだから

多数の意見が反映されないという・・・

 

この状況に名称があるのかなと思って検索したら

「アバリンパラドクス」という奴が近いのかな

(ヒット数が少ないから誰かのホラの可能性も捨てられない)

 

あえて空気を読まない勇気も必要なのだろうなあ

たとえ非国民とののしられようと・・・

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宇宙ステーションの低さ

2008-03-12 | 覚え書き(メイン)

昨日は宇宙ステーションの高さを

地球のモノサシで測ってみたが

月との位置関係が今一つ伝わりにくかったので

今度は月軌道のスケールで考えてみたい

Dsc05834

地球をオレンジの大きさと考えると

月は黒板の向こう端に置いたピンポン球にあたる

月への距離の十分の一の距離では静止衛星が

オレンジの周りをぐるぐるまわっている・・・

さて「エンデバー」が目的地としている

国際宇宙ステーションはどの辺にあるのだろうか

Photo

オレンジの皮の辺りだった・・・・

全然遠くないじゃん ○| ̄|_

栄光のアポロ計画が終わって以来

人類はスペースシャトルに乗って

皮の辺りでウロウロしているだけなのだ

青カビみたいなもん?

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宇宙ステーションの高さ

2008-03-11 | 覚え書き(メイン)

スペースシャトル「エンデバー」が宇宙へ飛びたった

まずは成功を祝いたい

今回の役目は

実験施設「きぼう」を国際宇宙ステーションに取りつける事

国際宇宙ステーションってどのくらい高いところにあるのだろう

図にしてみた

私のノートパソコンで約1/1000000の縮図だ

Photo_2

 

 

 

宇宙ステーションが

飛んでいる辺りは

薄いけれども

空気があるので

摩擦で次第に

落下する

そのため

定期的に噴射して

落下を防ぐそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙(そら)は実に

すかすかである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大気圏再突入で

熱くなるのはこの辺り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘機の限界高度

 

 

旅客機の限界

普通の雲の高さ

 

この図を見ると宇宙ステーションって

ずいぶん高いところにあるんだなあという印象を持つが

実は気象衛星「ひまわり」などはもっと高いところにある

3万6千kmの高度だから

この図の縮尺でいうと36m上空で静止している

「月」に至っては38万km彼方なので

380m上空にある

これだけ縮小しても

東京タワーを越える高さ

「月」って遠い・・・

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三日月

2008-03-10 | 写真

満月以来しばらく

月の写真をのせていなかったが

飽きた訳ではない

待ち切れなかったのだ

満月の次の日十六夜の月

Dsc04993

薄曇りで観測条件が悪かったが

この日(月の出8時頃)まではチェックできていた

その後

十七日の立待月

十八日の居待月

十九日の寝待月

二十日の更待月 

と月が痩せていくにつれて

月の出が遅くなり

私には待つことができなかったのである

毎日の月の出の遅れは意外に大きく

前日出た時刻より50分も待たねば月が出て来ない

更待月までいくと午前零時頃にならなくて会えないのだから

早寝の私には無理である

そしてようやく月は太陽を通過して

夕方に見かけるようになった

今日が月齢2日の三日月である

Dsc05747

三日月って花王のマークを連想するのだが

実はイメージよりずっと細い・・・

今夜も観測条件は悪い

三日月はあっというまに森の下へ消えていった

Dsc05756

これからどんどん太っていく月が楽しみである

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水の結晶

2008-03-09 | ニセ科学

水の分子の結晶構造が六角柱になることまで話した

もう少しマクロな話になっても基本は六角柱である

Photo

それがどうしてあんなに多彩な雪の結晶になるのか

もう一度分子を見る目で見なくてはならない

Photo_2

水が凍り始めると

間近にある水分子がきれいに整列していき

原初の氷の周りに

水蒸気の薄くなる部分が球形にできる

その後は空気中の水分子がくっついて

結晶を大きくしていくわけだが

水分子も無駄な労力を使いたくないので

手っ取り早くくっつける場所に並んでいくわけだ

それは六角形の角の部分になる

自然界は意外に怠け者揃いで

天体から素粒子まで

「いかにエネルギーを使わないですむか」

が行動原理だったりする

・・・半径5m以内で結婚相手を選ぶみたいなもんだな

そういうわけで

Photo_3

六角形のそれぞれの角にあらためて結晶が形作られたりする

Photo_4

その子六角形のまわりに孫六角形ができたりもする

5

六角柱や鼓型になることもある

その形は気温と水蒸気量によって決まることを

中谷宇吉郎博士が地道な人工雪研究の末に

中谷ダイアグラムとしてまとめた

 

けっして水は

「ありがとう」という言葉等に反応して

形を変えたりするのではない

自然の造型を自然のままに愛でるべきである

道徳を教えるのに都合がよいからと

安易に「水伝」を子供達に伝えることは

中谷を始めとする何人もの

真面目な研究者の仕事を冒涜するものである

全国の先生がたに心して頂きたいものだ

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六角形の水の結晶

2008-03-08 | 分子模型図鑑

昨日の氷の結晶が六角形になった理由を考える

分子から考えてみよう

水の分子はこんな形をしている

Photo

酸素を挟んで2つの水素原子が

104.5度の角度で結びついている

分子内の電子密度は均一ではなく

酸素にひっぱられて酸素側がマイナス

水素側がプラスにチャージしている

これはちっちゃな磁石のようなもので

磁石をいっぱい一緒にすれば

ぐちゃっと極を揃えてくっつくように

水分子も凍るときに規則正しく並んでいく

Ice

その規則正しい結晶構造は十数種類見つかっているが

オーソドックスなものは上の図のように

六角形を基本としているのだ

立体としてみれば六角柱である

この時結合の角度はおよそ109度まで広がる

Photo_2

六角柱を基本としてどんどん水分子が繋がっていき

六角柱の氷の結晶ができあがっているのだ

では雪印のような

樹枝はどうして現れるのだろうか

明日に続く

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