日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

天人唐草(オオイヌノフグリ)

2007-02-22 | 写真

4年生の国語の教科書の一番最初に
こんな詩がのっている
(あ、どういうわけか東京書籍のにはないみたい)

 

春の歌 草野心平
ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずはつるつる。
かぜはそよそよ。

 

ケルルン クック。

 

ああいいにおいだ。

 

ケルルン クック。
ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいている。

 

ケルルン クック。
ケルルン クック。

 

春になった喜びを謳った詩なのだが
さて喜んでいるのは誰でしょう?

もちろんカエルだね

でイヌノフグリである

Dsc03493

SONYα100 + SIGMA100mmMACRO F2.8
ISO:400 f4 1/2500秒

 

1月末から咲き始めていたのだが
今日の陽気でうじゃうじゃ咲いていた
これはオオイヌノフグリ
平凡な花だ

 

いつもなら漢字名でタイトルを記入するのだが
「大犬の陰嚢」と書くのに躊躇したので
「天人唐草」の異名の方で紹介する
小さな小さな花で

 Dsc03417

こんな風に咲いている
隣のハコベの花と見比べても
負けていない小ささだ

 

Dsc03518

 
この小ささと 地べた低く咲くために
撮影するのが難しい花だ
なかなか満足いく写真にならない

 

Dsc03508

これらの写真は自分も地べたに
寝そべるようにして撮っている

 

Dsc03509

オオイヌノフグリのつぼみ
じっくり見たことがなかったが
アサガオのつぼみに似ている

 

Dsc03479

生息環境がほぼ同じハコベの花
春の七草の一つだね

 

Dsc03520
 

これは同じ距離感で撮ったタンポポ
オオイヌノフグリの小ささが
わかっていただけただろうか

コメント (5)
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