以前、地球をオレンジに月をピンポン球に例えた話を書いた
そしたらそれを見た「鳥が好き森が好きな同僚」が
こんなのを持っていますと見せてくれたものがある
すっごーい
一億分の一スケールの地球だ
ちゃんと月も付属している
月から地球までの距離が3.8m!
こんな教材がちゃんと売っているんだね
環境地球儀 ブルー テラ 価格:¥ 3,465(税込) 発売日: |
これを個人で買って所持している同僚に
理科教育の未来の明るさを感じた日
明日は卒業式也
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すっごーい
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理科教育の未来の明るさを感じた日
明日は卒業式也
三日月以降の
太り始めた月を撮っているのだが
コンディションが一定しない
3月11日四日月(月齢3)
3月12日五日月(月齢4)
3月13日六日月(月齢5)
3月15日八日月(月齢7)
2月16日九日月(月齢8)
このあたりの月姿には異名が無い
かろうじて3月14日が「上弦の月」だったのに
厚い雲に隠れてしまっていた
新月を月立ち(つきたち)
すなわち一日(ついたち)月と呼んでいるが
月齢は新月が0として数えるので
三日月の月齢が2とか紛らわしいことになっている
満年齢と数え年の違いに似ている
鮭の稚魚の現在の様子
孵化直後と比べて
青魚らしくなってきた
石の間にコソコソ隠れていたのが
水槽の中間くらいを泳ぐようになった
まだ鮭には見えないがおなかのイクラは小さくなった
やがて全部腹部に吸収されてしまう
来週あたりからエサをやらなくてはならないようだ
学校に出入りしている教材屋さんのぼやき・・・
ある高校に電子辞書を斡旋しているのだそうだが
どうしても扱ってくれないのだそうだ
「百科事典を始め、国語辞典と漢和辞典と英和と和英と
古語とことわざ・日本史・世界史・生物・物理・化学
その他の辞典が250gにおさまり
それらを全部買うより値段も安い
検索も早い」
利点を並べても採用してくれないとボヤいていたのだ
電子辞書の是非についてはここでは何も触れないが
その後の話が興味深かった
「一人一人の先生に話を聞くと
『私は電子辞書が良いと思うんだけどねえ』と
どの教科の先生も言うんですよ」
あ~あるある
誰も望んでいない筈の結末にまっしぐらの状況
お互いに「空気を読みすぎて」本音で語らないものだから
多数の意見が反映されないという・・・
この状況に名称があるのかなと思って検索したら
「アバリンパラドクス」という奴が近いのかな
(ヒット数が少ないから誰かのホラの可能性も捨てられない)
あえて空気を読まない勇気も必要なのだろうなあ
たとえ非国民とののしられようと・・・
スペースシャトル「エンデバー」が宇宙へ飛びたった
まずは成功を祝いたい
今回の役目は
実験施設「きぼう」を国際宇宙ステーションに取りつける事
国際宇宙ステーションってどのくらい高いところにあるのだろう
図にしてみた
私のノートパソコンで約1/1000000の縮図だ
宇宙ステーションが
飛んでいる辺りは
薄いけれども
空気があるので
摩擦で次第に
落下する
そのため
定期的に噴射して
落下を防ぐそうだ
宇宙(そら)は実に
すかすかである
大気圏再突入で
熱くなるのはこの辺り
戦闘機の限界高度
旅客機の限界
普通の雲の高さ
この図を見ると宇宙ステーションって
ずいぶん高いところにあるんだなあという印象を持つが
実は気象衛星「ひまわり」などはもっと高いところにある
3万6千kmの高度だから
この図の縮尺でいうと36m上空で静止している
「月」に至っては38万km彼方なので
380m上空にある
これだけ縮小しても
東京タワーを越える高さ
「月」って遠い・・・
満月以来しばらく
月の写真をのせていなかったが
飽きた訳ではない
待ち切れなかったのだ
満月の次の日十六夜の月
薄曇りで観測条件が悪かったが
この日(月の出8時頃)まではチェックできていた
その後
十七日の立待月
十八日の居待月
十九日の寝待月
二十日の更待月
と月が痩せていくにつれて
月の出が遅くなり
私には待つことができなかったのである
毎日の月の出の遅れは意外に大きく
前日出た時刻より50分も待たねば月が出て来ない
更待月までいくと午前零時頃にならなくて会えないのだから
早寝の私には無理である
そしてようやく月は太陽を通過して
夕方に見かけるようになった
今日が月齢2日の三日月である
三日月って花王のマークを連想するのだが
実はイメージよりずっと細い・・・
今夜も観測条件は悪い
三日月はあっというまに森の下へ消えていった
これからどんどん太っていく月が楽しみである
水の分子の結晶構造が六角柱になることまで話した
もう少しマクロな話になっても基本は六角柱である
それがどうしてあんなに多彩な雪の結晶になるのか
もう一度分子を見る目で見なくてはならない
水が凍り始めると
間近にある水分子がきれいに整列していき
原初の氷の周りに
水蒸気の薄くなる部分が球形にできる
その後は空気中の水分子がくっついて
結晶を大きくしていくわけだが
水分子も無駄な労力を使いたくないので
手っ取り早くくっつける場所に並んでいくわけだ
それは六角形の角の部分になる
自然界は意外に怠け者揃いで
天体から素粒子まで
「いかにエネルギーを使わないですむか」
が行動原理だったりする
・・・半径5m以内で結婚相手を選ぶみたいなもんだな
そういうわけで
六角形のそれぞれの角にあらためて結晶が形作られたりする
その子六角形のまわりに孫六角形ができたりもする
六角柱や鼓型になることもある
その形は気温と水蒸気量によって決まることを
中谷宇吉郎博士が地道な人工雪研究の末に
中谷ダイアグラムとしてまとめた
けっして水は
「ありがとう」という言葉等に反応して
形を変えたりするのではない
自然の造型を自然のままに愛でるべきである
道徳を教えるのに都合がよいからと
安易に「水伝」を子供達に伝えることは
中谷を始めとする何人もの
真面目な研究者の仕事を冒涜するものである
全国の先生がたに心して頂きたいものだ
昨日の氷の結晶が六角形になった理由を考える
分子から考えてみよう
水の分子はこんな形をしている
酸素を挟んで2つの水素原子が
104.5度の角度で結びついている
分子内の電子密度は均一ではなく
酸素にひっぱられて酸素側がマイナス
水素側がプラスにチャージしている
これはちっちゃな磁石のようなもので
磁石をいっぱい一緒にすれば
ぐちゃっと極を揃えてくっつくように
水分子も凍るときに規則正しく並んでいく
その規則正しい結晶構造は十数種類見つかっているが
オーソドックスなものは上の図のように
六角形を基本としているのだ
立体としてみれば六角柱である
この時結合の角度はおよそ109度まで広がる
六角柱を基本としてどんどん水分子が繋がっていき
六角柱の氷の結晶ができあがっているのだ
では雪印のような
樹枝はどうして現れるのだろうか
明日に続く